「散々泣いたよ」 内田篤人、639日ぶりにピッチへ:うつ患者の励みとなる記事
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「交通事故クラスの怪我」から復帰した男
こんにちは、青年A(@seinen1234)です。
本日はヤフーニュース「「散々泣いたよ」 内田篤人、639日ぶりにピッチへ 絶望から再生への軌跡」から為になる部分と僕の意見をご紹介したいと思います。
よろしくお願い致します。
1年9か月ぶりの復帰
12月8日に行われたヨーロッパリーグのザルツブルク戦で、シャルケの内田篤人(28)が、2015年3月のレアル・マドリード戦以来、およそ1年9か月ぶりの復帰を果たした。
試合直後から、日本代表でプレーする選手たちはもちろん、世界王者であるドイツ代表の選手たちまでもが、一様に内田の復帰を祝福した。
スポーツ選手にケガはつきものと言われますが、本来のパフォーマンスが出したいのに出せない葛藤は凄まじいものです。
僕も野球をしていたから分かりますが、
・レギュラーを奪われるんじゃないか
・ケガはいつ治るんだ
・痛い
・このケガさえなければ楽しくプレーできるのに…
といった強烈な葛藤に苦しみました。
そして僕はうつになりました。
(始まりはイップスから‥)
まして内田選手はプロサッカー選手です。
生活がかかっているんです。
解雇されれば無職で収入が途絶えてしまうので、僕なんかよりもっときついプレッシャーを感じた事でしょう。
639日ぶりにフィールドに戻ってきた内田
「ウーシーダ、オーオーオ」
『ウチダ』ではなく、『ウシダ』と発音してしまうシャルケファンの声援がスタジアムに響いていく。
そして、自分と交代でベンチに下がるリーターが近づいてきた。
ピッチに深々とお辞儀をして、右足からタッチラインをまたぐ。
プロサッカー選手になってからずっと変わらない内田の流儀だ。
82分56秒からアディショナルタイムを含めた93分54秒まで。
復帰戦で与えられた11分足らずの時間はあっという間に過ぎて行った。
この試合で起用されたのは「リハビリを頑張った、ご褒美」だと考えている。
交通事故クラスのケガから629日ぶりの復帰。
1年9か月くらいでしょうか?
1年9か月で治りますと先に分かっていれば耐えられますが、ケガや病気は完治期間が不明なことが多いです。
うつ病も同じですね。
良くなったり悪くなったりをくり返して回復していきますが、治療期間は人それぞれです。
いつまで続くか分からない治療やリハビリを続けるのはメンタル的に相当キツイです。
うつ経験者は、先が見えずに絶望してしまう感覚がお分かりかもしれませんね。
ケガのきっかけはハノーファー戦
シャルケの公式戦を74試合も欠場し、シャルケのユニフォームを着て再びプレーするまでに639日間も要するきっかけとなったのは、2014年2月のハノーファー戦で負った怪我だった。
「オレの怪我は、普通のものではないから。
しかも、『膝蓋靭帯』と言われる、人間の身体のなかで最も強い靭帯が骨化(*)することは滅多にない。
2014年2月9日のハノーファー戦で右足の太ももと膝の腱を怪我したことがきっかけだったそう。
右足は地面についているだけの状態で、階段を上るだけで激痛が走るほどだったようです。
しかし痛みに耐えながらもプレーを続けたために悪化してしまったのだが、その後の内田選手の言葉がかっこいいんです。
後悔はない。覚悟もしていた。男なら痛いなどと言うべきではない。そんな美学を貫いた。
まさに男!といったカッコよさですね。
僕にはない根性があって憧れます。
その後内田さんは手術をする決意をします。
どんどん細くなっていく右足
手術をしたわけだけど、なかなか治らない。
あの決断が間違っていたんじゃないかなって、すごく迷った時期が一番、きつかった」
(*膝蓋靭帯の痛めた箇所が、そこを修復しようとする人間の治癒力のために骨のような状態になる)
「1年9か月もリハビリやれる?
しかも、治るのかどうか、わからないなかで。
こうすれば治ると、わかっていたら、1年でも、2年でも、やれるよ!
でも、リハビリをやっても、やっても、どんどん細くなっていく右足を見ると、『これ、治るのか?』って思ってしまうでしょ」
この感覚はすごく分かります。
うつ病でも同じでした。
毎日毎日「体が重い」「光がまぶしく感じる」「顔や首周りの緊張」「やる気が出ない」といった症状に苦しみ、何日経っても変わりませんでした。
(【まとめ】ぼくの鬱病の症状~こんな症状に苦しんでいました~)
そんな状態が続くと、
・もう治らないんじゃないか
・この苦しみが一生続くんじゃないか
・いつ治るんだ
・死んだら楽になれるのか
(「うつの自殺は絶対あかん」~してはいけない4つの理由~)
といった思いにとらわれるようになっていったのです。
涙はもう、枯れていた。
日本の関係者やファンだけではなく、ドイツ人の関係者、メディア、ファンまでもが心を動かされた復活劇のなかで、内田が涙を流さなかった理由もそこにあったのかもtしれない。
「オレは、もう散々泣いてきたから。
夜にご飯を食べていて、涙が出てくるなんてこと、普通はないでしょ?」
ポーカーフェイス。ハートが強い。動じない。
そう評される内田でも、袖を濡らさずにはいれなかった。
苦しみ抜いた先に光があるのだろう。
「夜に、膝のアイシングをしながら涙が流れてきたり、リハビリ中にもそういうことがあった。
練習場に行く車のなかでもよく、泣いてたよ。
『あぁ、治らねぇ』って。
それくらいはあるでしょう、1年9か月も休んでいれば。
まぁ、泣いて治るくらいなら、いくらでも泣くよ。
でも、そういうものではないから」
内田選手のように苦しみながらも前を向いて歩く人がいるんですね。
本当に励まされます。
うつ病になると、自分だけが不幸のような気がします。
周りが輝いて見えるのです。
しかし実際は多くの人が問題を抱えています。
自分だけではないのです。
根性を出して「絶対に病気を克服してやる!」という強い希望を持つことが大切なのかもしれません。
(「病は気から」~うつ病になりやすい性格をアンインストールする~)
おわりに
こういう復活劇を見ると、自分も頑張らねば!と思います。
うつは治せる病気なのだから。
本日もありがとうございました。
青年A