うつ、顎関節症を治そう

~患者(私)の体験記と克服法について~

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顎関節症にマウスピースを使ってはいけない!:4つの理由と正しい治療法

      2016/02/20

マウスピース(スプリント)

↑これは僕が実際に使っていたマウスピースです。

効果・データに乏しいマウスピース治療

こんにちは、青年A(@seinen1234)です。

結論から申しますと、顎関節症にマウスピース治療はしてはいけません。
(6年以上、様々な医院でマウスピース治療を受けた僕の意見です)

※マウスピースの広告が自動挿入されていたら、すみません。

僕はこの事実を知るのに6年かかりました。

その間、マウスピース調整のお金と心身の耐えがたい苦しみを味わいました。

もう誰にもこんな苦しみを味わってほしくない…

そんな想いでこの記事を書いています。

今回もお付き合いの程よろしくお願い致します。

顎関節症とは?

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顎関節症の代表的な症状は3つあります。

1.大きく口が開けられない(開口障害)

・何か引っかかったような感じがして、口を大きく開けられない

・口を開けようとすると痛みが出るので開けられない

といった症状です。

2.顎の周りに痛みがある(筋肉・関節痛)

・口を開けようとすると痛みを感じる

・食べ物を食べようとすると痛みが出る

といった症状です。

3.口を動かすと音が鳴る(関節雑音)

・ジャリジャリ、カクカク、ミシミシ、ザラザラ

といった雑音が顎から鳴る症状です。

※関節雑音だけだと治療をする必要はありません。

それら3大症状に加えて、首・肩コリといった症状が出ることもあります。

マウスピース治療とは?

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マウスピース治療とは顎の位置と噛み合わせを整える治療です。

その人の歯列に合わせたプラスチック状の板を歯にはめ込んで、
理想的な咬み合わせにし、筋肉や関節の負担を軽減させる治療法です。

顎関節症で最も広く使われている治療法です。

下は僕が実際に使用していたマウスピースの1つです。

マウスピース(スプリント)

これは、下の歯にはめるタイプのもので、赤いやつで高さを調節していきます。

だいたい2~3週間に1回のペースでマウスピースを調整して治療していきます。

マウスピースをはめていると、すり減ったり、自分の癖のあるほうに顎を動かしたりしてしまいます。

それを補正するために、定期的にマウスピースを調整していくのです。

マウスピースは医院によって、スプリントと呼ばれたり、バイトプレート、MPAなどと呼ばれたりします。

では、なぜ顎関節症にマウスピースを使ってはいけないのか?

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1.治らず、むしろ悪化してしまう人が山ほどいるから

どこの歯科医院も「他院と当院のマウスピースは違います!治してみせます」といった宣伝文句が目立ちます。

しかし、このマウスピース治療は効果があるのでしょうか?

答えはNOです。

マウスピース治療は、顎関節症の原因が噛み合わせの悪さにあると考えられた時代に考案されたものです。

しかし、最新の研究によって、噛み合わせの悪さは顎関節症のごく一部の原因でしかないことが明らかとなりました。

といいますか、噛み合わせは顎関節症の原因ではないと言ってもいいぐらいです。

そういったことが分かっているのに、
多くの歯科医院は(知識不足か自分のやり方にこだわって)マウスピース治療をしてしまうのです。

また、昔からマウスピース治療は根拠やデータに乏しい治療法でもありました。

つまり、「マウスピース治療をしたから治った」のか「マウスピース治療をしなくても自然に治った」のかが分からないのです。

マウスピース治療を受けて、何も変わらないのならまだいいほうです。

マウスピース治療を受けて、症状が悪化してしまうことが問題となっています。

マウスピースをはめると噛み合わせと顎の位置が変化します。

マウスピースを使って、理想的と思われる噛み合わせや顎位を作りだします。

この理想的と思われる噛み合わせや顎位を判断するのは至難の業なのです。

また噛み合わせや顎位は刻一刻と変化していきます。

その人に合っていない噛み合わせや顎位にしてしまうことで、
きちんと噛むことが出来なくなったり、筋肉が緊張したりしてしまう症例が多発しているのです。

2.歯並びが変わってしまう危険性があるから

マウスピースは上の歯か下の歯(または両方)に装着するものです。

ですので、装着すると上下の歯に隙間ができます。

マウスピースを長期に渡って使用することで、歯の隙間が記憶されます。

すると、マウスピースを装着しなくても、噛み合わせた時に歯に隙間ができるようになってしまうことがあります。

要するに、きちんと上下の歯が噛み合わなくなる、ということです。

実際に僕は、6年に及ぶマウスピース治療のため、開咬(前歯がかみ合わない不正咬合の1つ)になってしまいました。

マウスピース治療は3カ月~1年以上と長期治療となる場合が多く、
歯並び自体が変化してしまう危険性があるのです。

3.筋肉を疲れさせて症状を悪化させるから

マウスピースは一般的に、寝る時に装着します。

しかし、マウスピースを装着して寝ると、無意識にマウスピースを噛んでしまいます。

皆さまに今、体験してほしいのですが、上下の歯を軽く合わせて、そのままにしてください。

しばらくすると、歯がカタカタとし、頬っぺた辺りが緊張しませんか?

または、上下の歯をやや強めに合わせてみるとどうでしょうか?

その歯、頬っぺたの不快感が寝ている間ずっと(6時間以上~?)起こっているわけです。

マウスピースを付けると、安心して無意識に食いしばってしまい、
起床時に余計、筋肉を疲れさせてしまいます
(そしてその筋肉は疲れは一日中続くことになります)

マウスピースを装着したことのある方は、なんとなくこの感覚をお分かりいただけると思います。

マウスピースをつけて筋肉をリラックスさせようと思っていたのに、
かえって筋肉が緊張してしまうという悲劇が待っているのです。

マウスピースを調整して装着した瞬間は、新しい歯の感覚に脳が「とまどう」ために、筋肉の緊張が和らぎます。

しかし、その感覚に慣れてくると、また筋肉が緊張していきます。

マウスピース治療は根本治療でなく、その場しのぎの治療なのです。

4.高額な治療費を請求されることが多い

マウスピース治療自体は保険適用の治療ですが、
なぜかマウスピース治療を自費治療にしている歯科医院が非常に多いです。

読者様もネットで検索されたことがあるかもしれませんが、
マウスピース作製だけで、20万円、30万円、中には100万円といった作製費を要求する歯科医院もあります。

理由は分かりませんが、立地の良いところだと土地代のためとかマウスピースの調整だけでは儲からないからでしょうか。

なぜか高額な治療となってしまいます。

顎関節症でお悩みの方は、ただでさえ仕事もままならない程苦しんでおられる方が多いのに、
この作製費をサクッと払える方はそういないでしょう。

噛み合わせ、顎ズレ治療で有名とかいわれる銀座拠点の某医療センターは、
高額なマウスピース治療を行い、効果が出なかったため、患者から相当数の訴訟を起こされていると聞いたことがあります。

また、説明会を頻繁に行っている某○○クリニックも訴えられているそうです。

治療費が高くなれば、患者の期待値も高くなるのは当然のことだと思います。

そして、治らないのです。

では、顎関節症はマウスピースではなく、どんな治療をすればよいのか?

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1.TCH是正訓練治療

これが顎関節症の治療です。

詳細は、「TCH是正治療~顎関節症の治療方法!これで僕は治りました~」をご覧ください。

マウスピースは一切使いません。

顎関節症の最大の原因は、無意識に上下の歯を接触させてしまう癖(TCH)だと分かりました。

そのTCHを治すための治療法となります。

顎関節症治療の世界最高峰で年間2000人以上の顎関節症患者を治療する
東京医科歯科大学顎関節治療部の木野孔司先生が開発した治療法です。
(木野孔司先生は日本顎関節学会の理事を務める方です)

集中している時や寝ている時に、歯を接触させてしまう人がいます。
(僕もそうでした)

歯というのは、食べる時などの瞬間的な力には強いのですが、持続的なゆるい力には弱いという特徴があります。

この癖は歯を失うリスクも高めるので、治療しておくことで歯を長持ちさせる効果もあります。
なぜ歯を失ってしまうのか?なぜ顎関節症になるのか?~「原因」の「原因」に迫る!~

僕はこの治療で救われました。

マウスピースをつけることによる筋肉の緊張や全身の不快感から解放されたのです。

マウスピースが原因で筋肉の緊張や全身の不快感が出ているとは思わなかったので、
このTCH是正治療にたどり着くまでに6年以上もかかってしまいました。

顎関節症でお悩みの方は、ぜひこの治療をお試しください。

2.うつ病の治療

顎関節症の三大症状は先ほどお伝えしました。

1.大きく口が開けられない(開口障害)

2.顎の周りに痛みがある(筋肉・関節痛)

3.口を動かすと音が鳴る(関節雑音)

これ以外にも不随症状として、首・肩の凝りが出ることがあります。

しかし、それ以外の次のような症状でお困りではないでしょうか?
(全てとはいうことではありません)

・体が異常に重たく感じる
・ひどく疲れている
・夜眠れない、あるいは寝すぎてしまう
・汗がとまらない
・光がまぶしく感じる
・やる気が起きない
・意味もなくいらいらする
・死にたいと思う
…など。

これらの自律神経失調症や不定愁訴のようなものを顎関節症の症状とすることは出来ません。
自律神経失調症は「症状」であって「病名」ではない。~真の原因は何か~
不定愁訴は「症状」であって「病名」ではない。~「症状」の治療になってませんか?~

ネット上の記事では、噛み合わせの悪さや顎関節症があると、体の不調が現れるといった記事がいっぱいです。

しかし、本当でしょうか?

本当ではありません。

例えば先進国では歯が抜けたままの人がたくさんおられます。

プロレスやボクシングで有名な方にも顎の位置が普通ではない人もおられます。

そのような方々が皆、自律神経失調症や不定愁訴の症状に悩んでおられるのでしょうか?

そんな論文も報告もありません。

誤ったネット上の記事に振り回されるのはやめてほしいのです。

自律神経失調症や不定愁訴のような症状が出ているのであれば、
うつ病の治療をすべきだと思います。

うつ病の治療については「【治療法】うつ、顎関節症の治療法」をご覧ください。

おわりに

以前は、顎関節症の主な原因が「歯のかみ合わせの悪さ」にあると考えられていましたが、
現在、「歯のかみ合わせ」はごくごく小さな1部にすぎないことが分かっています。

患者さんが上記のような、とんでもない被害をこうむることがないようにと、
日本顎関節学会では「顎関節症の治療に咬合調整を行うべきではない」という診療ガイドラインを出しています.
(ガイドラインを作ったのは、木野顎関節研究所との出会い~救ってくれた歯科医院~の木野孔司先生です)

ですからもし読者様が歯科医院で「かみ合わせを治す治療をしましょう」と勧められたなら、断固拒否してください。

マウスピースならまだしも、歯を削るなんてもってのほかです!

歯科医院の数は、コンビニの数を超え、どこの医院も患者獲得で悪戦苦闘していることでしょう。

そういったなか、顎関節症が注目され、顎関節症、噛み合わせを商売文句にする医院も多いのです。

「噛み合わせを治すと不定愁訴が治る」
「噛み合わせは全身に影響する」といった情報がネット上に氾濫しています。

しかし、噛み合わせが全身に影響するというエビデンスはないと、木野孔司先生から直接聞いたことがあります。

「噛み合わせは全身に影響する」のなら、発展途上国など、十分な歯科治療を受けられず、歯が抜けたままや虫歯のままの人はみんな不定愁訴で苦しんでおられるのでしょうか?

全くそうではありません。

自律神経失調症のような症状、不定愁訴であれば、精神科・心療内科へ

顎が痛い、口が大きく開かないといった顎関節症の症状であれば、
木野顎関節研究所との出会い~救ってくれた歯科医院~のような医院で、TCH是正訓練治療を受けてみることをオススメします。

本日もありがとうございました。

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