「非定型うつ病 パニック症・社交不安症(貝谷久宣)」~非定型うつの”すべて”がここにある~
2017/10/11
日本人の15人に1人がうつ病経験者
こんにちは、青年A(@seinen1234)です。
少し刺激的なタイトルをつけましたが、「非定型うつの”すべて”がここにある」と思わせる一冊をご紹介します。
「非定型うつ病 パニック症・社交不安症 (よくわかる最新医学)」
・うつ病には治療法があり、きちんと療養すれば必ず回復することができます。
・実際に、うつ病と診断される人の約半数が、非定型うつ病だといわれています。
・それなのに、非定型うつ病と診断される人はほんのわずかです。
・まずは非定型うつ病の診断を受けて、適切な薬物治療を行うことが、症状を改善させるには必須といえます。
・うつ病は眠れなくなりますが、非定型うつ病は「過眠」になるのが特徴です。
・体がだるくて重く感じ、起きていられずに横になってしまい、実際に10時間以上眠ってもまだ眠い状態が続きます。
・立ち上がれないほどの体のだるさを「鉛様麻痺」といい、これも非定型うつ病の重要な症状です。
・鉛様麻痺は「神経性疲労」で、運動をつかさどる前脳の機能が不足している状態です。
・これを改善するには、意識的に体を動かすことが大切です。
〈最近の「うつ病」事情〉
・日本のうつ病患者は、年々増えていて、厚生労働省の調査では潜在的なうつ病患者は600万人を越えるまでになっているといわれています。
・現在、日本人の15人に1人はうつ病の経験があり、今後は10人に1人、もしくは5人に1人が、うつ病になる可能性があるとも予測されています。
〈モノアミン酸化酵素阻害薬(MAOI)とは?〉
・MAOIは、非定型うつ病に対してもっとも効果が認められている薬のひとつですが、残念ながら日本ではまだ認可されていません。
・モノアミン酸化酵素とは、モノアミン性神経伝達物質であるドーパミン、ノルアドレナリン、セロトニンなどを代謝(分解)する酵素です。
うつ病といっても、いろいろな種類がある
現在は症状と薬の反応で分類することが主流となっています。
典型的なうつ病は、マジメで几帳面、がんばり屋の人がかかりやすく、非定型うつ病とは異なる病前性格があります。
典型的なうつ病ばかりがクローズアップされて、非定型うつ病はうつ病ではないと理解されないことが少なくありません。
非定型うつ病も病気です。
患者さんも周りの人も、まずはこの病気を理解することが大切なのです。
理解するのにぴったりなのがこの本ということです。
本日もありがとうございました。
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