うつの復職はアルバイトから始めてみては?おすすめ求人サイトとバイトをすすめる7つの理由
2017/09/27
目次
「うつ」になった。復職できるか不安
こんにちは、青年A(@seinen1234)です。
早速ですが、うつ病で退職したとします。
うつ急性期はベッドで寝るだけの生活で、先の事は何も考えられません。
しかし急性期を過ぎると”将来が不安で不安でたまらなくなる瞬間”が訪れる事でしょう。
僕も経験しました。
その多くが「これからどうやって生きていこう?」という不安です。
その1つがお金(マネー)の問題です。
今回、うつ病を経験した後、復職としてアルバイトをオススメする理由と求人サイトをご紹介したいと思います。
本日もよろしくお願い致します。
うつの復職で再発する人が多いらしい
うつで休職した人の休職再取得率が1年以内で28.3%、2年以内で37.7%というデータがあり、「うつ病はくり返す」と言われています。
僕自身も再発した経験があり、付き合いが長くなるのがうつ病という病気です。
(入社1年で退社が決定)
仕事でうつ病が再発するのはなぜでしょうか?
・休職前と同じ仕事量を与えられてしまった。
・職場の人間関係が解決していなかった。
・仕事自体が好きじゃない。
・拘束時間が長すぎる。
上記4つが主な原因かもしれません。
「ならもっとゆっくり休養すればいいじゃないか?」と思うかもしれません。
その通りです。
しかし、うつになった人の心は穏やかではありません。
焦りでいっぱいで、ベッドで落ち着いて横たわれない時期だってあるんです。
(「治療を焦る気持ちも分かりますが、気長に考えないとダメですよ」)
それは、
・同期に後れを取ってしまう(出世が遅れる)
・お金がないと生活できない
・一生この苦しみが続くのかもしれない
・うつ病が治らないかも
といった不安・緊張・恐れが頭の中をループするからです。
そして、万全でない状態で復職して再発というパターンが多いのです。
再発というより完全に治っていなかったのです。
(「うつ」の再発を恐れないで!:たった1つのその理由)
ですので大前提として、再発を気をつける心構えは必要ですが、恐れすぎてもいけません。
まずはこの考え方をお伝えできればと思っています。
うつの復職はアルバイトから始めてみては?
自分の心と対話してみましょう。
純粋な気持ちで聞いてみるのです。
「アルバイトぐらいなら始められそう?」と。
答えがYESなら仕事を探しましょう。
アルバイトをするメリットはたくさんあるのですから。
アルバイトをするメリット
1.働く時間を決められる
アルバイトは正社員より自由な働き方が出来ます。
いわゆるシフトですね。
会社や業務によりますが、多くが1日3時間~とか4時間~とか選べます。
なので、ご自分の状態に合った勤務時間を選べるのです。
正社員だと少なくても8時間は仕事しないといけませんもんね。
(会社によりますが)
まさに社会復帰のリハビリにぴったりなのがアルバイトと言えるでしょう。
(【うつ病の問診】うつ症状との付き合い方│まずはアルバイトから始めましょう)
2.責任が(正社員と比べて)軽い
一般的にアルバイトは正社員より責任が軽いでしょう。
正社員の営業だと数字のノルマ、エンジニアだと納期などが厳しく決められている事があります。
しかしアルバイトはそこまで責任を課されるケースは多くありません。
うつ病の誘因は肉体的疲労より精神的疲労で、その1つに”仕事の責任の重さ”があります。
その負担を軽くするためにもアルバイトという立場は働きやすいのです。
3.(正社員と比べて)採用されやすい
一般論として、正社員として採用するのは会社としてリスクがあります。
日本は特に解雇しずらい社会構造なので、社員採用してきちんと仕事をしないなら、月給という赤字を出し続けないといけなくなります。
しかしアルバイトだと会社が負担する費用も少ないので、正社員よりかは採用されやすくなります。
4.(正社員と比べて)辞めやすい
もし仕事が合わない場合、正社員だと仕事が辞めにくいものです。
しかしアルバイトならそんな事はないでしょう。
また違うバイト先を探せばいいだけです。
現在は売り手市場(会社の求人需要>働く人の数)なので、わりとすぐに次のアルバイト先が見つかるはずです。
どこも人を募集しているのですから。
5.お金が手に入る
非常に大切なことです。
僕がうつで仕事を辞めて1番不安だったことが”収入がゼロ”という事でした。
健康ならまた新しい仕事を探せばいいのですが、うつだと意欲も動く事もできません。
日々減っていく貯金に震えた記憶を今でもはっきり覚えています。
しかしアルバイトとして働く事でお金が入ってきます。
多くはないかもしれませんが、心に余裕が生まれるでしょう。
僕はアルバイトのおかげで「最低限生きていける」と思えるようになりました。
6.スキルが身につく
どんな仕事であれ、本人の心構え1つで学ぶことはいくらでもあります。
例えばショップ店員であれば、以下の事を意識できそうです。
・売れる商品はなぜ売れるのか?
・窓をキレイに拭くにはどうすればいいか?
・どういうお声がけをすれば買ってもらえるのか?
WEBデザイナーであれば、
・もっと効率の良いフォトショップの使い方はないか?
・PCのショートカットキーで作業時間を短縮できないか?
・売れるデザインとはどんなものなのか?
そういった課題を見つけ、調べ、実践することでスキルが身につきます。
これは正社員であってもアルバイトであっても同じでしょう。
家でじっとしてるより外で活動するほうが学びが多いのかもしれません。
7.正社員になりやすいかも
アルバイトから始めて正社員になる人は少なくありません。
働きが認められて正社員登用のお声がかかるということです。
うつ病のため、すぐに正社員として働く自信がなかったとしても、アルバイトとして働いてカラダが慣れていった頃に正社員になれたら理想でしょう。
そういった可能性があるということです。
(僕はこのパターンでした)
いきなり正社員は難しくても、アルバイトでスキルを高めることで正社員になりやすくなるというメリットもあるのです。
いつから働けばいいの?
今でしょとは言いません。
直観で「今はまだ出来ない」と思えば、する必要はないと思うのです。
(うつが甘えじゃない理由:思い込みにとらわれてはいけない)
自分の気持ちにウソをついてはいけません。
うつ病治療が進んでいくと、次第に「アルバイトからなら働けるかな」という気持ちが自然と沸いてきます。
その瞬間を待ちましょう。
それまでは本を読んだり家事を手伝ったりすればいいんじゃないでしょうか?
(【本】救ってくれたオススメ本)
ランニングやジョギングもおすすめです。
(うつ病の運動療法~うつの人に運動を強くオススメする4つの理由~)
人生でなかなか長期の休みは取れないものです。
うつ症状で苦しいのは僕も経験したのでホントによく分かるのですが、「今」しかできないことに目を向けることも大切なのです。
何時間働けばいいの?
これはカラダと相談です。
僕はうつで退職して1年3か月後からアルバイトを始めましたが、1日7時間を週4か5で働いていました。
(【うつ病の問診】職業訓練は「うつ」のリハビリになる│その理由と僕の体験談)
1日3時間からのが良い方もいらっしゃるので、体調の声を聞くのが良いと思います。
どんな仕事をすればいいの?
興味があるなら何でも良いと思うのです。
ハローワークに行けば、世の中にどういった仕事があるのか一覧表があったりします。
ネットで調べるのも良いでしょう。
「社会貢献性が」とか「儲かるから」とかそういったものではなく、自分が何に向いてそうとかそういった考えで良いと思うのです。
僕は元転職エージェントであらゆる求職者と企業を見てきましたが、「絶対自分に合ってる仕事だ」と思っても、いざやってみると全然向いていなかったり、「これは出来ないだろうな」と思ってたことが案外自分に合ったりしてるのを目にしました。
やってみないと分からないのです。
ですので興味が少しでもあれば、どんどん応募するのが良いでしょう。
どの求人サイトがいいの?
どこのサイトでも今は充実していますね。
僕は色々見て結局ご縁があったのは「マイナビバイト」でした。
他にも「リゾートバイト発見サイト リゾバ.com」というサイトはなかなか面白いですね!
リゾート地でのバイトに特化しています。
解放的な楽園で過ごしながらお金も手に入るのは魅力的です。
(僕も応募しよかな(笑))
そのほかではLINEバイトも人気ですね。
(LINEバイトでバイトをみつけよう!)
LINEから気軽に都道府県、職種別に仕事が探せます。
おわりに
ずっと家にいるとネガティブな考えばかりが頭をよぎります。
(うつ病で意味もなくイライラしてしまう…。その原因と5つの対処法)
僕はそうでした。
しかし、仕事をする事でネガティブな事を考える時間が圧倒的に減りました。
仕事中は仕事の事を考えるので当然ですよね。
人は時間を持て余すとろくなことを思いつかないと言います。
そして、仕事によって得られるものはお金だけではありません。
スキルもそうだし、新たな人とのつながりも手に入るでしょう。
新しい職場で気の合う一生の友が見つかるかもしれません。
そして仕事をすることで、自分の無価値感も薄れていくでしょう。
まずはアルバイトから始めることを僕はオススメします。
皆さまの健康を願って本日も終了とさせていただきます。
ありがとうございました。
青年A