うつ、顎関節症を治そう

~患者(私)の体験記と克服法について~

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自律神経失調症は「症状」であって「病名」ではない。~真の原因は何か~

      2017/09/26

自律神経失調症を過度に恐れないで!~原因が分かれば治療が出来る~

こんにちは、青年A(@seinen1234)です。

人は病名を言われると、逆に落ち着くことがあります。

病名が分からずに苦しんでいて、「うつ病」だと分かれば、積極的な治療が出来るからです。

原因が分からない心のもやもやも消えます。
(「病名」はあっても「治療法」が確立されていない病もあります)

今回は、原因不明と思われる自律神経失調症について解説したいと思います。

結論から申し上げますと、「自律神経失調症は、うつ病・神経症によるものだ」というのが国際的な理解となっています。

なぜそう言えるのか?

そのあたりからお話していきたいと思います。

よろしくお願い致します。

【自律神経失調症とはなんでしょうか?】

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自律神経失調症は、交感神経と副交感神経のバランスが崩れた時に起こる症状の総称のです。

ポイントは、「症状」であって「病名」ではないのです。

もし、お医者様に「自律神経失調症ですね」と言われた場合、「現時点で病名は分からないけれど、交感神経と副交感神経のバランスが崩れた状態ですね」と言われていることになります。

現時点で病名が分からないから、患者は心のもやもやが消えず、肉体的・精神的に苦しむことになります。

では、まず交感神経と副交感神経とはなんでしょうか?

ご存知の方も多いと思いますが、簡単にまとめたいと思います。
自律訓練法とそのやり方:自律神経を整える心理療法

交感神経

→主に起きてる時の活動時に優位に働きます。

すばやい動き、運動、緊張している時に活躍する神経です。

副交感神経

→主にリラックスしている時に優位に働きます。

睡眠、マッサージ、入浴などをしている時に活躍する神経です。

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(画像引用元:「27さいのわたしのイマ。」様)

交感神経と副交感神経はお互いバランスを取り合って活動しています。

このバランスが崩れた状態(交感神経ばかり、副交感神経ばかりが働く状態)を自律神経失調症というのです。

【自律神経失調症の症状とは?】

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代表的な症状を並べてみます。

・めまい

・冷や汗
なぜ、うつ・自律神経失調症になると汗が止まらなくなるのか(多汗)?│汗の種類と対策

・震え

・動悸

・立ち眩み

・光が眩しく感じる

・食欲不振

・食べ過ぎ

・のどのつまり

・まぶたが重い

・朝起きられない

・耳鳴りがする

・吐き気

・頭痛

・微熱

・過呼吸

・全身の倦怠感

・不眠

・過眠
うつ病の過眠と治療法:うつの睡眠障害は不眠だけではない

・生理不順

・味覚障害

・人間不信

・情緒不安定

・不安感

・イライラ
うつ病で意味もなくイライラしてしまう…。その原因と5つの対処法

…など、無数の症状があります。

いわゆる不定愁訴とよばれるものですね。

自律神経の崩れ方には個人差があるため、各症状の有無、強さにも個人差があります。

非常に苦しい症状が出てるのに原因が分からず、客観的な検査で異常なしのため、家族にも理解されない患者様もいます。

想像するだけでも心苦しいです。

そんな患者様を救いたい一心でこの記事を書いています。

では、自律神経失調症の診断はどのようなものがあるのでしょうか?

【自律神経失調症の診断】

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まずは内科に行くのが良いかと思います。

問診、触診、血液検査などで、他の病気の可能性が見つかることがあるからです。

ガンや他の内臓疾患でも自律神経失調症のような症状引き起こすことがあります。

場合によってはレントゲン、MRI検査をするように言われるかもしれません。

それらも心の平穏のために受けてみてはいかがでしょうか?

それでも客観的検査で異常がみられない場合

心療内科・精神科の受診をオススメします。

冒頭でも述べましたが、「自律神経失調症は、うつ病・神経症によるものだ」というのが国際的な理解となっています。

本当に多いのです。

自律神経失調症の原因がうつ病・神経症だということが。

自律神経失調症とうつ病の症状の違いはありません。

心療内科・精神科の受診をハードル高く感じる方もいるかと思います。

僕もそうでした。

くら~い方ばかりで怖いところなんじゃないかと。

行って分かりました。

普通の内科と変わりません。

いや、内科よりも落ち着ける環境に整備している心療内科・精神科が多いです。

保険も適用されますので、まずは受診をおすすめ致します。
(保険適用外で、怪しいと思われるものは受けないように注意しましょう)

「内科に行ってみる→異常なし→ご自身としては体の異常有り→心療内科・精神科の受診」という流れですね。

【うつ病の治療法】

木野顎関節研究所

うつ病の治療は以下の記事にまとめておりますので、ご参照ください。

・「薬物療法~抗うつ薬、抗不安薬~

・「休養~休養は治療の1つです~

・「心理療法~自律訓練法~

・「運動療法~うつの人に運動を強くオススメする4つの理由~

おわりに

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病名が分からず、色んな症状に悩まされている方の参考になればとこの記事を書きました。

僕自身、自律神経失調症には悩まされました。

・体が異常に重く感じる
うつ病の症状の1つとして体が重く感じることはよくある症状

・汗がとまらない

・緊張するはずのない場面で緊張する

・動悸がする

・醜形恐怖
身体醜形障害と治療法~僕は鏡にうつる自分に絶望していました~

・立ちくらみ

・思考力の低下

・自分が価値のないものに感じる

…といったような症状です。
【まとめ】ぼくの鬱病の症状~こんな症状に苦しんでいました~

客観的検査を受けても異常がなく、怪しげな治療法にも手を出しました。

自律神経失調症で苦しむ方は大勢います。

現に「自律神経失調症」でのグーグル検索数は、月平均20万回以上という状況です。

そして、自律神経失調症の治療を謳う医院も数多く存在します。

高額な治療も多く、患者は藁にもすがる思いで受診していきます。

待ってください。

本当にその治療はあなたにとって正しいものなのでしょうか?

今一度考えてみてほしいなと思います。

自律神経失調症を過度に恐れないでください。

原因は「うつ病、神経症」の可能性が高いのです。

一度、心療内科・精神科の受診も視野に入れてみてはいかがでしょうか?

本日もご清聴誠にありがとうございました。

★こんな記事も読まれています★

・「不定愁訴は「症状」であって「病名」ではない。~「症状」の治療になってませんか?~

・「なぜ人は病気になるのか?~原因はあるが「意味」はない~

・「Q:「うつの症状はいつ消えますか?」→A:「いつのまにか消えています」

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