うつは思考習慣病だと思っている│我々がうつになった誘因と思考の取り扱い方
目次
病は気から
こんにちは、青年A(@seinen1234)です。
本日は、うつを思考習慣病だと思っている理由をお伝えしていきます。
生活習慣病は聞きなれた言葉ですが、思考習慣病は聞いた事がないと思います。
僕が今つけた名前だからです(笑)
それでは本日もよろしくお願い致します。
なぜ、我々はうつ病になったのか?
そもそも、なぜ私たちはうつ病になったのでしょうか?
うつの原因が特定されていないのではっきりしたことは分かりませんが、原因を導く誘因として「考え方」「ストレス」「生活環境」が絡み合って発症すると言われています。
(うつの原因はストレス?~ストレスは「原因」ではなく「誘因」です~)
この事は皆さまもご存じかと思います。
この中で今回は「考え方」に注目していきます。
なぜかと言うと、同じ「ストレス」「生活環境」でも、うつ病にならない人がいるのです。
ブラック企業で多くの人が退職しても、残って仕事を続ける人がいます。
小学生の頃にひどいいじめを受けたけど、それを苦にせず明るく元気に活動している人もいます。
「ストレス」「生活環境」がうつを誘うことはあるけど、同じ状況でもうつ病にならない人がいるのは事実です。
では、うつを引き起こす最も大きな誘因は何でしょう?
僕は、その人特有の「考え方」だと思っています。
考え方が体(脳)や現実に影響を与えるということです。
(「病は気から」~うつ病になりやすい性格をアンインストールする~)
まさに世界的ベストセラー『思考は現実化する』ですね。
では、具体的にどのような考え方がうつを誘ったのかをみていきます。
自分で自分を傷つける考え方
結論から言うと、「自分で自分を傷つける考え方」がうつの最大の誘因だと考えています。
うつになるまで次のような考え方をしていなかったでしょうか?
・成功するには笑ってはいけない
・苦しめば苦しむほど良い
・常に悪い点を見つけて改善することが大切だ
・なんで自分だけケガばっかりなんだ
・顔が悪いからモテないんだ
(身体醜形障害と治療法~僕は鏡にうつる自分に絶望していました~)
・自分ほど不幸な人間はいない
・完璧でなければならない…など。
もちろん、完全に間違った考え方だとは思いません。
ある意味そう言える側面もあるでしょう。
成功するには楽しいことだけじゃなく苦しいこともあります。
ある程度の負荷(ストレス)があるからこそ人は成長します。
また、うまくいかない点を見つけて改善することだって大切でしょう。
しかし、大切なのはバランスです。
うつになった人は「常に悲観的」「絶対にこうだ」「こうでなければならない」といった決めつけ思考が強すぎたのかもしれません。
・成功するには(絶対に)笑ってはいけない
・苦しめば苦しむほど(絶対に)良い
・(いつも)常に悪い点を見つけて改善することが大切だ
・なんで自分だけ(いつも)ケガばっかりなんだ
・顔が悪いから(絶対に)モテないんだ
(身体醜形障害と治療法~僕は鏡にうつる自分に絶望していました~)
・自分ほど(絶対に)不幸な人間はいない
・(絶対に)完璧でなければならない…など。
世の中AかBかの2択で割り切れるほど単純ではありません。
色んな見方ができる柔軟な思考が足りなかったのかもしれません。
(情報のウソ、ホント。見極める力~意見と事実の違い~)
うつになりやすい気質
よく例に出される「うつになりやすい気質」をご紹介しておきます。
1.メランコリー親和型性格
→ルールを守り真面目な気質。
・几帳面で真面目
・責任感が強い
・勤勉で意欲的に取り組む
・良心的で他人に気を遣う
・完璧主義でルールや秩序を守る
・対人関係では衝突を避け、他人に尽くそうとする
2.執着気質
→ある感情が長く続く気質。
・正直、頑張り屋
・凝り性、熱中しやすい
・徹底的、おおざっぱを嫌う
・正義感が強い
3.循環気質
→気分の波が大きい気質
・社交的で親切
・明るくユーモア
・活動的
・物静かで気弱な一面がある
・悲観的な要素を持っている。
うつになった人は、これのどれかに当てはまる人が多いのではないでしょうか?
ただ、「これらの性格が絶対に悪い」というわけじゃありません。
すごく良い面もあるのです。
仕事や勉強で結果を出せるでしょう。
しかし、ストレスやネガティブな事に対しては弱いのかもしれません。
・メランコリーでは「常に完璧でなければならない」と思い、
・執着気質では「ネガティブな感情が長く続き」、
・循環気質では「気弱で悲観的」に考えてしまう。
そういった考え方の習慣=「思考習慣」によって、うつが引き起こされたのかもしれません。
思考習慣を変えていこう
ネガティブ「すぎて」はいけないのです。
悲観的「すぎて」はいけないのです。
真面目「すぎて」はいけないのです。
”なんとかなる”と考えたり、”ポジティブな面”を探したり、”はっちゃける”ことも重要なのです。
(うつの人にかける言葉~人間万事塞翁が馬~)
思考は習慣なので、今までの「自分で自分を傷つけてしまう考え方」を変えていくことが大切でしょう。
何度も言いますが、我々の性格すべてを否定しているわけではありません。
(【闘病記】うつ病と顎関節症 」)
つらいこと、ネガティブな事に対する考え方の対処法を見直そうということです。
思考習慣病の対処法
思考習慣病の対処法は以下の記事で詳しくまとめていますので、ご覧ください。
・認知行動療法とは?~認知行動療法を世界一分かりやすく解説しました~
・認知再構成法(コラム法)のやり方~あなたの考えはほんとうに正しいのか?~
・うつ、人間関係でお悩みの方へ~気にすることなく善を行いなさい~
また、斎藤一人さんの本もオススメです。
納税額日本一のお方で心が豊かになる考え方を教えてくださっています。
もちろん、うつ病は気の持ちようで治るものではなく、医学的に認められた病気なので、その治療も同時進行で行っていきましょう。
おわりに
うつは特有の凝り固まった考え方が積み重なって発症するという思考習慣病についてお話していきました。
うつの誘因はそれだけではありませんが、小さい頃に形成された自分自身を傷つけてしまう考え方がうつを引き起こしたのかもしれません。
「自分に厳しく」は悪い事ではありませんが、大切なのはバランスですね。
息抜きも大切ということです。
本日もお読みくださり、ありがとうございました。
青年A