うつ、顎関節症を治そう

~患者(私)の体験記と克服法について~

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(第4回目)木野孔司先生による治療

      2015/10/16

最後の治療

2015年4月末で退職が決定した僕は、5月のGW明けに実家に帰ることが決まりました。

木野孔司先生の最後の治療は、5月の最初の頃だったと思います。

気持ちを平らかにすることが大切。

回目の治療と同様に、

前回からの症状の変化、状況、TCH是正訓練が出来ているかどうかについて

詳細なヒアリングをされていました。

(第3回目)木野孔司先生による治療の時の時点で、

自分の症状の真の原因は、顎関節症ではなく、うつ病であるのではと

強く思うようになっていました。

しかし、「体(特に下半身)が重い」、「やる気が出ない」、「すぐに疲れる」、

「光が異常にまぶしく感じる」、「1人でいると異常な不安感に襲われる」といった

症状には相変わらず苦しんでいました。

そして、自分はもう治らないのではないか、一生この苦しみに苛まれ続け、

何も成し遂げずに死んでいくのだとしか考えられませんでした。

そんな僕に、木野先生はこう仰いました。

気持ちを平らかにし、

『悪くなっていない』というところに目を向けることも大切ですよ

と。

今思えば、ネガティブな感情、考えが頭の中でグルグル回ってしまうのは、

うつ病の症状のためだったと思います。

僕は、その考えに歯止めをかけようとせず、

自ら自分を苦しめていたことに気づきました。

長い期間、マウスピース治療をしてきたことで、

夜間の食いしばりや緊張が脳の神経回路ができてしまっている。

それらを少しずつ是正していくのが、このTCH是正訓練でもあるので、

気長に回復を待つべきだとも教えていただきました。

この是正治療は、どこでも出来るものなので、

引っ越しが決まり、実家に帰ったあとでも続けようと思いました。

そして、最後の治療が終わりました。

木野孔司先生には、不安なこと、疑問点をメールで何回もご相談しました。

その度、すぐに丁寧で分かりやすい文章で返信をくださいました。

心から感謝しております。

こうして僕の1年ちょっとの東京生活が終わりを迎えたのです。

青年A

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