うつ、顎関節症を治そう

~患者(私)の体験記と克服法について~

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「プロサッカー選手3割にメンタルヘルスの問題、FIFPro調査」~ケガとプレッシャーがうつを引き起こす?~

      2017/10/31

 ケガが原因で「うつ」になることがある

こんにちは、青年A(@seinen1234)です。

これは、衝撃的なニュースです。

プロサッカー選手3割にメンタルヘルスの問題、FIFPro調査

今回の記事でお伝えしたいことは1つです。

それは、「ケガが原因でうつ病になることがある」ということです。

以下記事の抜粋をお読みください。

【ロンドンAFP=時事】

現役のプロサッカー選手の3分の1以上が、うつ病や不安の問題に悩まされていることが、国際プロサッカー選手会(FIFPro)が6日に発表した調査で明らかになった。

FIFProの医務部長であるVincentGouttebarge博士が率いた同調査によると、対象となった現役選手607人中の38%、引退選手219人中の35%が、質問を受ける前の4週間にうつ病の症候や不安があったことを報告している。

調査ではまた、重傷とうつ病との相関関係が存在する証拠も示された。

大きなけがを3回以上経験したことのある選手には、精神衛生上の問題を通常の2~4倍多く報告する傾向がみられた。

同調査は、ベルギー、チリ、フィンランド、フランス、日本、ノルウェー、パラグアイ、ペルー、スペイン、スウェーデン、スイスのFIFProの会員組織により提供されたデータに基づいている。

インタビューを受けた現役選手のうち、55%が選手生活の大半をプロレベルでの競技に費やしていた。

引退した元選手ではこの数字は64%に上る。

調査結果によると、現役選手の23%、元選手の28%が睡眠障害を訴えた。

またアルコールの乱用は、現役選手の9%から元選手では25%に急増している。

同調者は査読プロセスを経ていないが、それが示唆することは、一般人と比べ、プロのサッカー選手がうつ病と不安に悩まされる傾向にあるということだ。

男らしさが売り物のプロのサッカー界では、精神衛生面上の問題はタブー視されるケースが多い。

だが、2009年11月の元ドイツ代表ゴールキーパー(GK)ロベルト・エンケ選手の自殺など、注目すべき出来事は時折起きている。

元ニュージーランド代表チームの主将クリス・ジャクソン氏(45)は昨年、自身の精神衛生上の問題を公にした。

「トップレベルの選手たちの多くが、この隠された大きな問題と対峙していることを知り、とても謙虚な気持ちになった」と話し、自分だけがこの問題に直面しているプロ選手でないことを知り気が楽になったとコメントしている。

代表チームで60試合に出場したジャクソン氏は、現在、大学で清掃作業員として働いている。

img

ロベルト・エンケ選手)

どのような検査をしたのかは不明ですが、3割以上にうつ病や不安が確認されたとのこと。

うつ状態ではなく、「うつ病」で本当にプロレベルのプレーができるのか疑問なのですが、

調査ではまた、重傷とうつ病との相関関係が存在する証拠も示された。

大きなけがを3回以上経験したことのある選手には、精神衛生上の問題を通常の2~4倍多く報告する傾向がみられた。

というコメントは印象的です。
うつ病と足の痛みは関係ある?:足のけがの痛みの感じ方にはうつ症状が関係している

ケガの焦りと重いプレッシャーに苦しんでいたのかもしれない

2311(引用元:バイオの社さま)

元イングランド代表で1990年ワールドカップ(W杯)イタリア大会で活躍し、「ガッザ」の愛称で国民的人気を誇ったポール・ガスコインという選手がいました。

ガスコインは現役時代に右膝靭帯(じんたい)断裂や、右脚骨折などの大けがに見舞われ、不眠症やアルコール依存の問題を抱えて自殺未遂を引き起こしたこともありました。

スポーツの世界でケガをしたことのない人はいないでしょう。

しかし、スポーツで生活しているプロスポーツ選手のケガはアマチュア以上の危機感があると思います。

動けないと試合に出られません。

試合に出られないと給料がもらえないか、下がってしまうでしょう。

サラリーマンが急に病気にかかってしまい、出社できないのと同じかそれ以上です。

また幼い頃からサッカーをしてきた彼らは、「サッカー=自分」といったアイデンティティになっている人も多いです。

サッカーをケガで奪われてしまうと、アイデンティティの崩壊につながってしまい喪失感に苛まれてしまいます。

また、他の選手にレギュラーを奪われまいかといった焦りも生まれるでしょう。

このようなケガや焦りがうつ病を引き起こしてしまったのではないかとぼくは思います。

うつ病は複数の原因から発症する病気と言われます。

ケガの不安(本当に治るのだろうか、いつ治るのか?)

焦り(他の選手にレギュラーを奪われないか?早く復帰したい)

といった感情が脳内を占領し、苦しみ続けていつの間にかうつ病となっていたというプロセスが想像されます。

その気持ちを想像するだけで胸が苦しくなります。

スポーツニュースを賑やかにいろどるサッカー選手。

華やかな面しか見えていなかったのですが、影の一面もあるということをこの記事から学びました。

おわりに

僕もケガからうつ病を発症しました。
(詳細は「【闘病記】うつ病と顎関節症」をお読みください)   

大阪の高校で野球をしていて、最後の夏の大会に向けて夢中で練習していました。

しかし大会前に足をケガしてしまいます。

「早く治ってくれ」

「なんでこんなときに」

といった不安と焦りが頭を支配しました。

辛いリハビリに取り組みました。

20時頃に帰宅し、それからリハビリに通いました。

「一刻も早く治したい…」そんな思いでした。

しかし、大会までに完治はしませんでした。

毎日足のことばかり考え、終着し続けた結果、うつ病を発症したのです。

ケガからうつ病になってしまった人は少なくないと思います。

苦しんでいるのはあなただけではありません。

自分を責めないでください。

あなたは頑張り屋さんなのです。

しかし同時に「考えすぎる」ところがあるのかもしれません。

「考える」と「考えすぎる」の違いについてはまた記事にします。
【うつ病の問診】うつ症状に目を向けてはダメ?「考える」と「考えすぎる」の違いについて

本日もありがとうございました。

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青年A 

 


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