うつ、顎関節症を治そう

~患者(私)の体験記と克服法について~

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『うつヌケ』絶賛の「自分の「うつ」を治した精神科医の方法」(宮島賢也)が良い本だと思えない件

   

『うつヌケ』の作者は「自分の「うつ」を治した精神科医の方法」(宮島賢也)に救われたらしい

こんにちは、青年A(@seinen1234)です。

本日は、僕としてはあまりオススメしない本「自分の「うつ」を治した精神科医の方法」(宮島賢也)をご紹介します。

オススメしないのに紹介するのは何とも変ですが、参考になる方がいらっしゃるかもですし、この本を読む時の注意点もお伝えできればと思いました。

この「自分の「うつ」を治した精神科医の方法」(宮島賢也)は、ベストセラー本『うつヌケ』で紹介された相乗効果で売上部数を伸ばしてるようです。

うつヌケ作者はこの本に救われたようです。

世の中に「うつ病から脱出するための本」は数多くあると思います。

その中で、ボクが宮島賢也さんの著書を手にしたのは偶然にすぎませんでした。

でも、その一冊との出会いが10年近くうつトンネルを彷徨ったボクを出口へ導いたのです。
(『うつヌケ』あとがきより)

『うつヌケ』は「『うつヌケ』(田中圭一):ベストセラーだがオススメできないたった1つの理由」で紹介していますが、こちらも僕的にはう~んて感じでした (;^_^A

話がそれましたが、「自分の「うつ」を治した精神科医の方法」(宮島賢也)のご紹介をしていきますので、よろしくお願い致します。

うつの先生が「うつ」になった

精神科医がうつになった本は「『精神科医がうつ病になった』(泉基樹):うつは”自分には耐えられない変化”が起こったときに発病する」を以前お伝えしました。

うつの先生がうつになった本はあまり見ないので、レアといえばレアな本かもしれません。

うつの苦しみはうつになった人にしか分かりませんので、うつ経験者に問診・治療してもらえるのは力強いですよね。

しかしオススメしない理由があるのです。

「自分の「うつ」を治した精神科医の方法」(宮島賢也)をおすすめしない理由

1.抗うつ薬では治らないと言い切ってしまっているから

患者さんのなかには、抗うつ薬を服用して、症状が改善し、再発しない人もいます。

しかし、そういう患者さんは、うつになったのをきっかけに、人間関係や生き方に関しての考え方を変えています。

脳内の神経伝達物質に関しては、「それらのバランスが崩れると、うつになる」といわれています。

しかし、それ以前の問題として「バランスが崩れたのはストレス状況下での結果」と考えられないでしょうか。

確実にいえることは、現在多いのは、人間関係や考え方が原因でうつになった人たちであること。

そのことからも、薬ではうつは治せません。

確かに、うつ病は薬「だけ」では治りません。

仕事環境の見直しや人間関係の調整、考え方の修正も大切です。

しかし、中程度以上のうつには薬は必要なのです。
うつ治療のメインは薬物療法~抗うつ薬が効く理由~

ガンになった時、睡眠時間や食事、運動といった生活習慣を見直すことは大切でしょう。

しかし病気を治す抗がん剤治療や手術もするはずです。

ガンになった根本原因(生活習慣や遺伝性)を治すことも大切ですが、結果(腫瘍)を取り除くことも必要です。

骨折をすれば、危ない場所に近づかないようにしたり、骨が折れそうになる動きを避けるようにすることは大切でしょう。

しかし、骨を整えるギプスをつけ、リハビリをするはずです。

骨折になった根本原因(骨が弱い、危険な動きをした)を治すことも大切ですが、結果(骨折)の治療も必要です。

うつ病も同じことが言えるのではないでしょうか?

うつ症状という結果を治療することも大切で、それが抗うつ薬をはじめとした薬物療法なのです。

中程度以上のうつ病になった時、考え方や人間関係、環境調整をしただけでは治りません。

その事は、うつを経験した読者さんが一番ご存じかと思います。

いわゆる”気の持ちよう”ではうつは治らないのですから。
うつが甘えじゃない理由:思い込みにとらわれてはいけない

ご自身の心が弱いわけではありません。

2.うつ原因の大本は「親子関係」にあると言い切ってしまっているから

この本で何度もいっていますが、うつの要因となる考え方の大本は、親子関係にあります。

うつの要因は人それぞれですので、親子関係が大本とは言い切れません。

著者の宮島賢也さんの両親は仲が悪く、母親は学歴偏重で勉強ばかりさせられて嫌だったようです。

そういったご自身の原体験だけを全員に適応するのは無理があるかと思いました。

うつの要因はそんな単純なものではなく複雑に絡み合った心理的葛藤から生まれるものだと僕は感じています。
うつの原因はストレス?~ストレスは「原因」ではなく、「誘因」です~

「自分の「うつ」を治した精神科医の方法」(宮島賢也)のAmazonレビューがひどい

「自分の「うつ」を治した精神科医の方法」(宮島賢也)のAmazonレビューで☆1つや2つが多いのが気になります。

医師としては信頼できませんでした

数年前、本を読んで共感し、著者の湯島にあったクリニックに通院しました。(現在は倒産)
安保先生の免疫療法の考えをベースにしたもので、20分の著者のカウンセリングと40分の鍼灸ワンセットで8000円か9000円の自由診療。
予約制ですが、鍼灸師は数人いるのである程度混んでいるかと思ったら、いつもガラガラ。
最初は「早く治るから空いているのか」と思ったけれど、違いました。
著者のカウンセリングは高圧的で、考えてきた事、良かれと思ってやっている事を、いつもかなり早口で、急き立てるようにきつく否定されることの連続で、最初は「自分が今、曲がっていて間違っていて、治療として矯正してもらっているのだ」と思っていたけれど、毎回そうなので、すっかり嫌になり最後には怒鳴りあいに近いものになってしまい、通院をやめてしまいました。

鍼灸師の方はとてもいい方だったので、そこだけは残念でした。

レビューもする気はなかったのですが、「うつヌケ」のヒットで関連本としてこの本が売れているようなので、ある側面からの忠告としてアップしました。

「うつヌケ」の著者が救われたように、本自体は悪いものではないと思います。

【読んで余計鬱悪化した】

書店で立ち読みしてその時点では書き方が他の書籍よりもわかりやすそうな感じを受けて購入しましたが、読んでいてげんなりしました。

鬱は考え方を変えれば治る…そんな事今までたくさんの本でも書かれていましたし、だからって、はいそうですか、と簡単に変われる程簡単なものではないからです、読んでいて余計苦しくなりました。
頭ではわかっていてもなかなかそう簡単に変われない、だからもがく…こんなに簡単に治るみたいな書き方をされるのは読んでいて余計出来ない自分を責めてしまい鬱が悪化します。
オススメなんか出来ません。

【医学を理解していない人が書いた本】

著者の経験をもとに書いたとのことだが、精神科医という社会的影響のある人間の書く書物ではない。

他の本も読んだが、精神病が脳病であるという視点に欠け人間関係の中からうつ病が生まれると誤解させる内容である。

それらは伝統的に神経症と呼ばれるものであり薬で治らないだろうから共感もされるだろうが、薬で治るよくなる人たちがいることを否定もしくは誤解させてしまうタイトルには辟易である。

まったくもって同感です。

本書の内容を鵜呑みにしないように気を付けていただければと思います。

おわりに

医師だからと言って安易に信じてはいけませんね。

色んな人がいるのです。

偏った人や悪意のある人、お金儲けだけ考えている人もいるのです。

よ~く人を見極めて治療に励めればと思います。

お読みいただき、ありがとうございました。

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