ホワイトニングとは?に体験者が分かりやすく解説します│一般人も歯が命
目次
ホワイトニングは歯を漂白させて本来以上の白さを引き出す施術
こんにちは、青年A(@seinen1234)です。
今回は「ホワイトニングとは何なのか?」の概要を説明していきたいと思います。
実際に僕がホワイトニングを受けて体験したことも書いていますので、参考になれば幸いです。
よろしくお願い致します。
ホワイトニングとは?
ホワイトニングは、歯の内部に沈着した着色を取り除いて歯を白くする技術のことです。
ポイントは、ご自身の本来の歯の色より白くできるという事です。
歯の表面をきれいにして歯本来の色を取り戻すのは「クリーニング」ですので、混同しないようにしたいですね。
クリーニングは3000~5000円くらいですので、歯科医院で勧められて受けたことがある人も多いでしょう。
僕の場合、クリーニング後は歯がつるつるして気持ち良く、吐く息も臭くなくて安心した記憶があります(笑)。
ホワイトニングとクリーニングは違います。
ホワイトニングという言葉が世間に浸透したのはここ10年ほどですね。
1989年にアメリカで実用化に成功した技術で、当時は画期的だったようです。
というのも、当時は歯の内部に浸透した着色を取り除けなかったからです。
ホワイトニングが世間に広まったおかげで、芸能人でない一般人でも白い歯を手に入れている人が増えています。
(僕もです)
ホワイトニングは安全なのか?
ホワイトニングは原則安全です。
しかしそれは、歯科医の許可を得て使用した場合という事です。
ネットが発達した現代では、様々なホワイトニング剤をインターネットで購入できます。
中には海外製品で厚労省やFDA(米国食品医薬局)の認可を受けていないものもあるので、そういったものには手を出さないようにしましょう。
きちんと使用すれば、ホワイトニングで歯が溶けるとかボロボロになるといった事はありません。
ホワイトニングの主成分の過酸化水素は安全性が認められていて、うどんとかの漂白目的でも使われているようです(笑)
大切なのは、濃度がコントロールされているかどうかです。
ですので、きちんとホワイトニングをしている歯科医院で受けるようにしましょう。
どんな仕組みで歯が白くなるのか?
ホワイトニングは歯の漂白ですので、つやのある真っ白の歯を目指します。
汚れや黄ばみが目立つ洋服に漂白剤を使ったことのある人は多いと思いますが、歯も同じです。
過酸化水素や過酸化尿素を主成分とした薬剤を塗ることで、歯の表面と内部に浸透し、着色成分を分解して消していくという仕組みです。
薬剤が色素を消してくれるという事ですね。
人の歯の色は、遺伝で決まっている?
これは僕にホワイトニングをしてくれた歯科衛生士さんが仰っていた事ですが、人の歯の色は遺伝や体質で決まっているようです。
永久歯が生えた時、やや波打った模様がある方や一部だけ白くなったホワイトスポットを持つ方、元々黄色っぽい歯の方など、歯の色には個性があります。
歯は遺伝や体質で決まっているので、ホワイトニングをしても全員が同じ白さになるわけではないようです。
きちんと施術を受ければ今より必ず白くなりますが、どこまで白くなるかはやってみないと分からないとの事です。
ホワイトニングの種類と料金
1.ホームホワイトニング
おそらく最も一般的で色の後戻りがしにくい方法です。
自宅で行うやり方で、歯型に合わせたマウスピースのようなもの(カスタムトレー)に薬剤を塗り、それを寝ている間に装着することで歯を白くしていきます。
2001年12月に厚生省で認可された10%過酸化尿素のジェルを、患者さんの歯並びに合わせて作ったカスタムトレーの中に入れて、歯医者さんの指示に従ってお家で行う方法です。
マウスピースといっても硬くてゴツゴツしたものではありません。
薄くて柔らかいものですので、すぐに慣れると思います。
僕も妹2人もホームホワイトニングを選びました。
歯科医院でも勧められます。
1日、2日で白くなることはありませんが、1か月くらい続けることで白さを実感します。
メリット
何より「後戻りしにくい」というのがメリットです。
何事もコツコツが大事です。
自宅でするので、料金が少し安いのもメリットですね。
(25000円~30000円)
デメリット
毎日自分で薬剤とマウスピースをつける必要があるので、面倒だと感じる人には向いていません。
2.オフィスホワイトニング
これは歯科医院で行うホワイトニングです。
オフィスと言いますが、事務所ではありません(笑)
濃度の高い薬剤を歯の表面に塗って、光を当てて白くする方法です。
35%程度の高濃度の過酸化水素を含むお薬を歯の表面に塗って、光をあてる方法です。
光を当てることでホワイトニング剤が活性化し、その時発生する水酸基ラジカル(OH’)が色素を分解すると言われています。
メリット
効果をすぐに実感できます。
結婚式前ですぐに白くしたい!という方には良いかもしれません。
また、高濃度の薬剤を使用するためホームホワイトニング以上の白さにできる可能性があります。
資格を持った歯科医が直接施術してくれるのも安心ですね。
デメリット
すぐに白くできる分、後戻りがしやすいと言われています。
また、ホームホワイトニングに比べて料金が少し高いです。
(30000円~50000円)
3.デュアルホワイトニング
オフィスホワイトニングとホームホワイトニングを併用した方法です。
オフィスとホームのメリットを合わせたものです。
オフィスの良いところは、すぐに白くなること。
ホームの良いところは、後戻りがしにくいこと。
つまりデュアルホワイトニングは、すぐに白くなって後戻りしにくいホワイトニングと言えます。
メリット
すぐに歯を白く出来て、後戻りしにくい
デメリット
料金が高い。
オフィスとホームを併用するため。
(60000円~80000円)
それぞれメリットデメリットがありますので、予算や目的に合わせてホワイトニングの種類を選ぶと良いでしょう。
ホワイトニング前に知っておいてほしいこと
ホワイトニングを始める前に知っておきたいことをまとめておきます。
1.不自然な白さにならないから安心です
テレビで一部の芸能人がピッカピカの白い歯をしているのを見かけるかもしれません。
しかしあの白さはホワイトニングではなく、セラミックの被せ物だったりマニキュアを塗っているのです。
ホワイトニングで健康的な白い歯になりますが、あくまで自然な白さですのでご安心ください。
2.銀歯や人口歯は白くならない
僕がホワイトニングを受けた時に言われたことで、銀歯や差し歯といった人口歯は白くなりません。
ホワイトニング後、人工歯の色が気になる場合は色の明るさを変更しましょう。
通常は保険適用の金額となります。
3.虫歯は先に治そう
虫歯の歯以外を白くする歯科医もあるようですが、それだと虫歯の歯だけ白くならないのではと思ってしまいます。
通常は先に虫歯を治すように言われると思いますので、1回目のお口チェックで虫歯があった場合は先に虫歯治療を優先しましょう。
4.保険適用ではないから注意しよう
ホワイトニングは審美歯科のため、保険適用ではなく自費治療となります。
最低20000円~は費用がかかることを想定しておきましょう。
5.最初の知覚過敏は覚悟しよう
覚悟というほどではないですが、薬剤を歯につけて浸透させるので、最初の頃はどうしても歯がしみたりするかもしれません。
それは1,2週間で慣れるので、最初の知覚過敏は仕方ないものと考えましょう。
6.マウスピース(カスタムトレー)の装着に慣れよう
主にホームホワイトニングの方向けですが、最初の頃はマウスピース(カスタムトレー)に違和感があるかもしれません。
しかし嘔吐反射のある方でない限り、その違和感はなくなっていきます。
話は逸れますが、顎関節症治療のためにマウスピースを使うことだけはしないでくださいね。
(顎関節症にマウスピースを使ってはいけない!:4つの理由と正しい治療法)
7.永遠にその白さが続くわけではないと理解しよう
世の中なんでも永遠に続くものはありません。
ホワイトニングも同じで後戻りというか、徐々に白さがぼやけていきます。
ホームホワイトニングの場合はそのたびに薬剤(1500~2000円)を買ってまた塗れば良いですので、一度ホワイトニングすればずっと同じ白さというわけではないことを知っておきましょう。
きちんと歯磨きやメンテナンスが大切という事です。
8.安さでホワイトニングを判断しないようにしよう
例えばエステのホワイトニングは歯科医院で使う薬剤の使用が認められていません。
根本的な歯のホワイトニングとは違いますので、予め確認しておきましょう。
また価格が安かったり高かったりすれば良いのかといえば、そうではありません。
カウンセリングの印象や説明が納得できるか、ホワイトニング実績があるかどうかを総合的にみて受ける医院を判断しましょう。
僕の場合は妹2人が先にホワイトニングをしていたので、同じ医院でしてもらいました。
おわりに
ホワイトニングの概要について語ってきましたが、いかがでしょうか?
今回の内容は、僕が歯科医や歯科衛生士さんからカウンセリングで聞いたお話です。
ホワイトニングを予約した日は丁寧なカウンセリングがありますので、そのお話を聞いてホワイトニングをするかどうかを決めると良いと思います。
白い歯はやはり良いもんです(笑)。
白くなったからこそ、維持しようと歯磨きもがんばるようになりました。
皆さまの参考になれば幸いです。
本日もありがとうございました。
青年A