脳疲労に気づいて対処しよう!~だれでも簡単!疲労回復・活性化の巻~
2017/09/28
目次
脳疲労の果てにうつ病があるのかもしれない
こんにちは、青年A(@seinen1234)です。
昨日は大阪・新世界の串カツ名店「八重勝 (やえかつ」に行って参りました。
老舗でコテコテの大阪のお店。
店員さんのゴリゴリの雰囲気に圧倒されます(笑)
15時頃に行ったにも関わらず行列でした。
そのあと眠ってしまって記事の更新が出来ませんでした(^^;
本日もよろしくお願い致します。
こんな症状が気になっていませんか?
早速ですが、こんな症状でお困りではないでしょうか?
・夜なかなか眠れない
・ぐるぐるおんなじ考えが頭の中をまわる
・疲れがなかなか取れない
・食事がおいしいと感じにくくなってきた
・記憶力が弱まってきた
・何をするのも億劫に感じる
・やる気が出ない
こういった症状はもしかすると、「脳疲労」が原因かもしれません。
疲れは2種類ある
疲れは大きく2つに分類されます。
1、カラダの疲れ
これは分かりやすいと思います。
激しい運動をした後の疲れや重い物を持ったりしたあとの疲れなどです。
カラダを動かしたことによる疲れのことを指します。
しかし、疲れはこれだけではありません。
カラダを動かすことだけが疲れの原因なら、デスクワークなんかは疲れないはずです。
しかしデスクワークにも疲れはあります。
それがもう一つの疲れとなります。
2.ココロの疲れ
こちらが近年注目されています。
うつ病がその代表的な病気ですね。
納期へのプレッシャー
上司からのセクハラ、パワハラ
売上目標未達の恐怖
人間関係のいじめ、トラブル
これらはカラダの疲れではなくココロの疲れの原因となります。
この精神的疲労が蓄積して脳疲労を引き起こすということです。
脳疲労とは?
脳疲労とは一言でいうと、脳機能が正常に働かなくなった状態のことをいいます。
(難しい言葉でいうと「大脳新皮質と大脳旧皮質のバランスが崩れ、正常に機能しなくなった状態」)
簡単にいうと、「いつもと違う」という違和感がある状態ともいえます。
例えば、
・集中が続かない
・考えがまとまらない
・頭がぼーっとする
・意味もなくイライラする
・ちょっと動いただけですぐに疲れてしまう
・判断ができなくなっている
・いつまでたっても同じ考えにとらわれてしまう…など。
普段は出来ていたことが難しくなってしまっている状態と言えます。
脳疲労はココロの症状だけでなく、カラダにも症状があらわれます。
ココロとカラダは密接につながっているからです。
(うつはこころの病気というよりカラダの病気だと思う)
なぜ脳疲労を引き起こすのか?
それは脳を使いすぎているからです。
カラダを休まず動かし続ければケガのリスクが高まります。
脳もカラダの一部なので同じです。
考えすぎることによって脳も疲れてしまいます。
悩み事があった場合、ずっとそれについて考えてしまうことはないでしょうか?
例えば、好きな子にLINEを送ったのに既読も返信もつかない。
「僕は嫌われているんじゃないか?」
「どうして返信してくれないのだろう?」
と考えてばかりで情緒不安定になる。
(認知再構成法(コラム法)のやり方~あなたのその考えはほんとうに正しいのか?~)
あるいは受験勉強のために塾で勉強しまくっているのに、帰宅してお風呂にまでテキストを持ち込んで勉強する。
その繰り返しで頭がうまく働かなくなって塾で寝てしまう…など。
体を直接動かしているわけではないので、疲れに気づきにくく、知らない間に脳を疲労の限界まで追いやっていることがあります。
カラダの疲れはすぐに気づいても、脳の疲れ(脳疲労)には気づきにくい傾向にあるのです。
ぼくも同じです。
現代は情報にあふれています。
そして常に考えています。
仕事の内容もカラダを動かす労働から脳を動かす労働にシフトしつつあります。
そのため、脳疲労を引き起こす人が急増しているのです。
その結果がうつ病ということになります。
多すぎる情報、考えすぎる性格、頭をフル回転させる仕事…
これらによって脳が疲労していくのです。
脳疲労の簡易チェックリスト
あくまで簡単なチェックリストであって、ここの症状がないから脳疲労ではないということではありません。
(引用元:医療法人社団ブックス ブックスホリスティッククリニック東京)
参考にしてください。
脳疲労の対処法~お金は貯めてもストレスは溜めるな~
1.ぐっすり寝る
一番基本で一番効果のある対処法です。
人は眠ることによってココロもカラダも回復させているのです。
(うつの不眠を改善させる4つの方法:安心してください、ねむれます!)
2.目を閉じる
眠れないときは目を閉じるだけでも効果があります。
人間は情報の8割を「目から」受け取っているので、その情報を遮断するだけで脳の休息になります。
3.運動する
運動はほんとにオススメです。
詳細は「うつ病の運動療法~うつの人に運動を強くオススメする4つの理由~」で詳しく述べていますが、運動にはココロをリフレッシュさせる効果が研究で明らかになっています。
ここでいう運動とは有酸素運動(ランニングやジョギング、水泳など)をさします。
運動すると疲れるんじゃないかと思うかもしれません。
しかし、これがおもしろいことにそうではないのです。
もちろん続けられる強度の適切な運動は、ココロもカラダも健やかにします。
4.ストレッチする
ストレッチも効果的です。
毎日運動できれば良いのでしょうが、多忙の中、毎日運動するのが難しいこともあります。
そんなときはストレッチをしましょう。
ストレッチをするだけで血流が良くなり副交感神経を優位にしてリラックス状態へと導けます。
ストレッチはどのタイミングでも構いません。
(僕は寝る前にしています)
5.「考えない時間」をつくる
仕事中に考えないのは難しいので、オフの時はあえて考えない時間を作って脳を休ませてあげましょう。
カラダもそうですが、うまく休ませることによって回復し、機能も強化されるのです。
僕は入浴中とベッドの中では考え事をしないように決めています。
お風呂場にスマホを持ち込んだりしていませんか?
僕は持ち込んでいました(笑)
お風呂の中でも考え事をするのは良くないです。
考え事というのは何も難しいことだけではなく、検索したりSNSを見たりするだけでも十分刺激となってしまっています。
「考えない練習 (小学館文庫)」という本がベストセラーになりましたが、意識して考えない時間を作ってほしいです。
6.栄養のあるごはんを食べる
「「うつ病の毎日ごはん」~国立精神・神経医療研究センターの,うつに効く食べ物~」という本をご紹介していますが、食事は大切です。
医食同源という言葉があるくらいです。
食事があなたを作っています。
インスタントラーメンや牛丼ばかりの食事になっていませんか?
まさに僕の一人暮らしの時の食事です(笑)
7.自律神経系を整える
自律神経とは交感神経と副交感神経とで構成されています。
交感神経は興奮と覚醒を、副交感神経は沈静とリラックスを司っています。
このふたつの神経が絶妙なバランスによって健康が保たれているのですが、脳疲労の時はこのバランスが崩れてしまっていることが多いです。
詳しくは「自律訓練法とそのやり方:自律神経を整える心理療法」で解説していますが、自らこのバランスを整える治療法がありますので、お試しください。
誰でも簡単に取り組むことが出来ます。
8.笑う
笑うことは健康に良いことが科学的に証明されています。
まさに「笑う門には福来る」なのです。
(「笑う門には福来る」~笑いがもたらす4つの効果~)
笑うと幸せ物質「エンドルフィン」が出て緊張がほぐれてきます。
作り笑顔だけでも効果があります。
口角を上げて笑顔を作りだすことで、脳が「笑っている」と判断するのです。
笑った後に気分がすっきりとした経験があるかと思いますので、疲れた時は積極的に笑うように心がけましょう。
9.うつ病の治療をする
脳疲労が進行するとうつ病となることがあります。
どこまでが脳疲労で、どこからうつ病かの線引きは難しいです。
2週間以上症状が続くようでしたら、お早めに心療内科・精神科医を受診しましょう。
ぼくはうつ病を経験しましたが、随分長い間、脳疲労の症状に苦しんだ後に受診しました。
自分がまさかうつ病にかかっているとは思わなかったのです。
いや、うつ病という言葉すら知りませんでした。
(【闘病記】うつ病と顎関節症)
うつ病治療は、【治療法】うつ、顎関節症の治療法で詳しく紹介しておりますが、こころでは少しだけ記載しておきます。
・行動活性化療法とそのやり方~認知行動療法の1つ!「行動」を変えてうつ病を治す~
・認知再構成法(コラム法)のやり方~あなたのその考えはほんとうに正しいのか?~
・「問題解決療法」~認知行動療法の1つ!本当に感動した問題解決の方法!~
・アサーションとは?~I’m OK, You’re OK!な表現技法~
・うつ病の運動療法~うつの人に運動を強くオススメする4つの理由~
・認知行動療法とは?~認知行動療法を世界一分かりやすく解説しました~
おわりに~僕の話を少しだけ~
僕は以前、お風呂でも睡眠時でも考え事ばかりしていました。
「うつ、顎関節症」の治療本を読んだり、どうすればこの最悪の状況を脱出できるか考えたりしていました。
(【本】救ってくれたオススメ本)
その結果、そのことばかり考えるようになって「心の余裕」がなくなっていきました。
「うつ、顎関節症」のことが頭から離れず、家族との会話も楽しめませんでした。
疲労もたまるばかりでした。
ある時から「何も考えない時間」をつくることにしました。
するとリラックスできるのです。
そうしてから、「心の余裕」を取り戻すことが出来き、笑顔が増えました。
没頭することは良い反面、それ以外考えられなくなるという面もあります。
バランスが大切だと学びました。
運動も、小学校から大学1年生まで野球をしていましたが、それからはしていませんでした。
再開してから、これほど心と体に良いものだと気づかれました。
(激しい運動はきついですけど、マイペースだと続けられますねw)
脳疲労やうつ病になってしまう方は、のめり込みやすい方、1つのことばかり考えてしまう方が多いような気がします。
それは良い面と悪い面がある諸刃の剣のようなものです。
コントロールしなければなりません。
上手にオン・オフを切り替えながら、人生をイキイキと過ごしたいものですね!
(ストレスはためこまないでね!)
本日もありがとうございました。