うつ、顎関節症を治そう

~患者(私)の体験記と克服法について~

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「仮面うつ」って知ってる?カラダの症状だけでもうつ病の可能性はあるんです!

      2017/10/12

仮面うつ病は「うつ病」と気づきにくいけど、うつ病です

こんにちは、青年A(@seinen1234)です。

本日は2016年07月18日のアメーバニュース「その肩こり…実はうつ病かも!心の症状だけじゃない「仮面うつ」とは」の解説と僕なりの解釈をご説明していきます。

内容は、うつ病と気づきにくいうつ病「仮面うつ」についてです。

本日もよろしくお願い致します。

仮面うつとは?

「仮面うつ」を一言でいうと、カラダの不調が強くてココロの不調が隠れてしまったうつ病のことです。
うつの症状の正体とは?:それは脳が生み出した「幻術」

うつ病というと、

気分がずっと落ち込んでいる

何もやる気が出ない

自分は生きている価値のない人間だと思う

といった精神症状がイメージされます。

実際にこのような症状が現れることが多いのは事実です。

しかし、うつ病は精神症状だけでなく、身体症状も現れます。
【まとめ】ぼくの鬱病の症状~こんな症状に苦しんでいました~

例えば、

・体が鉛のように重たく感じる
うつ病の症状の1つとして体が重く感じることはよくある症状

・首、肩が異常に凝る

・寝れない、寝すぎてしまう
うつ病の過眠と治療法:うつの睡眠障害は不眠だけではない

・頭がぼーっとする、などです。

これらの不快な身体症状ばかりが気になって、精神症状が隠れてしまった状態を「仮面うつ」といいます。

気分が落ち込む、眠れない、死にたくなる……うつ病、と聞くと、こんな“心の症状”が主なものだと思われがち。

しかし、逆にフィジカル面に強く影響が出てくることもあるのです。

それが、“仮面うつ”。

あなたのその目まい、頭痛、肩こり……もしかしたら、仮面うつかもしれません。

内科、外科的な病気か精神の病気かの判別は専門医に任せますが、血液検査や画像検査といった客観的検査をして”異常なし”と出るのに、カラダの不調が気になる場合は精神的な病気の可能性が疑われます。
うつはこころの病気というよりカラダの病気だと思う

身体症状に気を取られ、なかなか、うつ病とは気づきません。

ですから、患者さんは体の病気として内科等を受診し、身体症状のみ訴えるため、体の病気として治療が試みられることがあります。

確かに、肩こりの相談に心療内科に行こう、なんてまず思いませんよね。

ですが、その“気付き”の遅れが、治療の遅れにも繋がる。

本人の辛さに拍車をかけてしまうようです。

そうなって初めて、「じつは心の問題なのでは!?」という考えに至るのかもしれません。

内科等で必要な検査をしても原因がはっきりしない身体症状が長く続く場合には、うつ病を疑う必要があります。

自分は「うつ病」じゃない、と思いこまないで!

先入観

詳細は【闘病記】うつ病と顎関節症に書きましたが、僕は7年以上うつ病で苦しみました。

いや…正確にいうと、最初の2年間は「うつ病」だと気づきませんでした。

僕自身が”仮面うつ病”で、身体症状ばかりに目がいって、まさかうつ病だと思わなかったのです。
「そのからだの不調、ホントはうつですよ」~原因不明の身体症状でお悩みの方へ~

どんな身体症状かといえば、

・顎や顔周りの異常な緊張

・首、肩の異常な緊張

・目が開きにくい

・光がまぶしく感じる

・体が鉛のように重たくてしんどい

・頭がぼーっとする…などです。

当時はうつ病の知識なんてほとんどなくて、歯医者、整体、怪しげな治療など、ありとあらゆるものを受けました。

「藁にもすがる思いで」です
顎関節症の治療で整体に行っても治りません:治らない理由を説明します

しかし治りませんでした。

原因が分からず絶望しました。

なぜ自分だけこんなに苦しまなければならないのか?

もう治らないんじゃないか?

長く体の不調が続くと、体が普通の状態を忘れてしまうのです。

本当に辛かった。

だから言いたいのです。

自分はうつ病じゃないと思わないでください。

仮面うつ病があります。

カラダの不調が目立つうつ病があるんです。

そして、そういったパターンのうつ病に限って「治療が遅れてしまう」傾向にあります。

原因不明の身体症状でお悩みの方は、お近くの精神科・心療内科を受診してみましょう。
うつ病の病院選びにお困りの方へ:うつ経験者が選び方を教えます!

仮面うつ病には治療法があります

仮面うつ病はうつ病の一種なので、治療法はうつ病と同じです。

詳しくは、【治療法】うつ、顎関節症の治療法にまとめていますが、代表的なものを以下に載せておきます。

うつ治療のメインは薬物療法~抗うつ薬が効く理由~

うつ治療に「環境調整」は必須~その理由と5つのやり方~

行動活性化療法とそのやり方~認知行動療法の1つ!「行動」を変えてうつ病を治す~

アサーショントレーニング④~「私メッセージ」を使って自分の気持ちを分かってもらおう~

これらの治療は、精神科・心療内科で受けることができます。

最近はメンタルヘルス外来といった標榜を掲げるところもありますが、同じものです。

一般的にうつ病の治療に携わるのは、心療内科、神経科、精神科、メンタルヘルス科、ストレス外来……など、病院によってさまざまなようですが、仮面うつであってもそれは変わらないよう。

うつ病治療は本当に長い時間がかかりますが、治療には必ず終わりがあります。
やまない雨はない(倉嶋 厚)~うつ病は必ず治る、降りやまない雨はない~

心配なのは、体の症状が強く伴うなどの特殊性から治療が困難なのでは、ということですが……。

仮面うつ病であっても、適切な治療により軽快していきます。

原因不明だった体の不調も、心の問題と一緒に治癒していくのかもしれませんね。

体の不調ばかりが気になっていたとしても、よく考えると、心の症状に気づいてきます。
「うつ」の再発を恐れないで!:たった1つのその理由

僕の場合は、

・楽しいという感情が分からなくなる

・消えてしまいたいと思う
「うつの自殺は絶対あかん」~してはいけない4つの理由~

・意味もなくイライラする
うつ病で意味もなくイライラしてしまう…。その原因と5つの対処法

・ネガティブなことしか考えられなくなる…などです。

うつ治療を続けることで、これらの症状もしだいに軽快されていきます。

右肩上がりに良くなっていく病気ではありませんが、諦めずに中長期的な視野を持って治療に取り組んでいけたらと思います。
うつ病の症状に対応する5つの心構え:時間を味方につけるということ

おわりに

おわりに

今回の記事でお伝えしたかったのは、精神的な病気を疑ってみて!ということです。

うつ病は決して珍しい病気ではなく、日本国内だけでも300万人以上の患者がおられると言います。

客観的な検査をして異常なしであれば、精神科・診療内科を受診してみましょう。
光トポグラフィー検査(NIRS)とは?:オススメできない7つの理由と精神疾患の検査法

病院に行って問題があれば治療に移れますし、なければ違う病気を疑えます。

僕は自分の症状をずっと「顎関節症が原因だ」と思っていました。

ネット上には歯の噛み合わせの悪さ、顎関節症が不定愁訴や自律神経失調症を引き起こすと書かれています。
不定愁訴は「症状」であって「病名」ではない。~「症状」の治療になってませんか?~

しかし、実際はそんなことはないのです。

皆様の健康を願って本日も終了とさせていただきます。

本日もありがとうございました。

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