うつ、顎関節症を治そう

~患者(私)の体験記と克服法について~

*

TED:ケビン・ブリールのうつの告白~勝手に治る病気ではない~

      2017/11/22

うつとは無縁に見える「うつ青年」

こんにちは、青年A(@seinen1234)です。

ケビン・ブリールは、一見してうつ病とは無縁にみえる青年でした。

バスケットボール部のキャプテンで成績優秀、コメディアンで周囲を笑わせ、話が上手い青年でした。

しかし、内面ではいつも何かに怯えていました。

自殺願望を抱き、命を絶とうと考えたこともありました。

今回は、ケビン氏のTEDでのメッセージを抜粋&引用してご紹介致します。

※「設定」から「字幕」を選択し、「日本語」にしてください。

ケビン・ブリールのうつの告白

「すべてが上手くいっている時でも悲しくなるのがうつ病」

うつ病を知らない人はこの病気を誤認していることでしょう。

人生が上手く行かないとき、愛する人を失ったとき、希望していた職に就けなかったとき、不幸で悲しくなるのは当然のことです。

自然な人間の感情です。

本当のうつ病とは、すべてが上手く行っているとき悲しくなるのが本当のうつ病です。 

これが私が苦しんでいるうつ病です。

「30秒ごとに、世界のどこかで自らの命を絶っています。鬱のために」

うつは、皆にとって話しにくいテーマのように思います。

ですから誰も話したがりません。

フェイスブック、ツイッターで目にしません。

ニュースでも取り上げない。

しかし、これを聞けば重大性と深刻さを理解していただけます。

30秒ごとに世界のどこかで自ら命を絶っている人たちがいます。

鬱のためです。

「周りの人たちに、本当の自分を知られるのが怖かった」

私の人生で長い間2つの全く違う人生を歩んできたように思います。

皆が知っている自分と、私だけが知っている自分。

皆が知っている自分は、家族であり、友人であり、お笑い芸人であり、ティーン。

私の友人や家族に聞いたらそんな答えが返ってくるでしょう。

事実それが私の大部分であり私はそういう人間です。

しかし本当のところ、それは皆が理解している私の姿であり、私だけが知っている私の姿、本当の私は― 鬱と激しく戦っている青年、うつ病を患って6年になります。

毎日続いています。

「本当の恐怖は、他人の心にあるうつへの悪いイメージ」

本当の恐怖は 自分自身の内なる戦いではなく 他人の心にある鬱への悪いイメージです。

恥やうしろめたさ、友人の顔に現れる非難の表情、廊下であいつは弱いとささやかれ、頭がおかしいと言われること。

これが助けを求めることの妨げになります。

これが原因で我慢したり、隠したりするんです。

悪いイメージがそうさせるんです。

病気のことを隠してしまう。

「私たちは、身体の病気には非常に寛容ですが、精神となると違います」

フェイスブックの近況報告で、ベッドから出られないのは背中が痛いのではなく、鬱で毎朝ベッドから出るのが辛いからだ、なんて書き込めますか?

これが悪いイメージです。

残念なことに、私たちの世の中では、腕の骨を骨折すれば、ギプスにメッセージをもらえますが、鬱だと告白すれば、皆が逃げていきます。

これが悪いイメージです。

「あなたは病んでいるけど弱くない」

鬱を患っていても大丈夫。

もし苦しんでいる方は、大丈夫だと分かってほしい。

あなたは病んでいるけど弱くない。

問題だけど、あなた自身ではない

「私はうつによって陥った人生で大嫌いな部分があると同時に、多くの面で感謝しています」

病で谷底に転落しましたが、山頂を見せてくれるためだった。

暗闇に追い込まれましたが、光を見るのに必要でした。

19年の人生で何よりもつらい、この苦しみは、新しい見方をもたらしてくれました。

そして心の痛みは、希望を持つことを教えてくれた。

希望と信頼、自らを信頼すること、

他者を信頼すること、この状況を変えて良くなるという信念を声に出すこと、声に出して無知と戦うこと、不寛容と戦うこと、そして何より自分たちを愛することを学ぶこと、本当の自分を受け入れること、周りの人が期待する姿ではなく、ありのままの自分でいることです。

「私たちは人間です。問題を抱えています。完璧な人なんていない。それで良いんです」

真実を見て、話し合いを始めましょう。

なぜなら、1人で戦っている問題の唯一の解決方法とは、一緒になって戦うこと、皆で結束するんです。

私はできると信じます。

そう信じています。

おわりに~うつは身近にある~

ケビン氏がなぜうつ病になったのかは説明されていませんでしたが、一見うつ病っぽくみえない人でも実はうつ病と戦っておられるということはよくあります。

僕自身も友人に聞いてみたら、「え、お前がうつ病?」と言われそうです。

家族でさえ、気づきませんでしたから。

僕の場合は、精神症状よりも身体症状の方が辛く、今回の記事の「すべてが上手くいっている時でも悲しくなるのがうつ病」の症状はありませんでした。
ウィキペディアのうつ情報を信用してはいけない:うつが勝手に治るわけがない

よく言われることですが、うつ病の症状は個人によって千差万別ですね。

日本では、うつなどの精神疾患への理解は広まってきているとはいえ、まだ自分がうつ病だと言いにくい風潮があります。

治る、治せると自分を信じ、治療に励みたいものです!

 - 【ニュース】気になった記事(うつ、顎関節症)