「うつ病を抱えていました」クリスティン・ベルの告白が多くの人を勇気付ける:アナ雪のアナの声優
2017/10/31
うつは誰でもかかる病気
こんにちは、青年A(@seinen1234)です。
本日は少し前の記事ですが、「「うつ病を抱えていました」クリスティン・ベルの告白、多くの人を勇気付ける」をご紹介します。
クリスティン・ベルといえば、アナと雪の女王のアナの声優で人気の女優さんです。
そんなクリスティンがうつ病の過去を告白しました。
ベルは、5月にテレビ番組「オフ・カメラ」に出演し、自身のうつ病を告白。
「心の病を抱える人たちが、身体の病を抱える人たちと同じサポートを受けられる環境をつくることが大切だ」と訴えた。
心の病を身体の病と同じように…
本当にその通りだと思います。
うつをはじめとする心の病は、脳の何らかの異常という”カラダの病気”なのですから。
(「躁うつ病に挑む」(加藤 忠史)~うつの原因は脳由来神経栄養因子(BDNF)?~)
うつを甘えだとかおかしな人たちだと思わせる偏見の原因の1つに「症状が目に見えない」ことが挙げられると思います。
骨折だと骨が折れてギプスをつけているのが目で見て分かります。
お大事にといった言葉をかけることができます。
しかし、心の病は目で見て分かりません。
落ち込んでいる様子や生気が感じられない様子、イライラしている様子は分かることがありますが、そういった症状は”健常者でも起こります”。
(木の実ナナ うつ病でバス見ただけでイラついたことも~意味のないイライラはうつの症状です。あなた本来の思考ではありません~)
そのため病気と思わず、根性が足りないからだと言ったひどい言葉をかけてしまうことがあるのです。
しかしうつ病をはじめとする精神疾患は「病気」であり、適切な治療が必要なのです。
うつ病の症状は人それぞれ
うつ症状の代表格として、
・カラダが重たく感じる
・寝れなくなる
・何をしても楽しいと感じない
といったものがありますが、全てのうつ患者がこれらの症状を発症するとは限りません。
寝すぎてしまう過眠になることや、カラダが重たいとは感じない人もいます。
(うつ病の過眠と治療法:うつの睡眠障害は不眠だけではない)
クリスティン・ベルさんのうつ症状で苦しかったのは「孤立感や孤独感」だったそうです。
「私にとって、うつ病は悲しい気分ではありません。
何もかもうまくいかない日に、誰かにハグをしてほしくなる…そんな気分とは違います。
うつ病の時は、どうしようもない孤立感や孤独感を感じるのです。
『自分は価値のない人間だ』『何もできることはない』『負け組なんだ』、そんな気持ちになります」。
これらはうつ病の症状です。
風邪を引けば、熱が出たりするのと同じです。
ですのでうつ病が回復していけば、そういった負のスパイラル思考から抜け出すことが出来ます。
「でも支援を受けた今、その考えが全く間違いだったとわかります」
クリスティンさんも語っているように諦めてはいけません。
いわばうつの考えは幻術にかけられているようなものです。
(うつの症状の正体とは?:それは脳が生み出した「幻術」)
うつ病の治療が進んでいけば、正常な感情に戻っていくのですから。
おわりに:うつを隠さなくてよい社会になりますように
うつは誰でもかかりうる病気で恥ずかしいものではありません。
根性がなかったわけでも怠け者なわけでもありません。
むしろ真面目でしっかりした人のほうがかかる可能性が高いのです。
しかしまだまだ偏見というか、うつ病だということを公表しにくい社会です。
僕もうつ病だと公表できませんでした。
(【闘病記】うつ病と顎関節症 )
こういったセレブや社会的影響のある方々が積極的に発信してくださるおかげで、少しずつ社会も変わっていくことでしょう。
そういった言葉がうつ当事者を勇気づけるのです。
自身がうつ病を抱えていたことを5月に明らかにしたが、その告白が、心の病を抱える人たちを勇気付けたことに、驚いているようだ。
ベルの他にも、レナ・ダナムやジョン・ハムといったセレブ達が、心の病を抱えた過去を明らかにしている。
こういったセレブたちの発言は、心の病に対する社会の偏見を無くす大きな後押しとなるだろう。
うつの人が過ごしやすい社会に、そしてうつをもっと早く治せる方法が発見されることを願います。
本日もお読みいただき、ありがとうございました。
青年A