【うつ病の問診】うつ症状は行きつ戻りつだけど、幸いにして幻です│気づくと症状は消えてます
2017/11/07
目次
うつ症状には終わりがある
こんにちは、青年A(@seinen1234)です。
本日は、うつ病当時の問診のやり取りを記載した問診ストーリーです。
(「【問診】うつ、顎関節症の問診記録」)
今回は、「うつ症状との向き合い方とうつ症状の本質」についてのお話です。
うつ症状の真っただ中だった僕は、早くこの症状を取りたいと思っていました。
毎朝起きると、
「肩こりの症状はないか?」
「体が重い症状は消えてるかな?」
とかを確認して朝を迎えていました。
1日1日右肩上がりで良くなる病気ではないと頭で分かっているのに止められなかったんです。
うつ症状は本当に良くなるのか?信じられない人にはぜひお読みいただきたいです。
本日もよろしくお願い致します。
うつ病の問診
青年A
前言ってた専門学校のスクールの入校式がありました。
あとは「股の違和感」や「体が重たい」という症状はもちろん良くはなっていってるんですけども、治りが少し遅いかな~て思って焦りみたいなのがありますね。
(【まとめ】ぼくの鬱病の症状~こんな症状に苦しんでいました~)
本当にこの病気はゆっくりゆっくりって感じがしますね。
先生
そうですね。
青年A
何かワクチンがあって、それを打てば治るみたいなものではないなと。
(これからの「うつ」の話をしよう:未来のうつ治療と支援のあり方)
先生
そうですね。
睡眠時間はどうですか?
青年A
睡眠は大丈夫で、23時くらいには寝て7時には起きる生活なので、7,8時間は眠れています。
再発した頃は眠れなかったこともあったんですけど、僕の場合はあまり眠れなくて厳しいというのはないですね。
逆に眠りすぎてしまうぐらいでした。
(うつ病の過眠と治療法:うつの睡眠障害は不眠だけではない)
先生
そうですね。
まあでも前回もお伝えしましたけど気楽にね。
青年A
月1回ごとにキャリアカウンセリングで話をしていくんですけど、心の病の人も多いみたいなんで、そういったことは話してもいいと言われました。
その方にあった仕事を紹介してもらえるみたいです。
先生
そうですね。
そういう発想でいきましょう。
ある時からスカッとよくなる病気ではないので。
行きつ戻りつですから。
青年A
先生も言われたように「気づくと(症状が)なくなっている」ということですよね。
(うつ症状はいつのまにか改善されている:その理由と改善方法)
先生
そうです。
青年A
僕としてもそういう実感があります。
そういえば、あの症状がなくなってるな~っていう。
先生
症状に執着しているうちはなくならないですから。
(身体醜形障害と治療法~僕は鏡にうつる自分に絶望していました~)
その執着がなくなった時が症状の切れる時なんです。
青年A
なるほど。
(体の)内に内に気にしすぎないことが大切ということですかね?
先生
そうです。
でも何かの症状を忘れようと思ったって忘れることは出来ないです。
別の事考えよう、は出来るんですけど、そのことを考えなくしようと思うのは出来ないんです。
余計執着するんで。
なので症状にこだわってるうちは仕方がないんです。
で、そのうち症状にこだわってられない状況になっていきます。
そうなると気がついたら症状が消えてるんです。
今ある症状は幸いなことに幻なんで、今感じてある症状はね。
(うつの症状の正体とは?:それは脳が生み出した「幻術」)
いつか消えますわ。
消そう消そうと思わないように、気長に見ていきましょう。
また(症状が)出てるな~ぐらいに思っておきましょう。
英語の単語を覚えようと思ってもなかなか覚えられへんけど、知ってる単語忘れてください言われてもできないですよね(笑)
忘れよう思うと逆に意識してしまうんですね。
症状も同じです。
青年A
そうですね(笑)
ありがとうございました。
おわりに
「うつ症状は幸いにして幻である」
「いつか症状は消える」
先生のこの言葉にどれだけ励まされたことでしょう。
周りに言われるより先生に言われたほうが安心しますよね。
そしてそれは真実でした。
すぐには治らないけど、その症状には必ず終わりがあります。
「今」できることに目を向けましょう。
本日もありがとうございました。
青年A