『サラリーマンの9割は税金を取り戻せる』│払いすぎた税金を取り戻す方法
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税金は知らない者が損をする世界
こんにちは、青年A(@seinen1234)です。
本日は節税のおすすめ本『サラリーマンの9割は税金を取り戻せる – あらゆる領収書は経費で落とせる【増税対策編】』をご紹介します。
非常に有名な節税本なのでご存知の方も多いと思いますが、払いすぎた税金を取り戻したい人にはぴったりです。
自分には関係ないと思っている人でも節税できる方法っていっぱいあるんですね!
いつものように本書の一部を抜粋してご紹介しますので、よろしくお願いします。
『サラリーマンの9割は税金を取り戻せる – あらゆる領収書は経費で落とせる【増税対策編】』
ふるさと納税という究極の節税術
「サラリーマンのほとんどは、実質2万円近くの税金還付が受けられる!」
そんなことをいわれても、信じられないという人が多いはずです。
しかし、これは本当のことなのです。
現在の税制には、「ふるさと納税制度」というものがあります。
これは、自分が好きな自治体に寄付をすれば、その分、所得税、住民税が安くなるという制度です。
ふるさと納税という言葉を聞いたことはあるけど利用したことのない人は多いでしょう。
(僕もそうでした)
どんな制度かというと、住んでる自治体以外に寄付すれば、その寄付金からマイナス2千円を引いた税金が還付され、その自治体の特産品が貰える制度です。
例えば3万円を寄付した場合、2千円を差し引いた2万8千円が還ってくるんです。
つまり実質的な寄付金は2千円です。
「3万円寄付して2万8千円返ってくるんだから赤字やん!」と思われるかもしれません。
しかし、この「特産品」がすごいんです。
例をあげると、埼玉県幸手市では1万円以上の寄付でコシヒカリ(新米13.5キロ)5千円相当(送料込み)がもらえたりします。
つまり、実質的な寄付金2千円で5千円相当の特産品が貰えるんです。
しかも、お米だと毎日の生活で必要ですよね。
各自治体が色んな特産品を用意してくれています。
肉、魚、お米、野菜、地酒、温泉の入浴券、レストランの食事券など、本当に実用的な物ばかりです。
楽天ふるさと納税が有名ですね。
楽天ふるさと納税だと、納税した上にポイントまで貰えます!
ほんと、楽天最強です。
話は逸れましたが、まずはふるさと納税を検討するのが良いかもしれません。
(楽天ふるさと納税)
なぜ年末調整で税金が戻ってくるのか?
あなたが収めすぎた税金を、返しているだけなのです。
つまり、年末調整で戻ってきたお金というのは、元からあなたのお金だったのです。
これは僕も知っていました。
サラリーマンは毎月給料から源泉徴収されていて、これは確定した金額ではありません。
このくらいの収入の人はだいたいこれぐらいの税金になるだろうという見越しでつくられた「税額表」を元に引かれています。
しかしこの「税額表」の源泉徴収額は、実際の税額よりも多くなりがちなので、払いすぎたお金が戻ってくるんですね。
定年退職者や中途退職者の多くは税金を払いすぎている
サラリーマンの中には、年末調整を受けられない人もいます。
定年退職した人や、中途退職した人です。
彼らは税金を納めすぎになっている可能性があり、確定申告をすれば還付されるかもしれないのです。
まず、退職した年の内に再就職していない人(もしくはアルバイト程度の仕事しかしていない人)は、ほぼ100%税金の納めすぎになっています。
例えば3月31日に退職した人が、その年は再就職しなかったとします。
(それまでは毎月40万円の給料だったとする)
1月から3月までは源泉徴収されていて、その額が毎月1万3270円だった場合、3月までに3万9810円源泉徴収されていたことになります。
(社会保険料は考慮せず)
この年の給料は年間120万円(40万×3ヶ月)なので、本来税金がかかってこないはずです。
にもかかわらず、3万9810円も税金が徴収されているわけです。
なぜなら毎月の源泉徴収は1年間ずっとその給料が貰えると想定して決められているからです。
当然、確定申告すれば税金は還ってきます。
また、退職した年の内に再就職した場合も還ってくる可能性が十分あります。
その詳細は本書に委ねます。
意外と控除漏れが多い「社会保険料控除」
サラリーマンの場合、社会保険料控除は、原則として会社の年末調整で完結します。
しかし、年末調整だけでは、控除漏れになっているケースが多々あるのです。
というのも、自分だけではなく、家族の社会保険料も控除できる可能性があるからです。
家族全員の社会保険料を最も収入の多い人がすべて払ったことにすれば、家族全体の節税にもなります。
家族の分の社会保険料控除は、会社に控除証明書(国民健康保険の場合は領収書)を持っていけば年末調整でやってくれます。
確定申告では、社会保険料控除の額だけを書き直せばいいのです。
確定申告書には、源泉徴収票と、新たに控除を受ける家族の社会保険料の控除証明書(国民健康保険の場合は領収書)を添付します。
おわりに~サラリーマンは5年前までさかのぼって確定申告できる~
『サラリーマンの9割は税金を取り戻せる – あらゆる領収書は経費で落とせる【増税対策編】』を読んで控除漏れに気づく方は少なくないでしょう。
僕もその1人です。
けども、サラリーマンは5年前までさかのぼって確定申告ができるんです。
(自営業者は1年前まで)
ただし、サラリーマンでも過去に確定申告をしている場合は、確定申告した年の分は、さかのぼってやり直すことはできません。
本書では他にも
・禁煙治療で税金還付
・地震保険で税金還付
・生命保険の見直しで税金還付
・ビタミン剤、栄養ドリンクも医療費控除の対象になる
など、知らなかった節税テクニックがこれでもかというぐらいまとめられています。
非常に有名な本でオススメですので、一読されるのも良いかもしれません。
お読みくださり、ありがとうございました。