「自殺大国」からの脱却:地域ごとの自殺者の共通点と対策
2017/10/04
自殺を防げ
こんにちは、青年A(@seinen1234)です。
本日は、毎日新聞の気になるトピック「論点「自殺大国」からの脱却」の内容と僕の意見を書きたいと思います。
以下と合わせてご覧ください。
・「自殺対策支援センターライフリンク」:うつ、いじめ、自殺、借金を救うサイト
・4秒に1人が自殺しているこの世界│「うつ」が10年で20%増加している
・なぜうつ病になると「死にたい」(自殺したい)と思うのか?│うつ7年経験した青年Aがお答えします
よろしくお願い致します。
自殺率の高い日本
日本の自殺死亡率(人口10万人当たりの自殺者数)は主要7カ国(G7)中、最多の18.5(2015年現在)だ。
憲法で健康で文化的な生活が保障された日本でどうして自殺が出てしまうのか?
健康な人には理解できないでしょう。
自殺の原因は1つではありません。
人によって違うし、原因が複数あることも少なくありません。
自殺してしまう理由として多いのが「うつ、いじめ、自殺、借金」の4つですね。
(「自殺対策支援センターライフリンク」:うつ、いじめ、自殺、借金を救うサイト)
僕もうつ病がひどくて自殺の2文字が頭をよぎったこともありました。
自殺したいというより、”苦しみから逃れたい”から人生を終わりにしたいと考えたのです。
この感覚は一般の方には理解できないと思います。
僕も元気だった頃は自殺なんて考えられなかったし「どうして自殺なんてしてしまうんだろう」と疑問に思っていました。
しかし、うつ病がひどくなると、ほんとに自殺が頭をよぎるのです。
(うつ病は心の風邪?:そんな生ぬるいものではない)
うつ病者が増えたことも自殺率に影響しているのかもしれません。
日本の生きづらさ
うつ状態になる原因は複数あり、それぞれが複合的に重なり合ってうつ病を発症することが分かってきた。
つまり、うつ状態を招く生きづらさの要因と、それへの対策が異なっていることが各国の自殺率の差になっていると考えられる。
他の国の事情はくわしく知りませんが、日本は働きすぎではないでしょうか?
長時間労働のわりに生産性が低いと言われる日本ですが、長時間労働をなくすべきだと僕は思います。
(うつ病の患者数が3億人を超えてしまった│全人口の4%がうつになる時代)
どの業種でも1日8時間以上の労働を禁止してはどうかと真剣に思っています。
人は長時間労働だけでは死ぬことは少ないと思っています。
高校球児なんかは、朝から晩までハードな練習をしていますが、自殺が増えているわけではありません。
ではどうしてサラリーマンが長時間労働をして心を病んでいくのでしょうか?
それは、過度なノルマ(プレッシャー)があるからでしょう。
長時間労働+過度なノルマ(プレッシャー)が悪の元凶な気がします。
そうして一週間の大半を過ごす”会社”に行くことが嫌になり、自分の人生がつまらないものに感じて命を絶ってしまうケースが少なくないのです。
地域ごとに自殺者の共通点が違う
例えば、無職男性の自殺が多い自治体がある一方、大学生ら若者の自殺が目立つところや、主婦ら若い女性の自殺が少なくなかったり、高齢者の割合が高かったりする地域があるなど、市町村によって自殺の実態はかなり違う。
僕も知らなかったのですが、地域によって自殺者の特性が違うみたいです。
理由は分かりませんが、各地域で住む人には共通点があるからでしょうか(年収や職種、ライフスタイルなど)。
そのため最近のトレンドは、各地域に合わせた自殺予防対策を実施する事だそうです。
無職男性の自殺が多い市町村には基本的な政策に加えて、無職者や失業者への対策を地域向けの施策として提示していく。
効率化が進んで生きがいが失われていく
戦後、「効率優先」をずっと進めてきた結果、気がつくと今の日本は生き心地の悪い社会になり、「自殺大国」といわれるほど自殺者が多い国になってしまった。
効率が良くなり、経済的に豊かになったと自慢をしても、精神的には決していい状態ではなく、胸を張れるものではない。
効率にとらわれず、「人の気持ち」を考える姿勢が自殺対策では極めて重要ではないか。
・人がロボットのように扱われ、繊維工場ではひたすら同じ縫製をさせられる。
・コールセンターでは電話対応の件数がノルマにされ、背後には監視カメラがセットされて気が抜けない。
…など「生きがい」「生きやすさ」が失われてしまっている会社が多いのではないでしょうか?
(生きがいをもとう、つくろう!~うつ病療養中の方へ~)
だからでしょうか。
月曜日の電車は生気を失ったサラリーマンが暗い顔をしてうつむいているのは。
生き生きとして働くぞ!と思える心の余裕が持てる社会の実現を祈るばかりです。
おわりに
死は避けられないもので、何もしなくても人は死んでいきます。
向こうから迎えが来るのにどうして自殺してしまうのでしょうか?
本来人生は有意義なもので、天寿を全うするまで楽しく生きていきたいものですよね。
どうせ人は死ぬのです。
なので自分の納得した生き方をしたいものですね。
そして人生は簡単ではありませんが、死ぬほどでもありません。
どんな状況であっても、道は開けるのです。
自殺は絶対にいけません。
その苦しみは少しずつ消えていくのですから。
本日はありがとうございました。
青年A