うつ、顎関節症を治そう

~患者(私)の体験記と克服法について~

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『身体醜形障害』(鍋田恭孝)~醜形恐怖が1番分かりやすい本~

   

自分のものだけど思うようにならないもの…それがカラダ

身体醜形障害

こんにちは、青年A(@seinen1234)です。

本日は身体醜形障害のオススメ本をご紹介します。

僕自身が身体醜形障害だったことから、その体験記と治療を書いた「身体醜形障害と治療法~僕は鏡にうつる自分に絶望していました~」も合わせてご覧ください。

容姿に悩む人は増えている

あるアメリカの調査によれば、容姿に不満を抱く人は確実に増えているようです。

3万人を対象にした調査では、男性の93%、女性の82%が外見を気にし、外見をよくしようと努力しているという報告があります。

つまり、自分の容姿に満足しているのは、ほんの一握りの人々であり、ほとんどの人は容姿に何らかの不満を抱いているということになります。

健康な悩みと病的な悩み

いずれ詳細に述べますが、身体醜形障害の方には、傍目から見て本当に「醜い」人はほとんどいないのです。

少なくとも私の目からは「醜く」見える方は皆無です。

このことも興味深いと思います。

SDM-IVでも、身体醜形障害は「想像上の醜さに悩む病」とされています。

自分の容姿に対する美醜の判断は、客観的な美醜の判断とはズレることが多いようです。

「自己意識」の錯覚

要するに、多くの人が自分の容姿にがっかりするのは、より立派な自分を期待する(理想化された自分を期待するとも言える)ために、現実の自分の容姿を見たときに不満を抱くということらしいのです。

これは自己意識のメカニズムによる健康な錯覚と言えましょう。

反対に、自分の姿を見てうっとりしているのは「自己愛」の問題を抱えている可能性が高いかもしれません。

<身体醜形障害に悩んだスターマイケルジャクソン>

2009年に亡くなったマイケルジャクソンの鼻がきわめて細く、またとがっているのを奇異に思われた方も多いのではないでしょうか。

じつは、彼は身体醜形障害との診断を受けていたと言われています。

何よりも、父親から「でか鼻」と言われ続けて傷ついていたことが、きわめて大きい要因になっていると思われます。

身体醜形障害の発症には、たとえ冗談であっても、容姿についての揶揄が決定的なきっかけになることが多いからです。

<身体醜形症状があっても身体醜形障害ではない場合>

醜形恐怖症症状を示していても身体醜形障害とは診断されない場合もあります。

1、うつ病だったケース

2、統合失調症だったケース

身体醜形障害のさまざまな特徴

1.思春期の発症が多い

発症は15歳から19歳の思春期に圧倒的に多いのがわかります。

細かくみれば16歳から17歳がピークでしょう。

これは他の国の報告と一致しています。

ここで言っておきたいのは、思春期という時代は自己を対象化して悩む時代であり、理想と現実の境目で苦しむ時代であり、身体の自己違和感を覚える時代であるということです。

このような心性と身体醜形障害の発症には関連があると言えるでしょう。

2.実際の容姿は魅力的

身体醜形障害では、自分の容姿について「きわめて醜い」と病的に悩むわけですが、客観的に見て、患者さんの容姿には何らかの欠点があるのでしょうか。

私が見た限り、明らかに容姿に問題があるという人はほとんどいませんでした。

100点満点を超イケメン(超美人)とし、50点を平均的容姿と考えると、70~80点レベルの人が多いようです。

ただ、悩んでいるために暗い雰囲気になっているので、魅力的に見えないことも多いのです。

悩みから抜けていくと本来の魅力が現れるようです。

「醜い」という悩みの中心には不安がある

身体醜形障害の人は、なぜそこまで容姿を悩むのでしょうか。

彼らに、自分の写真などを使って具体的にどのようになっていて醜く感じるのはを図示させたり、その部分をなぞらせたりしても、知覚の障害をうかがわせるような見え方の歪みは見出せません。

少なくとも形体は正確に見えているようです。

ただ、写真などを見た瞬間に、「醜い」という印象を強く抱いてしまう結果、歪んで見えてしまうようです。

これは、そもそも自分の容姿に対する評価が極端に低いことから、あらかじめ心にネガティブなイメージが抱かれ、準備されているためと考えられています。

すなわち、醜いと思い込んで見るために主観的に知覚が歪んでいるようで、錯覚であると考えられています。

精神病理学には「感動錯覚」という用語があります。

「怖い怖いと思って柳を見ると幽霊に見える。その瞬間は、確かに幽霊の髪の毛が見えたと思う」というような錯覚のことを意味します。

感動錯覚は、感情が先にあって錯覚を起こすものですから、感情が収まれば正確に見えるようになります。

身体醜形障害は持続的な知覚の歪みですから、感動錯覚とは異なりますが、近似したメカニズムであることは予想されます。

要するに、見え方そのものではなく、心の中の不安や思い込みの問題が中心にあるということです。

おわりに

ここではすべてご紹介できませんでしたが、身体醜形障害の具体的な事例は治療法、容姿との向き合い方も書かれています。

身体醜形障害の本を数多く読みましたが、この本が1番分かりやすく、患者の為になるのではないかと思っています。

とってもオススメですので、ご参考にしてください。

本日もありがとうございました。

サイトアイコン青年A

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