うつ、顎関節症を治そう

~患者(私)の体験記と克服法について~

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小型脳波計がうつ病の客観的診断の道を開くかもしれない~スリープスコープ~

   

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「うつ病」の客観的診断基準はまだない

【日刊工業新聞】
小型脳波計でうつ病診断の道開く-スリープウェル、共通する特異的脳波データ見いだす」によると、
脳波を調べて睡眠評価をする装置「スリープスコープ」がうつ病の客観的診断に役立つ可能性があると記載されている。

まずは、この記事を抜粋&要約させていただきます。

小型脳波計を用いて簡便に睡眠評価を行える。
睡眠状態を評価するには、多くの電極を体に装着して行うポリグラフィー検査(PSG)しかなく、
病院でしか行えない大がかりなものだった。

スリープウェルの小型脳波計を用いる方法では、患者が自宅で脳波を簡便に測定でき、
データ蓄積量を格段に増やすことができる。

蓄積した脳波データをうつ病診断に活用できることも発見、事業の可能性がさらに拡大している。

大阪バイオサイエンス研究所がマウスの脳波測定のために活用していた技術を人間の睡眠評価で応用した。
社長の吉田政樹は同技術との出会いを「社会的課題の解決につながると直感した」と振り返る。

スリープウェルの設立は、吉田の起業への思いが結実したわけではない。
吉田は、大阪市がVBの支援などを行うために設置した大阪産業創造館でコーディネーターとして活動していた。

その中で、小型脳波計を人間の睡眠評価に広げるビジネスプランと出会った。

コーディネーターとして、資金を得るためにあらゆる補助制度に応募した。
その結果、科学技術振興機構の独創的シーズ展開事業に採択され、
「研究開発終了後に会社組織にすることが条件で、研究者たちから推される形で社長になった」。

設立後半年たった頃、蓄積した脳波データを照合していた吉田は「これは」と思う症例に気付いた。
うつ病の症状がある被験者の脳波に共通する波形が浮かび上がった。

うつ病診断は問診などの主観的な方法しかないが、
特異的な脳波データをマーカー(指標)にできれば客観的な診断が可能になる。

「うつ病マーカーとして認められれば、さらに社会的課題解決の幅が広がる」と
論文発表に先んじて特許取得に動いた。

今年7月には米国シリコンバレーで今後の成長が期待できる日本初VBの1社として表彰を受けたのを機に、
うつ病診断について「まず米国で承認を得るための臨床試験を進める」決断を下した。

「うつ病診断は問診などの主観的な方法しかないが、
特異的な脳波データをマーカー(指標)にできれば客観的な診断が可能になる。」
という文章が印象的でした。

うつ病の客観的診断基準ができれば、医者も診断が容易になるでしょうし、誤診も減るでしょう。
また患者としても、客観的診断があれば、自身が「うつ病」にかかっていると自覚しやすくなります。
(例えば足をケガしたとき、レントゲン写真をみれば、骨折かどうかが分かるように)

僕は「【闘病記】うつ病と顎関節症」で詳しく記事にしていますが、精神症状よりも身体症状のほうが酷く、
自分が「うつ病」だと認めることができませんでした。

夜もよく眠れました。いや寝すぎていました。睡眠過多です。
(「寝すぎ」という睡眠障害もうつ病の症状としてあるようです)

できるだけ早く、正確な客観的診断基準ができればと思います。

今後「うつ病」の客観的診断に役立つ可能性があるその他のもの

うつ病の客観的診断を可能にしようと、各方面で開発が進んでいるようです。

・「光トポグラフィー検査

光トポグラフィー検査」は別記事で取り上げていますが、
診断補助でしかなく、まだまだ頼りになりません。

米国のうつの学会も「あんなもの、まだまだダメだ」
といった異例のコメントを発表しているようです
(以前かかりつけの心療内科の先生にお伺いしたことです)。

僕も光トポを受けたことがありますが、
中には、その診断結果を見せて、高額な保険外の治療を勧める医院もあるようです。

・「血液検査
→血液検査を「うつ病」の客観的診断に生かそうとする試みもあるのですが、
まだうまくいっていないようです。

現状の診断基準

現段階では、お医者様の問診と
「ICD-10」(世界保健機構(WHO))、
「DSM-IV」(米国精神医学会)の3つがメインとなっています。

(「ICD-10」、「DSM-IV」は、「最近2週間を振り返って、毎日が抑うつ気分である」
「自分はダメなんだと自虐的な気持ちがあり、自信を喪失している」
「ほとんど1日中、ほとんど毎日の、すべて、またはほとんどすべての活動における興味、喜びの著しい減退」
「ほとんど毎日の不眠または睡眠過多。」といった各チャック項目から判断する手法)

終わりに

うつ病は明らかに病気です。

病気なので、体内(脳を含む)で確実に異変が起きています。
その異変は、脳の神経伝達物質のやり取りの減少によるところが多いと仮定されていますが、
まだまだ「うつ病」は謎が多い疾病のようです。

しかし、治らない病気ではありません。

薬物療法~抗うつ薬、抗不安薬~」「休養~休養は治療の1つです~
心理療法~自律訓練法~」「運動療法~うつの人に運動を強くオススメする4つの理由~」を用いて
焦らず、療養していきましょう。

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