うつ、顎関節症を治そう

~患者(私)の体験記と克服法について~

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「顔の脱力に慣れてくると、交感神経持続は不可能になりますから、今よりは楽になるでしょう」

      2017/10/04

気長に行動変容を続けることが大切

今回も木野孔司先生に教えていただいたことを記載します。
(前回の内容は「治療を焦る気持ちも分かりますが、気長に考えないとダメですよ」です。)

木野先生についてはこちらをご参照ください。

僕からの質問と先生からの返事は以下となります。

今の症状について

・光がまぶしく感じる

・咬む筋肉の疲労

・目が開きにくい

また、お伝えしておりませんでしたが、股の違和感がございます。

股に睾丸がくっついているような気持ち悪さがあり、思考の邪魔をします。

何か物事を考える時に、さきに股に意識がいってしまいます。

浪人生の時にも症状としてございましたが、大学生時にサインバルタとマウスピース治療の4年間にはその症状はありませんでした。

交感神経が優位に働きすぎているのでしょうか。

・聞き間違いかもしれませんが、治療1回目の時に、顎関節症ではないとおっしゃった気がするのですが、そうならば、僕はどのような診断になるのでしょうか。
   (聞き間違いかもしれませんが)

TCHについて

やはり貼り紙を見た際は、歯が接触していないと思います。

夜寝てる時に接触させているのではと思います。

歯ぎしりを親に指摘されたことがあります。

貼り紙を見て歯が触れていないため、脱力行為が原則いらないとのことで、トレーニング&治療をしている実感がなく不安です。

顎周りの筋肉の緊張はこのTCH是正を続ければ気にならなくなるものでしょうか。

それとも、自律神経失調症のようなものが先で、

その一つとして顎周りの緊張が起きているのでしょうか。

非常に不安です。

木野先生

・今の症状について

→貴男がおっしゃるような症状をこれまで患者さんから聞いたことがないのではっきりはしませんが,交感神経緊張持続の影響も考えられますね.

・聞き間違いかもしれませんが、

→TCHによる,筋疲労や交感神経緊張による身体症状ということでしょう.

明確に定義された症状名はありません.

強いていうなら自律神経失調症(これも厚労省に登録された病名ではない)というところでしょう.

・TCHについて

顔の脱力に慣れてくると,交感神経持続は不可能になりますから,今よりは楽になるでしょう.

・非常に不安です。

これまで長い間,緊張状態に体が慣れきっているのですから,それを是正するのに焦ってもしょうがないです.
 

「悪くなっていない」というところに目を向け,気長に行動変容を続けることが必要ですよ

考えと行動を変える

ここでいう行動変容とは、顎関節症治療のTCH是正訓練のことです。

食いしばりや歯ぎしりのを治していき、顎関節や筋肉への負担を軽減させていくものです。

「癖」ですから、すぐには修正されません。

気長に日々TCH是正訓練を繰り返していく必要がありますね。

ちなみに食いしばり歯ぎしりは、歯をすり減らしてしまったり、虫歯、知覚過敏の原因となることがあります。

また、TCHを是正して肩こりが解消されたという患者さんもおられるようです。

歯ぎしり、食いしばり等の歯列接触癖があると、長時間にわたって筋肉を緊張させ続けているわけですから、治すことによって、緊張から解放されるということだと思います。

 - (言霊)医師からの贈り物