うつ病の症状に対応する5つの心構え:時間を味方につけるということ
2017/09/30
目次
うつの症状は時間が解決してくれる
こんにちは、青年A(@seinen1234)です。
うつの症状に苦しんでいる時、僕はこんな思いでした。
「このつらい症状を取るにはどうすればいいのか?」
「この症状はいつになったら消えるんだろうか?」
「一生この症状に苦しむのか?」
そんな思いが頭の中をぐるぐる回り、不安で不安で仕方がありませんでした。
(【まとめ】ぼくの鬱病の症状~こんな症状に苦しんでいました~)
しかし、うつ症状は時間が解決してくれます。
なぜそういえるのか?
そのあたりを実体験も交えてお話させていただきます。
本日もよろしくお願い致します。
そもそもうつ症状とは?
そもそもうつ症状とはどんな症状でしょうか?
うつ症状に明確な定義はありません。
症状は人それぞれバラバラだからです。
(うつの症状の正体とは?:それは脳が生み出した「幻術」)
いわゆる自律神経失調症や不定愁訴といわれる症状で、ココロとカラダの両方に不快な症状が現れます。
(不定愁訴は「症状」であって「病名」ではない。~「症状」の治療になってませんか?~)
うつ症状でよく挙げられるのは次の症状でしょう。
【ココロ】
・何も楽しいと感じられない
・意味もなくイライラする
(うつ病で意味もなくイライラしてしまう…。その原因と5つの対処法)
・死にたくなる
(『自殺って言えなかった。』(あしなが育英会):遺された遺族の想像を絶する苦しみ)
・自分は何の価値もない人間だと思う
【カラダ】
・眠れない/寝た気がしない
・体が異常に重たく感じる
(うつ病の症状の1つとして体が重く感じることはよくある症状)
・少し動いただけで歩けないほど疲れる
・光がまぶしく感じる
・首、肩が凝る
代表的な症状を書きましたが、症状の出方は個人差が強いです。
この症状がないからうつ病ではない、と決めつけないことが大切です。
うつ症状に対応する心構え
ここからうつ症状に対応するための心構えをご紹介します。
僕は、この心構えでうつを乗り切りました。
不安に押しつぶされそうになった時は、特に意識して自分を奮い立たせました。
その心構えを参考にしてください。
1.その症状には必ず終わりがある
うつは不治の病ではありません。
一瞬で治る薬は開発されていませんが、治らない病気ではないのです。
(うつの治療法まとめ)
主治医に聞いたり、コミュニティに参加したり、ネットで検索してみると分かりますが、うつ病を克服して社会復帰されている方が大勢いらっしゃいます。
(「うつ」の再発を恐れないで!:たった1つのその理由)
今はうつ症状が苦しくてたまらないかもしれません。
しかし、その症状には終わりがあります。
そう思えないかもしれませんが、やがて終わりがやってきます。
うつ症状に打ち負けそうになった時、まず最初に思いだしてほしい心構えです。
2.うつ病は後遺症を残す病気ではない
これは、僕がうつの時お世話になっていた左先生から教わったことです。
(うつ病の病院選びにお困りの方へ:うつ経験者が選び方を教えます!)
あなたのその症状は一生つきまとうものではありません。
そのことは精神科医からお墨付きをいただいたものです。
3.うつ症状は取ろうと思っても取れない:気にしすぎてはいけない
うつ症状を取ろうと思うと、余計に症状が気になって落ち込んでしまいます。
「今日も〇〇の症状が残っている」
「昨日より△△の症状が強まった気がする」
「どうして取れないんだ」
こういった悩みをかかえることになります。
うつ症状は取ろう、取ろうと思ってもなくなりません。
むしろ症状が気になって他の事が出来なくなるのです。
そうではなく、「(症状が)なくなる日まで付き合ってやろうか」くらいの気持ちでいることが大切です。
症状に執着しすぎない、ということです。症状にこだわりすぎない、ということです。
いずれ消えるのですから。
(やまない雨はない(倉嶋 厚)~うつ病は必ず治る、降りやまない雨はない~)
「それでも症状がつらいんだ」と思う方もいらっしゃると思います。
僕はそう思っていました。
しかし、焦ったり、症状を気にしたりしても仕方がないのです。
何も変わらないのです。
それだったら、この症状の状態でも出来ることは何か、と考えたほうがよほど前向きだと思うようになりました。
・うつ病の運動療法~うつの人に運動を強くオススメする4つの理由~
などを行って、自己研鑽に励むのも良いかもしれません。
4.症状は(日によって)強まったり弱まったりすることがある
これはよく言われることです。
うつは一直線に回復する病気ではなく、良くなったり悪くなったりをくり返して回復していく、ということです。
ですので、ある症状が弱まったと思っても、しばらくしてまた強まったりすることがあるのです。
それが、よくある、のです。
なので、日々の症状に一喜一憂しないことが大切です。
5.その症状はいつの間にか消えている
その症状はいつの間にか消えています。
(うつ症状はいつのまにか改善されている:その理由と改善方法)
この日から突然消えるというものではなく、ふと気づけば消えていたなといった感じです。
まさに時間が解決する、ということです。
その「いつの間にか」は人それぞれです。
うつ治療の開始時期、体の強さ、環境によって変わるからです。
一般に、その「いつの間にか」は3カ月から1年といわれますが、参考程度のものでしょう。
1年過ぎていても気に病む必要はありません。
「うつ治療まとめ」の内容を実践していけば、終わりが必ずやってきます。
おわりに~明けない夜はない~
うつを患っている時は、もう二度と元の体に戻れないと思っていました。
(【闘病記】うつ病と顎関節症)
治る気がしなかったのです。
来る日も来る日も同じ症状が残っていて、自分はうつ以外の病気じゃないかと疑ったこともありました。
(「そのからだの不調、ホントはうつですよ」~原因不明の身体症状でお悩みの方へ~)
けれど、検査をしても異常なし。
この症状は何なんだと悩みに悩みました。
しかし、いつの間にか消えていたのです。
うつ仲間に聞いても同じことを言っています。
リストカットを3回して、摂食障害、うつ病、パニック障害、精神病棟入院まで経験した友人もそう言ってました。
(その友人は今は元気で、症状は一切残っていないそうです)
必ず回復する時が来るのです。
うつの症状は辛いものです。
症状が強く出れば、「本当に治るのだろうか?」と不安に思うのも当然です。
そんな時は、お伝えした5つの心構えを思い出してください。
やまない雨はないのだから。
本日もありがとうございました。
<こんな記事も読まれています>
・身体醜形障害と治療法~僕は鏡にうつる自分に絶望していました~
・アサーショントレーニング②~ABC理論(アルバート・エリス)を知って感情をコントロールしよう!~