うつ、顎関節症を治そう

~患者(私)の体験記と克服法について~

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「双極性障害ってどんな病気?」(加藤忠史)~この本より分かりやすい「躁うつ病」の本をぼくは知らない~

   

双極性障害ってどんな病気

 

 

双極性障害⇒適切な治療でふつうの生活を送ることができる病気

双極性障害(躁うつ病)の研究

「双極性障害」ってどんな病気? 「躁うつ病」への正しい理解と治療法 (心のお医者さんに聞いてみよう)より引用)

著者の加藤忠史先生は、理化学研究所脳科学総合研究センターでリーダーを務められ、
精神疾患の中でも特に双極性障害(躁うつ病)の専門家です。

 

この本は、双極性障害(躁うつ病)をはじめての人向けに分かりやすく解説した本で、
かんたんな言葉とイラストが多くてスラスラと読んでいけます。

それなのに双極性障害(躁うつ病)のふか~い部分、最新の研究成果も紹介されていて、
双極性障害(躁うつ病)において、本書以上に理解しやすい本をぼくは知りません。

 

いつものように本書の一部をご紹介します。

 

 

〈はじめに〉

双極Ⅰ型と双極Ⅱ型障害

・双極性障害(躁うつ病)は、古くから二大精神疾患のひとつとされてきた病気です。

・しっかりと治療しないでいると、躁状態、うつ状態をくり返し、
   社会生活に大きな影響を与えてしまいます。

・しかし、再発予防法が確立しており、きちんと病気を認識して受け入れれば、
   十分にコントロールすることができます。

・うつ病は15人にひとりが過去に経験しているという結果があるほど、
   よく起こる病気です。

・それに対して双極性障害の発症率は100人にひとり程度と、それほど多くはありません。

〈「うつ病」と診断された後に躁状態があらわれることもある〉

・実際に躁状態が出てからでないと、双極性障害と診断するのはむずかしいものです。

・ただし、見分けるポイントはあります。

・「20代前半までに発症」「血縁者に双極性障害の人がいる」
   「妄想や幻聴がある」の3点すべてにあてはまる場合、双極性障害の可能性があります。

〈病気のしくみについて知る〉

双極性障害(躁鬱病)の原因

 

・脳内には数十種類の神経伝達物質がありますが、
   それぞれの量がバランスを保つことで精神を安定させています。

・神経伝達物質が過剰だと落ち着きのない躁状態になる
→ドーパミンが過剰に分泌されると、気分が異常に高揚し、落ち着きがなくなります。

・それがこうじることによって、幻覚や誇大妄想などがあらわれることが考えられます。

・躁状態では、どうやらこれらの神経伝達物質が増えすぎているようなのです。

〈脳の一部の体積が小さくなっている〉

脳の「前部帯状回」が小さい

 

・双極性障害は脳の異常が原因で起こり、
   心に症状があらわれているのですから、「脳の病気」なのです。

・脳の前頭葉の内側には、前部帯状回と呼ばれる部位があります。

・ここは、感情を制御するなどのはたらきがあります。  

・双極性障害の患者さんは、前部帯状回の体積が小さくなっていることがわかりました。

・双極性障害だけでなく、うつ病、統合失調症、PTSDなどでも、
   前部帯状回に同様の変化が見られます。

〈リチウムの服用で改善が期待できる〉

・こうした脳の変化を改善する効果が期待できるのが、気分安定薬のリチウムです。

 

・リチウムには、脳の神経細胞を保護するはたらきがあります。

・リチウムを服用している人に前部帯状回の体積減少は見られません。

・くわしいしくみはわかっていませんが、
   リチウムは双極性障害にもっとも効果がある薬であり、第一選択薬となっています。

〈薬物療法と精神療法。二本柱でおこなう〉

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・さいわいにも効果的な薬があるので、
   適切な治療をおこなえば、症状をおさえながらふつうの生活を送ることができます。

〈病気について周囲に告知する?〉

・なんの病気であれ、
   ふつうは自分が病気であることを親しい人以外には言わないものです。

 

・精神疾患も同じで、あえて公表する必要はありません。

・ただ、職場などでは、支えてもらうこともあるでしょう。

・メリットがあるなら伝えてもよいですが、
   公表した場合のデメリットも念頭に入れておきましょう。

〈家族も自分の時間を大切にして〉

入院も検討する

 

・双極性障害の患者さんと同居している家族は、
  どうしても患者さん中心の生活になりがちで、疲れ果ててしまうことが多いものです。

・共倒れを防ぐには、家族みんなで協力して、各自が自由に過ごせる時間を作るなど、
   患者さんの看護だけの毎日にならないようにしましょう。

〈双極性障害は治る病気か?〉

・薬を服用し続けることで、再発を防ぐことはできます。

・症状が落ち着いていれば、双極性障害ではない人と変わりませんから、
   治ったのと同じだといえるでしょう。

・たとえば、高血圧や糖尿病の人も、
   薬を飲み続けながら血圧や血糖値をコントロールして、
   大きな病気の発症を防いでいますが、
   双極性障害も、病気とのつき合い方という点ではそれらとまったく変わりないのです。

 

双極性障害(躁鬱病)の薬の管理

 

この本を読むことで、

・双極性障害(躁うつ病)の症状とふたつのタイプ(Ⅰ型、Ⅱ型)

・双極性障害(躁うつ病)の性格との関係

・うつ病との違い

・双極性障害(躁うつ病)の原因

・間違えられやすい病気

・治療方法(認知行動療法を含む)

・入院の仕方

・家族のためのアドバイス

・双極性障害(躁うつ病)との付き合い方

・再発予防と薬の管理

といった双極性障害(躁うつ病)を大きく理解することができるでしょう。

 

本書では繰り返し双極性障害(躁うつ病)は、
適切な治療でふつうの生活を送ることができる病気
であると強調しています。

 

有効な治療法があるということです。

病気と闘うために、
病気(双極性障害)の正しい知識を身につけていただければと思います。

 

本日もありがとうございました。

 

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青年A

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