『吃音(どもり)、幼児期に5%発症…症状が出たらどうするか』│焦る必要はありません
2017/11/22
目次
吃音(どもり)は焦らず長い目で
こんにちは、青年A(@seinen1234)です。
本日は、ヤフーニュースになっていた「吃音、幼児期に5%発症…症状が出たらどうするか」の記事について書いていきたいと思います。
早速ですが、吃音(きつおん)という言葉をご存知でしょうか?
吃音とは、”どもり”のことです。
・あ、あ、あ、あのね…
といったように、言葉が詰まってしまう症状のことです。
幼児期に5%の子どもが吃音を経験すると言われており、
なにを隠そう、僕も吃音(どもり)持ちでした。
(スキャットマン・ジョンに学ぶ!吃音症(どもり)をプラスに変えた「全てのことには意味がある」という考え方)
しかし、焦ったり悲しんだりする必要はありません。
「吃音、幼児期に5%発症…症状が出たらどうするか」の記事にあるように、吃音があっても幸せな人はたくさんいるのです。
「吃音が残っていても社会で幸せに生きている人はおり、必ず治さなければいけないものではありませんが、滑らかに話してもらいたいと思うのも親心。
今できることをしてあげてください」
「吃音、幼児期に5%発症…症状が出たらどうするか」の記事を吃音(どもり)経験者の僕なりに解釈していきたいと思いますので、本日もよろしくお願い致します。
親の育て方が悪いわけではなさそう
坂田さんは「吃音のある子どものほとんどは、普通の家庭で育っています。
親を責めたり、親が自分を責めたりする必要はありません」と断言する。
坂田さんは言語聴覚士の方です。
僕の場合もそうでしたが、何不自由なくたっぷり愛情を受けて育ちました。
それでもある時、吃音を発症したのです。
事故等の後天的な場合を除き、幼児期の吃音(どもり)の原因は、はっきりとは分かっていません。
気づくと「ぼ、ぼ、ぼくは…」といったように、言葉がうまく出てこなくて心配になったり不安になる親御さんは多いと思います。
(『吃音は治せる~有効率74%のメンタルトレーニング~』(都筑澄夫)│吃音で1番オススメの本)
お気持ちは、すっごく分かります。
僕が親でも悩むでしょう。
坂田さんは、こんな相談を受けたことがあるそうです。
都内の女性医師(38)は、5歳と3歳の娘2人に吃音の症状がある。
最近になり次女も自分の名前などがうまく口に出せなくなり、女性は「私の育て方が悪かったのだろうか。
将来、からかわれてしまわないかと思うとつらい」と涙をこらえる。
育て方が悪いわけではありません。
吃音(どもり)に対する正しい付き合い方を学んで実践すれば、道は開けます!
(「問題解決療法」~認知行動療法の1つ!本当に感動した問題解決の方法!~)
吃音(どもり)は出たら、どうすればいいか
吃音(どもり)が出たら、どうすればいいのでしょうか?
それは、「お子さんがリラックスして話せる環境を整える」ことです。
お子さんが話しているときの親御さんの心構えと言い換えても良いでしょう。
(うつ病の症状に対応する5つの心構え:時間を味方につけるということ)
・言葉に詰まっても、「スラスラ話して」などとせかすのは厳禁。
・ゆったりした気持ちで聞く。
・親もゆったりと話すようにしたい。
・複雑な質問は避け、「何を」「誰と」などと単純な質問にする。
吃音(どもり)経験者として、これらのアドバイスは真実だと思います。
母は、僕が言葉に詰まると、「もっとゆっくり話しなさい」と言いました。
母の精一杯のアドバイスだったはずです。
しかし僕は傷ついていました。
どもってしまう自分を否定されてる気がしたからです。
しかし、父は違いました。
「きょ、きょ、きょうね、友達と野球して…」と言葉に詰まっても、優しく、ゆっくり話を聞いてくれたのです。
何の指摘もせず、受け入れてくれた事が安心感につながったことを今でも覚えています。
(アサーショントレーニング②~ABC理論(アルバート・エリス)を知って感情をコントロールしよう!~)
子どもは話したがっている
吃音でも、多くの子どもは話をしたがっている。
リラックスした環境が整ったら、できるだけ話したいだけ話をさせ、スラスラと話せる成功経験を多く積ませる。
僕もそうでしたが、子どもは話を聞いてもらいたいものです。
吃音(どもり)がコンプレックスになって「話せない子」になってしまうのが一番残念ですね。
(『顔ニモマケズ』(水野敬也):顔にコンプレックスがあって一歩踏み出せない人におすすめ)
そうならないように、子どもの吃音(どもり)を否定せず、受け入れて優しく話を聞いてあげてください。
医師の女性もこうした環境作りを心がけ、長女も次女も症状が改善されているという。
「子どもを一人の人間として尊重することの大切さを知り、親子の関係は良くなりました」と話す。
やまない雨はないのです。
(やまない雨はない(倉嶋 厚)~うつ病は必ず治る、降りやまない雨はない~)
乗り越えた先に笑顔があるということですね。
幼児の吃音は8割弱が発症後5年以内に自然に治るとも言われている。焦る必要はない。
1年以上続く場合や、症状が目立つ、子ども本人が気にする――といった場合は、言語聴覚士がいる病院など専門機関に一度相談することを坂田さんはすすめる。
地域の保健センター、各都道府県にある言語聴覚士会に問い合わせをすれば、最寄りの病院を教えてくれるそうです。
吃音(どもり)があっても、十分幸せになれる
吃音(どもり)を持っていても、社会的に成功していたり、幸せに過ごしている方は大勢います。
(スキャットマン・ジョンに学ぶ!吃音症(どもり)をプラスに変えた「全てのことには意味がある」という考え方)
就学期になってもなかなか治らないケースもあるが、努力を続けて克服し、政治家や俳優、アナウンサーになった人もいる。
坂田さんは「吃音が残っていても社会で幸せに生きている人はおり、必ず治さなければいけないものではありませんが、滑らかに話してもらいたいと思うのも親心。
今できることをしてあげてください」と話す。
人と違うことにコンプレックスを抱える必要はありません。
吃音(どもり)持ちの人は大勢います。
そして社会的な成功、幸せを手にした人も大勢います。
先ほどお伝えした吃音(どもり)の対処法を心がけていただければと思います。
おわりに
僕自身、小学校~中学校くらいまで吃音(どもり)に苦しみました。
「スキャットマン・ジョンに学ぶ!吃音症(どもり)をプラスに変えた「全てのことには意味がある」という考え方」に書いたように、からかわれたりしたからです。
・た、た、た、誕生日おめでとう
などと言葉が詰まり、その事を真似されて傷つきました。
それは事実です。
しかし、いつの間にか気にならなくなっていました。
(うつ症状はいつのまにか改善されている:その理由と改善方法)
今でも少し言葉が詰まることはあります。
しかし、吃音(どもり)というほどのものではありません。
記事にあるように、
幼児の吃音は8割弱が発症後5年以内に自然に治るとも言われている
ということです。
今では、しゃべるのが好きすぎて話しすぎるくらいです(笑)
お子さんの吃音(どもり)があれば、環境調整から始めてみてはいかがでしょうか?
悩みが深いようなら、言語聴覚士に相談されるのも良いかもしれません。
(ため込まない、吐き出すことの大切さ)
明るく元気に生きていければと思います。
本日もありがとうございました。