うつ、顎関節症を治そう

~患者(私)の体験記と克服法について~

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スキャットマン・ジョンに学ぶ!吃音症(どもり)をプラスに変えた「全てのことには意味がある」という考え方

      2016/10/30

【つらいと嘆くのではなく「向き合う」ということ】

本日は、52歳でメジャーデビューした「スキャットマン・ジョン」についてご紹介します。

スキャットマン・ジョンは自身の「吃音症」を活かしたスキャットという手法の音楽で、
全世界で600万枚以上を売り上げ、各国のチャートでNo.1を飾った偉大なミュージシャンです。

全てのことには意味がある」という哲学のもと、障害をプラスに変えて活躍されました。

音楽以外でも、各国の吃音者団体との交流、支援を積極的に行い、
彼らを支援するスキャットマン基金も設立されています。

そんな彼も、最初からプラス思考で、成功してきたわけではなく、辛い辛い過去があったのです。

人と話すことが怖い。ドラッグ、アルコールに溺れた過去

スキャットマン・ジョンは1942年3月13日に生まれました。
幼い頃から吃音に悩まされ、克服しようと努力してきたのですが、叶わずストレスを抱えていました。

(吃音症:言葉が円滑に話せない疾病、または障害。
「お、お、お、おは、おはようございます」となったりする。いわゆる「噛む」とは異なる)

14歳の頃からジャズに慣れ親しみ、南カリフォルニア周辺のジャズクラブでピアノの演奏をする
ジャズピアニストとして活動していました。

しかし、

「あの頃は、ほとんど誰とも話せなかった。
そんな僕にコミュニケーションの手段を与えてくれたのはピアノだった。
それで僕はホテルやカフェのジャズ・バンドでピアノを弾いていたんだ。
でも僕は、しゃべることが怖かったのでピアノの後ろに隠れるように演奏していた。
僕が口を開けたらきっと変に思われるだろうと考えていた。
すごく恥ずかしくて内気だった。」

と雑誌のインタビューで答えています。

そして吃音からくるストレスから逃れるため、アルコールやドラッグに溺れていたようです。

しかし、友人がドラッグが原因で死亡してしまったことにショックを受け、 
再婚した妻ジュディの助けもあり更生に成功しました。

1984年転機が訪れる。スキャットに出会う

1984年、「意味のない言葉ならどもっても問題がないのではないか」と考え
スキャットを取り入れた歌唱法を演奏に盛り込もうと考えます。
(スキャット:ジャズで使われる歌唱法。
   意味のない音(例えば「ダバダバ」「ドゥビドゥビ」といったような)をアドリブで歌うこと。
   この歌唱法は、声を一つの楽器として表現することが特徴)

そしてステージで、演奏し終わると、長く大きな拍手で爆発的な支持を受けることとなる。

この日からジョンは自分の音楽に自信を持てるようになり、

「スキャットすることで吃音から自由になれたんだ」

と彼は語っています。

52歳でメジャーデビュー!一躍有名人に

自信を得たスキャットマンですが、まだ吃音が完全に治ったわけではなく、
デビュー当初にインタビューしたジャーナリストが
「少なくとも6回か7回は語句を繰り返さないと、しゃべり終えることができなかった」と語っています。

しかしその後、コンサートのために世界中を周るうちに、吃音を克服していき、
アルバムのプロモーションのためインタビューを受けた際、
彼がどもることなくしゃべっていたのを聞いたある記者が、
「経歴を装うため吃音者コミュニティーを利用しているのではないか」と疑いを向けたほどだったといいます。

スキャットマンの活躍はめざましく、
日本で1996年度ベスト・ニュー・インターナショナル・アーティストを受賞、
ドイツでビッゲスト・クロスオーバー・アーティストECHO賞を受賞、
またイタリア・フランス・ポーランドでも多くの賞を受賞。
アルバムとシングルのヒットにより合計14枚のゴールドディスクと18枚のプラチナディスクを獲得するなど、
数多くの賞を獲得していきました。

彼を知るスタッフは彼のことを「贅沢を言わない、人一倍仕事をする、
周りにいつも感謝する(ぶどうの巨峰が大好き)とても優しいおじさまでした」と語っています。

最期は1999年12月3日にロサンゼルスの自宅で肺がんのため死去。57歳でした。

 

僕(青年A)も吃音症に悩まされていました

僕自身も吃音症に悩まされていました。
最も辛かったのは、中学生くらいまででしょうか。
「た、た、た、た、誕生日おめでとう」といった言葉のどもりがひどく、
友達から、そのマネをされたり、おちょくられたりしていました。
悪気はなかったのでしょうが、悲しい思いをしました。

当時は幼く、「吃音症」などといった言葉も症状を知らず、
自分だけがおかしいのではないか、なんでこんなことに自分だけなってしまったのかと
自分の運命を嘆いたものです。

その症状のせいか、初対面の人や女性、人前で話すことに抵抗を持つようになっていきました。
(高校生くらいから徐々に気にならなくなっていきましたが、今も少し症状は残っています)

調べると、有名人でも吃音症の方(今は克服)は多くいるようです。

例)
・ 田中 角栄(第64-65代 内閣総理大臣)
・ 小倉 智昭(アナウンサー)

・ ブルース・ウィルス(ハリウッド俳優)

・ ジュリア・ロバーツ(ハリウッド俳優)

・ タイガー・ウッズ(プロゴルファー)

「うつ病」でも出来ることは必ずある。出来ることから始めよう!

スタート

 

スキャットマン・ジョンさんの実話から、
「障害から逃げるのではなく「向き合う」ことが大切」ということが学べました。

これは「うつ病」でも言えることからもしれません。

うつ病は辛い病気です。
長距離走のように長い苦しみが続いていきます。

しかし、「薬物療法~抗うつ薬、抗不安薬~」「休養~休養は治療の1つです~
心理療法~自律訓練法~」「運動療法~うつの人に運動を強くオススメする4つの理由~」を行っていけば、
しだいに回復していきます。

病気急性期は全く動けないものですが、少し回復してくる意欲もそれに従って出てくるでしょう。

病気になってしまったこと、体のことばかりを考えるのではなく、
「その病気の状態でも」出来ることはないか考えて実行することも大事なのではと思うのです。

必ず出来ることはあります。

僕の例でいえば、「生きがいをもとう、つくろう!~うつ病療養中の方へ~」に記載しています。

一歩一歩少しずつでいいのです。

一歩前へ、進んでいきましょう。

スキャットマンのように。

 

青年A

 - 【僕の考え】治療に励むにあたって