うつ、顎関節症を治そう

~患者(私)の体験記と克服法について~

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うつが原因で身体症状は結果~「結果」の治療にならないように~

      2017/10/19

「結果」の治療ではなく、「原因」の治療をしよう

こんにちは、青年A(@seinen1234)です。

僕は、それはそれは長い間「原因」の治療ばかりしてしまっていました。

本当の原因は「うつ」なのに、それに気づかず、症状として出ている「顎関節症」の治療ばかりしてしまい、いつまで経っても治らない生活を送っていたのです。
うつ病と顎関節症はなぜ間違いやすいのか~うつが「原因」で顎関節症は「結果」~

皆様にもそういった方がいらっしゃるかもしれません。

または、今どの治療すべきか悩んでいる方もいらっしゃるかもしれません。

今回の記事では、僕の体験を踏まえ、皆様方に僕の考えをお伝えできればと思っています。

うつ病の身体症状とその他の病気の身体症状~表面に出ている症状は「原因」なのか?~

身体症状

うつ病が原因で身体症状が出ることが多くあります。

いやむしろ、最初に身体症状に気づくことが多いかもしれません。

例えば、

・体が異常に重い

・頭痛がする

・文章、言葉が頭に入らない

・異常なめまいや肩こりがする

・体が緊張してしまって、緩和されない

・死んでしまいたくなる

・性欲がなくなる

・寝つきが悪い

・夜中や早朝に起きてしまう

・食欲がなくなる

など様々で、これ以上にも書ききれない程の症状(いわゆる自律神経失調症や不定愁訴)があり、症状の種類、出方には個人差があります。

その他の病気の身体症状はどのようなものがあるでしょうか?

例えば、

【ガン】

・息切れ、めまい・ふらつき

・体の痛み、違和感

・おう吐や下痢

【顎関節症】

・口、アゴが痛い

・顎を動かすとゴリゴリと音が鳴る

・目の痛み

・めまい

・眼精疲労

・肩こり、頭痛

【筋ジストロフィー】

・筋力の異常な低下

・歩行困難

・心不全

【糖尿病】

・手足のしびれ

・便秘

・口が異常に乾く

・意識障害

・頭痛

・立ちくらみ

・全身倦怠感
(上記病気、症状は一例です)

うつ病の身体症状とその他の病気の身体症状は似ていることが多く、誤った治療を選択してしまう可能性もあるのです。

では、どうすればよいのでしょうか?

身体検査をすることをオススメします

検査

僕は、「やはり原因は「うつ?」神経内科で神経系を検査」の記事にあります通り、一時期うつ病ではなく、神経系の病気ではないかと思っていた時期がありました。

筋ジストロフィーやその他肉体の神経系が原因で、「体が異常に重い」「ふらふらする」「頭痛がする」といった症状が出ているのではないかと。

神経内科系の病気の症状で、僕に当てはまるものが多かったのです。

そこで、神経内科で触診、血液検査などを受診した結果、神経内科的には全く問題がないというお墨付きをもらい、神経内科的問題を除外できた安堵を得た記憶があります。

精神科系の病気は、数値で測ることが難しいと言われています。
光トポグラフィー検査(NIRS)とは?:オススメできない7つの理由と精神疾患の検査法

しかし、精神以外ではレントゲンやCT、MRI、血液検査などの客観的検査法があります。

それらを一度受けて「原因」を特定するのが良いのではと思っています。

それでも顎関節症・かみ合わせには悩まされました

検査結果が出たとしても、鵜呑みにしすぎることには注意が必要です。

ここが非常に難しいところだと思います。

僕は、顎関節症に悩まさました。

・顔、顎周りの筋肉が異常に緊張する(痛みはなし)

・顎からコキコキと音がする

・頭痛がする

・自律神経失調症のような症状がある

口腔外科でレントゲンを撮り、左右の顎関節の位置が正しくないのと上記症状により、「顎関節症」であると診断を受けました。

口腔外科からみると、顎関節症でしょう。

確かに症状はあるのです。

しかし、いくらマウスピース(スプリント)治療をしても良くはなりませんでした。

それどころか、かみ合わせが毎回変わってしまい、前歯がかみ合わない(オープンバイト)になってしまいました。

インターネット上では顎関節症、かみ合わせの悪さがうつ病や自律神経失調症のような症状を引き起こすといった内容の記事が多く、僕は信じ切ってしまっていました。

そして、治らない顎関節症という「結果」の治療ばかりしてしまっていたのです。

最終的に「木野顎関節研究所との出会い~救ってくれた歯科医院~」で僕の症状が顎関節症ではないということ、かみ合わせの悪さが全身に悪影響を及ぼすといった証明がなされていないことを教えていただき、マウスピース(スプリント)治療を中断し、うつ病治療に専念するようになって快方に向かっていったのです。

当時の僕は次のような感じでした。

治療

※クオリティの高いイラストですみません。w

まとめ

うつ病は恐ろしい病気です。

うつと気づかず、他の治療をしてしまい、 回復を遅らせてしまう可能性がある病気です。

うつ病自体の症状も苦しいものです。

自身はうつ病が原因なのか、その他の病気が原因なのかをしっかりと判断をしたうえで、治療を行い、元の健康な生活を取り戻していくことが良いのではと思います。

うつ病の治療法はこちら
・「薬物療法~抗うつ薬、抗不安薬~
・「休養~休養は治療の1つです~
・「心理療法~自律訓練法~
・「運動療法~うつの人に運動を強くオススメする4つの理由~

顎関節症の治療法はこちら
・「TCH是正治療~リスクが少なく効果抜群~

本日もありがとうございました。

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