「アサーション入門」(平木 典子)–アサーション初心者はまずこの本からだ–
2017/10/05
自分も相手も大切にする表現を学ぶ…それがアサーション
こんにちは、青年A(@seinen1234)です。
認知行動療法の一種「アサーション」が近年注目されています。
ストレスの大半が人間関係といわれる現代社会で、いかにうまくコミュニケーションをとっていくかが大切だからです。
アサーションは「自分も相手も大切にする表現技法」です。
(アサーションを知ろう~I’m OK, You’re OK!な表現技法~)
この技法を身につけることで、「カッとなって怒ったり」「自分勝手なことを言ってしまったり」することが減り、相手と気持ち良いコミュニケーションを築いていけることでしょう。
今回ご紹介する「アサーション入門――自分も相手も大切にする自己表現法 (講談社現代新書)」は、日本におけるアサーションの第一人者「平木典子」先生が書かれた本です。
タイトル通り、アサーションをはじめて学ぶ方にぴったりです。
本書の一部を抜粋してご紹介します。
〈はじめに〉
「自分も相手も大切にする自己表現」を意味するアサーションは、私たちの会話を心理学の知恵をもとに読み解き、日常のやり取りに変化と充実感をもたらすコミュニケーション方法と関わり方です。
〈自己表現のタイプは大きく3つある〉
・非主張的自己表現
「言わない」「言いそこなう」
非主張的自己表現とは、自分の意見や気持ちを言わない/言いそこなう、言っても相手に伝わりにくい自己表現です。
・攻撃的自己表現
「アグレッシブ」
自分の言い分や気持ちを通そうとするものです。
・アサーティブな自己表現
バランスの自己表現、それが「アサーション」あるいは「アサーティブな自己表現」です。
①自分の考えや気持ちを捉え、それを正直に伝えてみようとする
②伝えたら、相手の反応を受け止めようとする
ことです。
〈思い通りに進むとは限らないコミュニケーション〉
アサーションとは、自分の思いを正直に、率直に、なるべく相手に分かりやすいように伝えることですが、相手も同じように自己表現することを前提としています。
したがって、たとえ自分の思いが伝わったとしても、ものごとは思い通りに進むとは限らないこと、人間関係は互いに同意したり、同意しなかったりしながらつくられていくことを前提としたコミュニケーションということになります。
〈意見が合わないときの歩み寄り〉
合意が得られないときは、互いに意図を説明して相互に理解し合い、新たな歩み寄りの提案をして、合意点を見つける話し合いをするのです。
〈アサーションの基本となる2つのステップ〉
1、自分の気持ちを確かめる
2、正直に言語化してみる
〈危険や恐怖に出会ったとき〉
1、自分の心配は、具体的にどんなことから来ているのか
2、心配なことが起きたら、どうすれば対応できるか
この2つのことを考えることができれば、心配はアサーションの役に立ちます。
「どうしようもない」と考えない
「危険を避けるために、何か方法があるのではないか」と実現、実行の可能性を探ることです。
そうすれば、たいていのことには、方策が見つかるものです。
「ドラえもん」の静香ちゃんが理想
本書でも紹介されていますが、アサーションにおいてドラえもんの静香ちゃんが理想です。
ジャイアンのように自分の意見ばかり押し付けるのではなく、のび太のように言いたいことがいえずに沈み込んでしまうわけでもないですね。
柔軟性に富んだしなやかな対応を静香ちゃんはしています。
そういった強く、しかも柔軟な対応を本書で学ぶことができます。
そして、知識として学んで終わりではなく、実践まで導いてくれています。
(使わないと意味ないですもんね!)
アサーションを学びたい方はぜひ一度目を通してみてはいかがでしょうか?
自信をもってオススメできる本です!
本日もありがとうございました。
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