「非定型うつ病」ってどんな病気?(貝谷久宣)~非定型うつは”甘え”ではない~
2017/10/08
うつ病の4割が非定型うつ
こんにちは、青年A(@seinen1234)です。
本日は「非定型うつ病」のオススメ本を紹介します。
「「非定型うつ病」ってどんな病気? 従来型「うつ病」との違いから最新治療法まで (心のお医者さんに聞いてみよう)」
〈急に落ち込むが楽しいことですぐ回復〉
普通だれでも気分反応性をもっていますが、旧来の定型うつ病の患者さんは、自分にとっていいことや楽しいことがあっても、気分の落ち込んだ状態が続きます。
それが定型うつ病の特徴のひとつでもあります。
非定型うつ病では、ふつうの人よりもはっきりと気分反応性があらわれます。
〈拒絶過敏性:ささいな一言に傷つき、落ち込んでしまう〉
拒絶過敏性とは、他人による批判や侮蔑的な言動に過敏に反応してしまう症状ですが、実は、本人が「批判された」「侮蔑された」と思いこんでいるだけのことが多いのです。
〈根底には「人の目を気にする」性格〉
非定型うつ病には、周囲の人の目を気にしながら生きてきた人が多いようです。
その「他者配慮性」の強い性格が、非定型うつ病という病気によって極端なかたちとなってあらわれたのが、拒絶過敏性だと考えられます。
根底にあるのは、人の目を気にする性格なのです。
〈鉛様麻痺:起きあがれないほど体がだるく、重い〉
体に鉛が入っているかのように自分の体が重く感じられ、そのためなかなか動くことができず、立ち上がるのにも苦労してしまう、という症状があります。
通常の「疲れている」というレベルではありません。
どんな過酷な労働やスポーツの後でも経験しない疲労感で、「鉛様麻痺」と呼ばれます。
非定型うつ病の重要な症状です。
〈休みすぎは禁物。適度に体を動かして〉
体が重いからと、一日中寝ていても、解消することはありません。
少しでも体が軽くなったと感じたら、とにかく動いてみる。
それが悪循環を断ち切る第一歩になります。
〈症状のあらわれ方〉よくあらわれるのは、好きなことや楽しいことがあるとうつが消える「気分反応性」、むしょうに甘いものが食べたくなり、1日じゅうベッドにいる「過食・過眠」、ささいなことで傷つき落ち込んでしまう「拒絶過敏性」、起きあがれないほど体が重く感じられる「鉛様麻痺」の4つです。
〈医師は「話しやすさ」を基準に選ぶ〉
正確な診断と適切な治療のためには、いい医師を選ぶことも大切です。
ポイントとなるのは、患者さんにとって話しやすい医師であること。
さらに、薬を使ってみて、効果がないようであれば、それを変えてくれるかどうかも重要です。
もうひとつは、現在の病状をきちんと説明し、治療でどうなるかについて、ある程度の見通しを語れること。
病気をわかっていなければ、見通しを語ることはできないからです。
〈不安障害:根底にある不安気質〉不安障害とは、病的な不安におちいる病気の総称です。
かつては神経症と呼ばれていました。
不安障害は、パニック障害、恐怖症、強迫性障害、全般性不安障害、ストレス障害という5つに分類されています。
これらの不安障害には、「不安気質=こわがり」、「反すう思考=極度のこだわり」という共通の気質が関係しています。
自信をもっておすすめできる一冊です
人は、原因の分からないことを恐れる傾向にあります。
(なぜ人は病気になるのか?~原因はあるが「意味」はない~)
病気についても同じです。
うつ病については知られてきましたが、非定型うつ病についてはまだまだ浸透しているとはいえません。
しかし、れっきとした病気です。
自己治癒の可能性は低く、医療の力を借りる必要があります。
(ウィキペディアのうつ情報を信用してはいけない:うつが勝手に治るわけがない)
また、医療だけではなく、運動や生活習慣の改善も必要な病気です。
それらのやり方や方法も本書では丁寧に解説されています。
「敵を知り、己を知らば、百戦危うべからず」という言葉があります。
病気に対する正しい知識を身につけて、前向きに治療を続けていけたらと思います。
本日もありがとうございました。
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