うつ、顎関節症を治そう

~患者(私)の体験記と克服法について~

*

「歯科心身症ガイドブック」~その歯の不調、ほんとはうつ病ですよ~

   

デンタルスタッフのための歯科心身症ガイドブック

うつ病が「原因」で口の中の症状は「結果」

こんにちは、青年A(@seinen1234)です。

こんな本を待ってました!というオススメ本をご紹介します。

デンタルスタッフのための歯科心身症ガイドブック」です。

 

和気裕之,渋谷智明,目加田まり

 

〈歯科心身症ってどんな病気?〉
・広義は歯科で心身医学的、精神医学的な対応が必要なすべての疾患(病態)となります。

・患者さんは歯の不調を感じれば歯科を、胃の不調を感じれば胃腸科を受診します。

・けれどもその症状の根本には精神疾患が関わっている可能性があるということです。
〈歯科心身症を理解するために知っておきたい精神疾患〉

1、うつ病性障害
→一般にうつ病とよばれます。
→正式な病名ではありませんが「仮面うつ病」とよばれる身体症状が全面になり、
   精神症状があまり認められないうつ病もあります。

2、身体症状症
→身体症状症とは一般的な身体疾患を示すような身体の症状がありながら、身体疾患、
   物質の直接的な作用、他の精神疾患では完全に説明できない症状があることをいいます。

3、病気不安症
→病気になってしまうのではないかという不安に囚われる症状です。

→前項の身体症状症とは実際に身体症状がないという点で異なり
   「病気になるのではないか」という不安がメインになります。

〈代表的な「歯科心身症」は?〉

代表的な「歯科心身症」は?〉

1、舌痛症
2、顎関節症
3、口臭恐怖症
4、味覚異常
5、突発性歯痛
6、咬合違和感症候群
7、過換気症候群
8、その他
9、器質的な疾患によっても起こる問題

咬合違和感

〈フィルター理論とは〉

フィルター理論

・「歯が痛い」や「つめものが高い気がする」といった患者さんの訴えがあります。

・これらの感覚はそれぞれの末梢感覚器からシグナルとして中枢神経に伝達されていき、
   最終的に脳で情報として処理された結果です。

・この情報処理の過程において伝達されたシグナルは脳の回路の中で
   フィルターにかかり必要な情報とそうでない情報とに振り分けられます。

・この脳の中のフィルターは選択的注意、感染、健康への不安、うつ感情、気分転換欠落などに
   よってその網の目の粗さが変化し、機能が低下するといわれています。

〈どんな対処法があるの?〉
・患者さんからの情報収集
→心身医学的問題をもった患者さんは以下のような特徴があります。

・原因が見当たらないが、執拗に症状を訴える

・他覚所見に比べ、不釣り合いなほど自覚症状が強い

・身体の他の部位にもさまざまな愁訴がある

・不安傾向を示す挙動がある

・同じ症状に対して複数の医療機関を受診する

・病歴が長い

・非常に詳細な現病歴の書類や絵などを持参する

・歯、顔、顎の審美性に関し、非常に些細なことまで、脅迫的なこだわりをもっている

・質問する際に留意する点
→聞き出すにあたっては、以下に気をつけて質問しましょう。

・精神科、心療内科の薬剤が怖いものであるというイメージをもたせないようにしましょう

・服用している患者は特別な人(精神疾患がある)といったイメージで
   患者さんをみないようにしましょう

・添付文章などで副作用などについてあらかじめ調べましょう

・患者さんがすべてを話していない可能性が疑われた時、精神科、心療内科で処方した主治医に、
   歯科医師(院長)を通して患者さんの状態について尋ねてみましょう

IMG_20151207_151539

 

<参考文献>

参考文献

 

うつ病が原因なのに結果としての歯科治療ばかりで苦しんでいる人を救いたい

131118

うつ病をはじめとする精神疾患は、身体症状も出ることが多いです。

そして多くの精神疾患患者は、心療内科・精神科を受診する前に内科を受診しているといいます。

その内科から心療内科・精神科を紹介されれば良いですが、
内科の先生が精神疾患を理解していなくて症状の悪化を招いているケースが多いのです。
(その点についても本書で指摘されています)

顎関節症を治せば健康になる」とか
噛み合わせの異常が全身に悪影響を及ぼす」といった記事を目にします。

そして自律神経失調症や不定愁訴に悩む方が、
歯科で顎関節症や噛み合わせの治療を希望し受けることになります。

なのに治りません。

治るどころか咬合や顎位が変化してさらに不調となるケースがあるのです。

さらに顎関節症や噛み合わせ治療が保険適用外の医院が多く、お金も健康も失うこととなってしまうのです。

顎関節症や噛み合わせが健康に悪影響を与えるとったエビデンスはありません。

顎関節症や噛み合わせだけではありませんが、
こういった精神疾患が「原因」で歯科症状が「結果」というパターンがあるのです。

自分は絶対に精神疾患にかかっているはずはない!」という先入観は捨てて、

症状でお悩みの方は一度心療内科・精神科を受診されると良いでしょう。
(普通の内科と何ら変わらない雰囲気ですよ)

「問題なければそれで良し」だし問題があれば根本治療に移ることができるのです。

 

ぼくもずっと「結果」としての顎関節症治療ばかりしてしまいました

詳しくは「【闘病記】うつ病と顎関節症」で記事にしていますが、ぼくはうつ病でした。

しかしうつ病にかかっているとは思いませんでした。

身体症状が全面に出ていたからです。

特に顎周りや目の周りの筋肉の緊張(痛みなし)が強く、常に疲労感に見舞われていました。

調べてみると「顎関節症」や「噛み合わせの悪さ」が
全身に悪影響が出るといった記事をネットで見つけました。

確かに顎関節症といえば顎関節症のような症状だし、
噛み合わせもオープンバイト(前歯がかみ合わない)だから、
「顎関節症」や「噛み合わせの悪さ」が体調不良の原因だ!と早合点しました。

そして大阪の有名な歯科医院でマウスピース治療が始まったのです。

もちろん治りませんでした。

あげくは「○山咬合治療」なるものにも手を出しそうになりました。

治療を受けずに本当に良かったと今は思います。

最終的には「木野顎関節研究所との出会い~救ってくれた歯科医院~」の木野孔司先生に
君は顎関節症ではないと教えてもらい心が軽くなったのです。

ネット上には、歯の問題が健康を害するといった記事がいっぱいです。

しかしそれは真実なのでしょうか?

もっとも影響が全くのゼロというわけではないでしょう。

虫歯で歯が痛いと集中力が落ちたりしますし。

しかし、原因不明の体調不良の根本原因は「歯」とは考えにくいのです。

歯科心身症」という言葉を知っておいてほしいと思います。

とんでもない被害を受けないために。

体調不良で悩んでいる方を救いたいからなのです。

 

<関連記事>

不定愁訴は「症状」であって「病名」ではない。~「症状」の治療になってませんか?~

自律神経失調症は「症状」であって「病名」ではない。~真の原因は何か~

木野顎関節研究所~顎関節症、噛み合わせの治療はここで決まり!~

 

サイトアイコン

青年A

 


にほんブログ村
にほんブログ村
にほんブログ村
歯・口・喉の病気 ブログランキングへ
うつ病 ブログランキングへ
闘病記 ブログランキングへ

 - 【本】救ってくれたオススメ本