うつ、顎関節症を治そう

~患者(私)の体験記と克服法について~

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情報のウソ、ホント。見極める力~意見と事実の違い~

      2017/11/04

情報をうのみにしてはいけない!正しさの確率をあげていこう

こんにちは、青年A(@seinen1234)です。

インターネットが発達し、個人でも簡単に情報発信ができる時代となっています。

そして情報が氾濫し、多くの人が情報過多で、何が「正しくて」何が「間違っているのか」の判断に困っているようです。

先に結論を申し上げますと、「そもそも世の中で絶対に「正しい」ことはない(少ない)」ということです。

しかし、ある情報において正しさの確率を上げることは出来ます。

まずは意見と事実の違いを解説したいと思います。

意見と事実とはなんぞや

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意見:その人の考えや聞いたこと。事実ではないこともある

僕はラーメンが好きです。

食べログでラーメンを調べると、たくさんのレビューが掲載されている店がありました。

☆4つや5つ並び、「とってもオススメの店です」「ほんとおいしいです、やみつきになります」といった絶賛の声が多い店でした。

「これは期待できるな…うまそうだ!ウヘヘ」とよだれを垂らして、そこのラーメン店に行きました。

しかし、出てきたラーメンは僕の口に全く合わず、「どこがオススメの店なんだ、やみつきにならないけども…」と思いながら、店を後にしたのです。

人様の意見をうのみにした結果です。

そこにはただ、ラーメン一杯780円という事実だけが残されていました。

事実:確かなこと、実際に起こったこと。人によって事実が異なることがある

次の絵をみてください。ルービックキューブの一面です。

FreshPaint-0-2015.10.22-02.11.58

(毎度ハイクオリティな絵ですみません。w)

絵の品質はともかく、このルービックキューブは黄色です。

これは事実です。

しかし、このルービックキューブを回転してみると、

FreshPaint-0-2015.10.22-02.17.54

 

青色の面がありました。

このルービックキューブが青色であることも事実です。

つまり、見方によって事実が異なるということです。

では何をもって、情報の正しい正しくないを判断すればよいのでしょうか?

その前にまず、人の考え方の2種類の傾向についてご紹介致します。

人の考え方は大きく2種類~帰納法と演繹法~

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帰納法:多くの事実をまとめ上げ、結論を導く方法

例)

「徳川家康は亡くなった」「僕の祖父も亡くなった」 「知り合いのおばあちゃんも病気で亡くなった」→「人類はみないつかは死ぬものだ」

例)

「福岡のラーメンはとんこつラーメンだ」「長崎のラーメンもとんこつラーメンだ」「宮崎のラーメンもとんこつラーメンだ」→「九州のラーメンはみなとんこつラーメンだ」

事実を多く集めれば集めるほど正しい情報にたどり着ける確率が高まる。

しかし、必ず正しいという保証はない。

演繹法:大前提(ルール)から、結論を導く方法

例)

「野菜は栄養がある」

白菜は野菜だ。

「だから白菜は栄養がある」

例)

「人は死ぬと天国にいく」

祖母が亡くなった。

「祖母は天国にいった」

大前提(ルール)が間違っていれば、結論は間違うことになる。

人の思考・推論は、「帰納法」か「演繹法」に分けられる。

しかし、どちらも欠点があり完全ではない。

僕たちは確からしさ(正しさの確率)を上げていくしかない

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ここまでで、「正しい」情報を見抜くことがどれほど難しいかお分かりいただけたのではないでしょうか?

僕たちは、「正しい」と断定できることは少ないけれど、「正しさの確率」を上げることはできます。

「この情報は70%くらいで正しいだろう」といったように。

最後にその「正しさの確率を上げる方法」をお伝えしたいと思います。

1.複数の情報源に触れる

→1人の、1メディアの、1サイトの情報だけで判断するのではなく、複数の情報に触れることによって精度を上げることができます。

2、反対意見の情報源にも触れる

→こちらも大切な作業です。

絶対に「正しい」情報は極めて少ないので、反対意見にも傾聴し、判断材料とします。

3、人生の経験値を増やす

→調べるだけではなく、実際に経験することも十分に有効です。

ここのフィットネスクラブに通って痩せたわ!という意見があれば、実際に通ってみて、どうか判断すると良いでしょう。
(○○ザップやってみたいなーと思っています(笑))

おわりに

人は、他人の意見を普遍的な事実と考えてしまう傾向があります。

うつ病にかかる方は、真面目で熱心な反面、物事を白黒はっきりさせないと気がすまない人も多いようです。
(僕がそうでした)

この痛いほどリアルな現実世界では、白でも黒でもない「グレー」があるのです。

頭を柔軟に、お伝えした3つの方法を参考に、判断力をつけていければと思っています。

本日もご清聴ありがとうございました。

まとめ

・人の思考はもともと不完全、誰でも間違う

・絶対に「正しい」ことはない(または少ない)

・多くの情報に触れ、「正しさの確率」を上げる努力はできる

・実際に経験してみるという方法もある
 自己紹介

青年A


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