【うつ病の問診】うつ症状はゆっくり回復していくので焦らないことが大切
2017/10/22
目次
うつ症状の苦しみは分かる。けど焦ってはいけない。
こんにちは、青年A(@seinen1234)です。
本日は、連載しているうつ当時の問診のやり取りを記載した問診ストーリーです。
(「【問診】うつ、顎関節症の問診記録」)
うつ症状って本当に苦しいですよね。
・体が鉛化したように重い
・吐き気がする
・何も楽しいと感じられない
・頭がぼーっとする
(「仮面うつ」って知ってる?カラダの症状だけでもうつ病の可能性はあるんです!)
・生きるのがつらい
…など。
無数の不快症状が出るのがうつ病の特徴です。
骨折=痛いといった単純な病名と症状の結びつきではないのです。
これはうつ経験者にしか分かりません。
うつの最中の方は、これらの苦しい症状に囚われて、一刻も早く症状とおさらばしたいと思っているはずです。
それは自然な感情です。
しかし、焦ってはいけません。
そのことを先生は教えてくれました。
当時の問診のやり取りを記載いたしますので、よろしくお願い致します。
うつ病の問診
青年A
特に体調は変わりないんですけど、「体が重い」という症状と「顔周りの筋肉の緊張」、「股の違和感」ですね。
それがまだ残っているような状態です。
ここ1,2か月くらい体調の回復が遅い感じがしていて、このままでいいのかな~って不安に思っています。
職業訓練のWEBスクールもあと1か月で修了ですので、修了した後、仕事ができる体力になっているのか心配です。
(【うつ病の問診】職業訓練は「うつ」のリハビリになる│その理由と僕の体験談)
先生
そうですね。
まだ症状は残ってますけど、全般的には軽くなってきていますので、前向きに捉えていきましょう。
(音無美紀子さん…乳がんとうつ病を乗り越えて│波乱万丈な人生と希望の大切さ)
青年A
そうですね。
先生
症状を取りたいなと思ってる時点で、なかなかなくならないですわ。
青年A
そうですね。
何度もお伝えいただいてるお話ですよね。
(うつ症状はいつのまにか改善されている:その理由と改善方法)
取ろうとは思わないんですけど、症状が残っていることが苦しいものであるので、落ち込んでしまう時もあるというか…
先生
その感覚に注意を向けるんです。
忘れよう忘れようとするから、余計に過敏になってしまうんです。
むしろ「観察」する。
股と睾丸が当たっているのは当然なんです。
(【まとめ】ぼくの鬱病の症状~こんな症状に苦しんでいました~)
神経が過敏になっているんです。
その感覚を取りたいと思うから、というのが原因の1つでもあります。
あと、就職の件ですね。
職業訓練のスクールの卒業と同時に就職できれば理想ですけど、そううまいこと人生いかないものです。
(うつの人にかける言葉~人間万事塞翁が馬~)
青年A
なるほど。
WEBの仕事には携わりたいなと思っているので、まずは負担の軽いアルバイトから始めてみようかなと思っています。
徐々にスキルを身に付けていけたらと考えています。
先生
そうですね。
焦らんといきましょうね。
(うつの休養の仕方~休養は治療の1つです~)
青年A
そうですね。
ありがとうございます。
おわりに
「焦ってはいけない」「症状に囚われてはいけない」…
頭では分かっていても、そんなのはうつを経験したことのないお気楽な人間が言えることなのではないか。
うつを経験したことないから、そんな事が言えて、実際にうつ症状の苦しみの最中の人は一刻も早く苦痛から解放されたいんだ。
そう思っていました。
しかし、それでも焦ってはいけないのです。
症状が少しずつ良くなりはじめて、やっとそう思えるようになりました。
焦って何度も症状の有無を確認すると、余計に執着して症状が強まってしまうのです。
やはり、気長に待つしかありません。
うつは後遺症を残す病気ではなく、いつか症状は消えるのですから。
お読みいただき、ありがとうございました。
青年A