うつ、顎関節症を治そう

~患者(私)の体験記と克服法について~

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「躁うつ病に挑む」(加藤 忠史)~うつの原因は脳由来神経栄養因子(BDNF)?~

   

躁うつ病に挑む

(ぼくの所有本)

 躁うつ病の本当の原因が、少しずつ僕の頭の中で結晶しつつある

これは著者の加藤忠史さんの言葉です。

こんにちは、青年A(@seinen1234)です。

本日は加藤忠史さんの著書「躁うつ病に挑む」をご紹介します。

ちなみに以前、加藤忠史さんの他の本を2冊記事にしています。
「うつ病治療の基礎知識」(加藤 忠史)~初心者向けでは満足できない!うつ病を深く理解したい方の本~」「「双極性障害ってどんな病気?」(加藤忠史)~この本より分かりやすい「躁うつ病」の本をぼくは知らない~

加藤忠史さんは双極性障害(躁うつ病)の専門家でとっても分かりやすい解説が特徴です。

躁うつ病に挑む」は、よくある治療法の解説書ではなく、
精神医学の問題点と最新の研究状況、これからの精神医学について語られています。

ちまたの双極性障害(躁うつ病)入門書で満足できない方向けの本かと思います。
(使われている用語は難しくありません)

双極性障害(躁うつ病)をより深く理解したい方にオススメの本ですよ!

いつものように本書の一部を抜粋してご紹介します。

 

 

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〈躁うつ病の不思議な点〉
①たった一晩で、まったく動けないうつ状態から、
一睡もせずに動き回る躁状態に、突然変わってしまうこと

②再発すればするほど、次の再発がおこりやすくなっていくこと

③リチウムという、健康な人がのんでもなんの作用ももたらさない、
単純なイオンによって、なぜか病気が予防できること

④双子の研究から、遺伝子が関与することは間違いないのに、
肝心の原因となる遺伝子がはっきりしないこと、などがある

〈うつと脳バンク〉
・10年前、エール大学のデュマン研究室に留学していた丹生谷、森信両博士が、
多くの抗うつ薬と電気けいれん療法が、共通に脳内で脳由来神経栄養因子(BDNF)を増やすことを発見したのを契機に、うつ病が脳のどのような異常によって起こるのか、その考え方は大きく変わった。

・うつ病では神経細胞の形すら変化していて、
抗うつ治療によって新しい神経細胞を増やしたり伸ばしたりしないと治らない、
だからこそうつ病が治るのに何ヶ月もかかるだ、という理解が一般的になってきたのである。

・骨折の治療では、ギプスをしながら、細胞が増えて骨をつないでくれるのを待つ。

・うつ病も、休養を取りながら、細胞が回復するのを待つという点では、似たところがある。

・しなしながら、うつ病にかかったとき、
脳内で本当にこうした変化が起きているのかどうかは、じつはまだわかっていない。

・死因として最も多いのはがんであるが、仕事ができなくなる病気として最も多いのがうつである

・遺伝子診断に基づくテーラーメード医療まで実現しているがん診療に比べ、
うつ病診療がはるかに遅れているのは間違いない。

・うつ病によって亡くなった方々の冥福を祈ると同時に、同じ事が繰り返されないよう、
うつ病の原因を突き止め、より正確な診断と最適化された治療法を目指さねばならない。

・そのためには、ご遺族にご協力をお願いして、脳を集積し、
研究者に分配するシステム作りが、今必要なのだ。

〈理解されない「躁」〉
・日本で、双極性障害であることをみずから発表された方には、
作家の北 杜夫、絲山秋子氏などがおられる。

・俳優のメル・ギブソンも、ドキュメンタリー番組で、みずからの双極性障害について語ったという。

・みずからの双極性障害を発表した政治家には、ニール・コール氏がいる。

・病から再起した人を偏見なく受容できる世の中であってほしいと願うばかりである。

〈分子でこころは語れるか?〉
・これらの精神疾患の症状は、
脳損傷患者における神経心理学研究の知識だけでは理解できないものばかりである。

・その原因は、まだ研究されていない脳部位の異常というものもあるかもしれない。

・だが、脳内の特定の部位の障害というよりも、分子レベルの異常という可能性も大きい。

 

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いずれ解明される

本書を読むと精神疾患の研究は日々進化しており、解明される日も近いと感じさせてくれます。

双極性障害(躁うつ病)で苦しむ方は本当に多く、国としても解明に力を注いでいます。

早く、確実に治る治療法を確立してほしいと思います。

ぼくたちに出来ることは祈ることと、病気に耐えることなのかもしれません。

もう少し、がんばろう!

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青年A

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