「みんなのメンタルヘルス総合サイト」~シンプルで分かりやすい厚生労働省のウェブサイト~
2017/10/17
目次
心から一読をオススメしたいウェブサイトです!
今回ご紹介しますのは、厚生労働省のウェブサイトである「みんなのメンタルヘルス総合サイト」です。
おおきく6つの項目に分かれています。
メンタルヘルスへのとびら
こころの病気の理解、セルフケア、付き合い方について
こころの病気を知る
こころの病気の種類や解説、症状について
治療や生活へのサポート
医療機関の見つけ方、上手な治療の進め方、相談の仕方、経済的な支援について
国の政策と方向性
精神疾患の現状と国としての対策について
専門的な情報
詳細な精神疾患のデータ、研究実施と成果について
ケースに学ぶ
こころの病気の事例紹介や対処法について
シンプルなサイトデザインで読みやすく、また解説が非常に分かりやすいため、僕のお気に入りのウェブサイトの1つです。
(スマホよりもPCでの閲覧の方がサイトは見やすい作りにはなっています)
患者の方でも、ストレスなくすらすらと読みすすめていただけると思います。
こころの病気でお悩みの方の経済的支援については、【治療や生活へのサポート】の項目で詳しく紹介されています。
このサイトの中で、特に心に響いた箇所を抜粋&要約させていただきます。
【こころの病気について理解を深めよう】
・こころの病気は、誰でもかかりうる病気です。
・こころの病気は回復しうる病気です。
・こころの病気にかかったとしても、多くの場合は治療により回復し、社会の中で安定した生活をおくることができるようになります。
・こころの病気になった場合は、体の病気と同じように治療を受けることが何よりも大切です。
・ただし、早く治そうと焦って無理をすると、回復が遅れることがあります。
・「焦らず、じっくりと治す」という気持ちで臨むことが回復への近道です。
【こころの病気を正しく理解しましょう】
・こころの病気は、本人が苦しんでいても、周囲からはわかりにくいという特徴があります。
・骨折をしている人に、重い荷物を運ぶことは頼まないでしょう。
しかし、こころの病気の場合は、気づかないうちに無理なことをさせたり、傷つけたり、病状を悪化させているかもしれません。
・私たちみんながこころの病気を正しく理解することはとても大切です。
・そもそもストレスとは、外部から刺激を受けたときに生じる緊張状態のことです。
【自分のストレスサインを知っておきましょう】
・その人特有のストレスサインもあるでしょう。
・たとえば、疲れるといつも歯が痛くなる、腰に出てくる、耳鳴りがするなど、自分特有のストレスサインを知っておくことも大切です。
・そして、気づいたときには、十分に休息をとり、気分転換をするなど、早めにセルフケアをするようにしましょう。
・こころの病気は自分では気づきにくい場合もあります。
・また、自分で不調に気づいてはいても、こころの病気だと思っていない場合もあります。
【医療機関を受診したいけれど……】
・こころの病気について、医療機関を受診したいと思っても、どのように受診すればいいのか戸惑うかもしれません。
・そんなときも、保健所・保健センター、精神保健福祉センターに相談することができます。
・また、こころの病気を診る医療機関には、精神科、精神神経科、心療内科などの診療科名が使用されています。
・各科によって専門に診る病気が異なる場合もありますので、詳細は電話等で受診前に問い合わせるのがよいでしょう。
【こころの病気とのつきあい方】
・こころの病気は、治療にある程度の期間が必要な場合も少なくありません。
・治療を焦ったり、中途半端になったり、自己判断で病院へ行くのをやめてしまうと、回復が遅れてしまいます。
じっくり病気とつきあう気持ちが早期回復につながります。
・薬を忘れず飲みましょう
→こころの病気では、薬を忘れないように飲むことはとても大切です。
【体がだるくなったり、疲れがとれないのはどうしてですか】
・長時間の運動や仕事を続けると、誰でも疲れが出てきます。
こうした疲労は末梢疲労と中枢性疲労に大きく分類することができます。
・末梢疲労とは、運動を続けたときに起りやすい筋肉などの疲れで、中枢性疲労は脳が疲れを感じている状態です。
・この中枢性疲労では、長時間の考え事や精神的な緊張状態が続いたときに、脳の調整能力が十分に働かなくなって疲労を感じるようになります。
・しかし、十分な休息をとっても疲労が回復しない、全身のだるさや倦怠感が長く続くときは、その背景に何らかの病気があるかもしれません。
・一般的に、疲れがとれない場合は内科を受診することが多いでしょう。
内科では、血液検査や胃の検査など、身体疾患についての検査を行います。
・そこで、とくに異常がみられない場合に、精神科や心療内科を紹介されることもあるでしょう。
その結果、うつ病だと診断されることもあります。
・こうしたことは、遠回りをしているように見えるかもしれませんが、必ずしもそうではありません。
・逆に、うつ病の治療をしていて、たまたま体の検査をしたら、うつ病の背景に糖尿病があることがわかったということもあります。
・ですから、身体症状について、体の病気の検査を行うのは患者さんにとってもメリットがあることなのです。
おわりに
何度も恐縮ですが、非常にシンプルで分かりやすいサイトです。
また、僕の感覚ですが、書き方が患者を想ってくださっているように感じます。
(優しさを感じます)
厚生労働省さんと僕とは何の利害関係もないのですが、良いサイトだと思いますので、ご紹介させていただきました。
本日も僕の記事をお読みいただき、ありがとうございました。
皆様方の回復を心より願っております。
青年A