「はじめての認知療法」(大野 裕)~まるで教科書!ものすごく分かりやすい認知行動療法の本~
2017/09/22
認知行動療法の決定版!ほんとオススメの本
こんにちは、青年A(@seinen1234)です。
三ノ宮のドトールでこの記事を書いています(笑)
本日は、認知行動療法についてのおすすめ本をご紹介します!
そのおすすめ本は「はじめての認知療法 (講談社現代新書)」です。
うつを根本的に治したい方に読んでほしい
うつ病はカラダの病気です。
詳細は「うつはこころの病気というよりカラダの病気だと思う」に記載しましたが、脳内の何らかの異常によってもたらされる病気です。
しかし、うつのきっかけが、その人特有の考え方や行動の場合が少なくありません。
(うつの原因はストレス?~ストレスは「原因」ではなく、「誘因」です~)
薬物治療と休養でうつ病が回復したとしても、考え方や行動に問題があるままだと、うつが再発してしまう可能性があるのです。
そういったうつ予防、うつ再発予防から認知行動療法が注目され、保険適用としても認定されました。
考え方や行動の「歪み」を認知して修正していく認知行動療法は、うつ病だけでなく、健康な人にとっても効果があります。
認知行動療法のやり方を理解して実践することは、これからの人生にとって大きな支えとなることでしょう。
その認知行動療法を理解するのに、この「はじめての認知療法 (講談社現代新書)」がぴったりなのです。
いつものように本書の一部を抜粋します。
(写真撮影が下手ですみません!↓)
〈自動思考に気づこう〉
・認知療法の創始者「アーロン・T・ベック」博士は、患者さんが、つらい気持ちになったときや気持ちが動揺したときのことを話したときに「そのときどのような考えが頭に浮かんでいましたか」と聞くことが大事だと繰り返し話していました。
・「そのときに何を考えたか」「そのときにどのようなイメージが頭に浮かんでいたか」と自分に問いかけてみる習慣をつけてみてください。
・ここで注意しておいてほしいことがあります。
・それは、自動思考が間違っているとか正しいとかという判断を急がないということです。
・また、間違っているか正しいかどちらかだという考え方をしないことです。
・どの部分が極端でどの部分が現実にそった判断なのか。
・そのことを、現実を通してていねいに確認していくことが大事なのです。
〈スキーマという落とし穴〉
・自動思考の基礎になっているその人なりの「こころのクセ」を、「スキーマ」と呼びます。
・その人がずっと持ち続けている基本的な人生観や人間観です。
〈認知療法の流れ〉
・「症例の概念化」→考え方の特徴(スキーマ)を明らかにする
↓
・「行動的技法」→行動活性化技法、問題解決技法、アサーションなど。
+
・「認知再構成法(コラム法)」→自動思考の内容と現実との「ズレ」に気づく。
大野裕先生はこんな人
【大野 裕】
愛媛県生まれ。1978年慶應義塾大学医学部卒。
日本の医学者、精神科医。
国立精神・神経医療研究センター認知行動療法センター所長。
専門は臨床精神医学、認知療法。
うつ病などに対する認知療法の権威であり、一般向けの著書を多く執筆し、皇太子妃雅子の主治医として知られる。
(Wikipediaより)
認知行動療法の全体像と実践の仕方がわかる
何度も恐縮ですが、認知行動療法の本ではダントツでおすすめです。
抜粋はしませんでしたが、
・問題解決技法
・腹式呼吸と漸進的筋弛緩法
・マインドフルネス
・アサーション
についても解説してくださっています。
800円ちょっとのおこずかいで買える値段もありがたいですね!
Amazonに27件の良いレビューもありました。
認知行動療法を知りたい方はぜひ一度手に取って読んでみてください。
人生を生きぬく新たな気づきと武器が手に入ることでしょう!
本日もありがとうございました!
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