【うつ病の問診】うつ病の薬は効かないから飲まない?┃いや、飲むべきです。
2017/10/31
目次
薬だけでうつは治らない。しかし薬は必要なのです
こんにちは、青年A(@seinen1234)です。
本日は前回の問診ストーリー「【うつ病の問診】僕はうつ?それとも躁うつ(双極性障害)?┃光トポはNG」の続きです。
僕が「うつ・顎関節症」だった頃の先生とのやりとり(問診)を紹介していくコーナーです。
同じ病気、症状に苦しんでおられる方の参考になれば幸いです。
本日もよろしくお願い致します。
うつ病の問診
<全然よくならない>
先生
体調はいかがですか?
僕
あれから考えたんですけど、やっぱり薬(サインバルタ)は怖くて飲めませんでした。
(【うつ病の問診】僕はうつ?それとも躁うつ(双極性障害)?┃光トポはNG)
母
あの後も毎日息子と電話してるんです。
やっぱり声のトーンが下がっていますし、不安感がひどくなってる感じがします。
あれから私自身、本を読み漁って、うつ病の症状の範囲が広いことが分かりました。
毎日心配で、会社には出勤してるようなんですが顎も股の違和感も悪化しているようで…
(【まとめ】ぼくの鬱病の症状~こんな症状に苦しんでいました~)
先生にこの子救ってもらおうと思いまして。
先生
そうですか…
具体的には股の状態はどんなふうになってますか?
僕
股(太もも)と睾丸がくっついてるような気持ち悪さ、不快感があるんです。
(足のケガから股の違和感へ~異常事態発生~)
その他にも、
・光がまぶしく感じる
・体からやる気・意欲が出ない
(うつの症状の正体とは?:それは脳が生み出した「幻術」)
・顎周りの筋肉の緊張
(顎ずれを気にしすぎないで!病気になんて、ならないから。)
・目が開きにくい
・下半身が重だるい
(うつ病の症状の1つとして体が重く感じることはよくある症状)
といった症状もあります。
東京の顎関節症の先生のもとには精神的な症状を訴える人もたくさん来られるみたいで、夜の食いしばりがきつい人には抗不安薬やトレドミンを処方するようです。
(木野顎関節研究所~顎関節症、噛み合わせの治療はここで決まり!~)
先日その先生に診てもらった時には、緊張感と不安感、抑うつ傾向が強まっていて、顎だけの治療では厳しい状態ですと言われました。
親身になっていただける先生に薬の相談したらとも言っていただけました。
(左診療所~親切親身になってくださった精神科・心療内科~)
今は学生時代に比べてサインバルタに対する抵抗感がありまして、違った抗うつ薬とか抗不安薬とかはどうですか?
<抗うつ薬は長く飲むと神経が安定してくる>
先生
以前はサインバルタの反応が良かったですね。
トレドミンもサインバルタと同じSNRIですが、古いタイプで最近はあまり使われないです。
SNRIは体の症状にも効くのですが、ノルアドレナリンの発汗作用が有って気になるようなので、SSRIに替えても良いかもしれません。
使ってみて躁転した場合は、前回お話したように双極性障害の治療へ切り替えましょう。
他にはNaSSAというお薬もありますが、「ヒスタミン」という物質をブロックする作用があって、不眠が強い人には使ったりします。
ただ、青年Aさんは不眠がないので、SSRI(レクサプロ)で良いでしょう。
(うつ病の過眠と治療法:うつの睡眠障害は不眠だけではない)
最後に、抗不安薬は一時的には効くけど、長く使うものではないんです。
反対に抗うつ薬は長く飲むと神経が安定してくる作用があります。
僕
分かりました。
ではSSRIでお願いします。
ありがとうございました。
おわりに
中程度以上のうつ病治療に抗うつ薬は必須でしょう。
薬だけ飲んで治るほど簡単な病気ではありません。
しかし、うつ病は脳内の何らかの異常というカラダの病気なので、(中程度以上の場合)放っておいて治るものではありません。
(うつはこころの病気というよりカラダの病気だと思う)
環境調整が必要です。
(うつ治療に「環境調整」は必須~その理由と5つのやり方~)
緊張とプレッシャー、長時間労働の仕事を続けながら薬を飲んでも、僕みたいに治らない可能性が高いかもしれません。
よく言われるようにうつ病は
・お薬の服用
(うつ治療のメインは薬物療法~抗うつ薬が効く理由~)
・きちんとした休養
(うつの休養の仕方~休養は治療の1つです~)
が二本柱でどちらも必須なのです。
それにプラスして考え方を見直す認知行動療法やコミュニケーション手法のアサーションなども次第に取り入れていくのが良いでしょう。
認知行動療法とは?~認知行動療法を世界一分かりやすく解説しました~
アサーションを知ろう~I’m OK, You’re OK!な表現技法~
本日もお読みいただき、ありがとうございました。
青年A