うつ、顎関節症を治そう

~患者(私)の体験記と克服法について~

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「治療を焦る気持ちも分かりますが、気長に考えないとダメですよ」

   

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今回は、僕の長い治療経験の中で、先生に教えていただいた病気に対する知識、
治療、考え方を中心にお伝えしていただきたいと思います。

この中で、読者様のご参考になるものがあれば幸いです。

中・長期的な視点の必要性(心を整える)

顎関節症治療でお世話になった「木野顎関節研究所との出会い~救ってくれた歯科医院~
の木野孔司先生の言葉をご紹介します。

木野先生は、元東京医科歯科大学顎関節治療部の先生で(現在は定年退官されました)
顎関節症の主原因と考えられるTCH(Tooth Contacting Habit 歯列接触癖)を
発見した顎関節症における世界的権威の方です。

僕は、木野顎関節研究所で直接木野先生の治療を受けました。

患者想いの優しい先生で、説明も非常に分かりやすく、信頼のおける先生です。

僕は、当時(2014年12月中旬)、体が鉛のように重い、首、肩が異常に凝る、目が開きにくい、光がまぶしく感じる
何をするにも億劫、顔、顎周りの筋肉の緊張といった症状に悩まされていました。

まだ仕事もしていたので、一刻も早く治したい気持ちが強く、焦り、不安感に襲われていました。

その当時の僕と先生との会話をご紹介致します。

【僕】

「顔、顎の筋肉の緊張が苦しいです。今までマウスピース(スプリント)治療をしてきたのですが、
下あごがズレてしまっているのでしょうか?どうしても焦ってしまいます。」

【木野先生】

・たとえ下顎に左右非対称な形成時のずれがあったとしても,下顎を動かすのはあくまで,
   支点としての顎関節であり,骨に着いている筋肉ですので,TCH是正が完全になり,
   筋肉への余計な負担と,関節を無理にずらそうとする動きが消えれば,筋肉と関節とで
   決まる位置でいつも噛めるようになります.

・そうなったときに,まだずれがあるなら,その状態に合わせて咬み合わせを
   作ればいいのですから,今の時点でずれについて気にしても意味がありません.
   あくまでもTCHの是正を優先すべきです.

・いままで長期間にわたって不安定な状態が続いていたことから,不安になり,
   また治療を焦る気持ちも分かりますが,今まで長い間慣れていた行動を修正する
   という訓練をしているわけですから,気長に考えないとだめですよ.

この頃は退職することは頭になく、早く治してまともに仕事がしたいという思いでした。

そして、視野が狭くなり、「この治療法で正しいのだろうか?」
「もっと早く治らないのだろうか?」と考えすぎていたように思います。

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顎関節症はすぐには治らないものなのかもしれません。

信じた治療は、中・長期的な視点で考えて、2.3カ月続けてみることが大切なのかもしれません。

それで全く効果がなければ、治療法を変更するということも出来るでしょう。
している治療をすぐにやめてしまうと、効果があるのかないのか分からずじまいになってしまいます。

僕は、結果的に木野先生の提唱するTCH是正治療を続けて本当に良かったです。

あのままマウスピース(スプリント)治療を続けていたらと思うと、ゾッとします。

昔は顎関節症はかみ合わせが原因であると考えられ、かみ合わせ調整のための
マウスピース(スプリント)治療が盛んに行われたようです。

しかし、かみ合わせは顎関節症のごくごく一部の原因でしかないことが分かってきており、
今は咬合治療は行うべきではないとされています。

しかし、未だにマウスピース(スプリント)治療をしている歯科医院も多いようです。

一度、マウスピース(スプリント)治療で良くならなかった、
一時的に良くなったものの効果が続かなかったという方はTCH是正治療を受けてみることを
オススメ致します(TCH是正訓練を受けることのできる医院)。

 - (言霊)医師からの贈り物