うつ、顎関節症を治そう

~患者(私)の体験記と克服法について~

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「ウルトラ図解!うつ病」~おすすめの本!うつは誰もがかかりうる人間的な病気~

   

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見やすい!分かりやすい!愛がある!
~日本うつ病治療の第1人者「野村総一郎」氏のオススメ本~

大阪の京橋のカフェでこの記事を書いております。
青年A(@seinen1234)です。

本日はうつ病理解にとってもおすすめの本をご紹介致します。

本のタイトルは、
ウルトラ図解 うつ病」(野村総一郎です。

今回この本をおすすめする理由は大きく3つあります。

1.2015年出版の最新版で、オールカラー+絵がたくさんあって見やすい

2.抗うつ薬以外の様々な治療法、検査法が紹介されている

3.治療以外の考え方、生き方についても教えてくださっている

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僕のつたない文章力でどこまで伝わるか分かりませんが、
非常におすすめの書籍となっております。
(もちろん僕も読みました)

 

以下、特に印象に残った箇所を一部抜粋致します。

・うつ病は、いつ誰がかかってもおかしくない一般的かつ人間的な病気です。

・根気よく治療を施せば、笑顔を取り戻すことができるのです。

・つらい抑うつ症状がうつ病によるものなのかどうか悩んでいる方や、
   現在の治療に疑問を感じている患者さんに、本書を参考に
   うつ病への理解を深めていただければ幸いです。

・心の判断は脳が決めている
→脳はストレスをキャッチして、心とからだにSOSを出しているのです。

・うつ病の研究は時代とともに進展し、現在も新しい研究や見解が積み重ねられています。
 そのため、うつ病の概念や分類、診断基準は今後も変わる可能性があります。

・「大うつ病」というと、重いうつ病かと思われる人もいるかもしれませんが、
   「大」は「重症」という意味ではありません。
 英語の「メジャー(主要な)」を訳したものです。「大うつ病」とは「うつ病」のことです。

・では、実際にうつ病と診断される人は、全国にどれくらいいるのでしょうか?
 平成23年のうつ病の総患者数は70万4千人。
   ちなみに同じ年の胃潰瘍の総患者数は35万5千人です。
 うつ病が決してめずらしい病気ではないということがおわかりいただけるでしょう。

・うつ病の多くは、大きなストレスを受けたあとに発症します。

【見逃してはいけない!うつ病のサイン】
(心のサイン)
・悲しい、憂うつな気分、沈んだ気分が1日中、ほぼ毎日続いている
・何をやっても楽しくない、面白いと感じない
・気力、意欲、集中力の低下を自覚する
・人に会いたくない
・自分には価値がないと強く感じる など

(からだのサイン)
・疲れやすい
・眠れない、または眠りすぎる
・食欲の低下、または増加
・吐き気
・頭痛
・肩こり など

(周囲の人が気づくサイン)
・以前と比べて元気がない、表情が暗い
・体調不良の訴えが多い
・外出しなくなる
・飲酒量が増える など

・うつ病は以前は”心の風邪”と表現されたこともありますが、
  「風邪と同じ程度の軽い病気」だととらえてはいけません。
 うつ病は医学的なケアが必要な病気です。

・悲観的な思考が頭の中をぐるぐる回る”ぐるぐる思考”はうつ病の患者さん特有の考え方。
 (会社に行きたくない→できることなら休みたい→でも、休んだら迷惑がかかる→
     頑張っていかなきゃ→ムリだ…頑張れない→自分はダメな人間だ→…)

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【うつ病発症と性格の関係】
・かつてはうつ病になりやすい”性格傾向”は以下の2つといわれていた
1.メランコリー親和型性格
→生真面目で几帳面、責任感が強く、常識や秩序、規律を守る。気配り、
   円満な関係を大切にします!
2.執着性格
→責任感が強く仕事熱心、几帳面、凝り性など完璧主義者です!

・共通する点は真面目でいい人。
・ただし反面「変化」に対し柔軟に対応することが苦手

・今は、時代の変化とともに必ずしも当てはまらないケースも…
・人の性格を形成する要素として、遺伝子の役割は3分の1程度で、
   残りの3分の2は環境や経験がつくりあげるものだといわれています。

【うつ病を治す】
・うつ病は適切に治療すれば、心の安定と笑顔を取り戻すことができます。
 治療の中心となるのは薬物療法ですが、ただ薬を飲めばよいというわけではなく、
   十分な休養や精神療法による心理面での支えも重要です。

・うつ病は治療が必要な病気で、正しく治療すれば克服できる病気なのだということを、
   患者さん本人が理解し、受け止めることが何よりも重要なのです。

・治療が必要なのかそれほどでもないのかは、専門医でないと判断できないのです。
   周囲の言葉に惑わされないようにしましょう。

・休養を取ることは怠けることとは違います。休養は治療の一環なのです。

・うつ病という病気は、治療を始めれば誰もが一直線状に寛解に向かうわけではない
   ということです。
 「良くなったり、悪くなったり」をくり返すものです。
   症状の一進一退に一喜一憂しがちですが、
  「そんなものだ」とゆったりとした気持ちで構え、根気よく治療に取り組みましょう。

終わりに

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(画像引用元:朝日新聞様)

この本「ウルトラ図解 うつ病」(野村総一郎)病気の理解はもちろんのこと、
闘病中の方を励ます文章も見られ、とっても愛情を感じられる内容です。

うつ病解説の本を手当たり次第読んできましたが、
これほど分かりやすく、絵を使った本はそうはありません。
手元に置いておきたい一冊です。

野村総一郎さんは、日本うつ病治療の第一人者と言われ、
読売新聞「人生案内」の回答者を長く務めておられます。

文字も大きく、読んでいて疲れないので、
ベッドで横たわりながら気軽に読んでみてはいかがでしょうか?

うつ病のおすすめ本の紹介でした。

本日もご清聴ありがとうございました!

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青年A

 


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