負ける人は無駄な練習をする(水谷隼):がんばってるのに成果が出ない人に読んでほしい
目次
卓球世界ランク7位の天才「水谷隼」が教える勝つためのメンタリティ
こんにちは、青年A(@seinen1234)です。
本日は、上を目指すビジネスマンにぴったりの本『負ける人は無駄な練習をする―卓球王 勝者のメンタリティー』をご紹介します。
著者は卓球日本代表として活躍している「水谷隼」選手です。
圧倒的な成績を出し続けているのは、勝つための考え方を持っていて、勝つための練習をしたからだと教えてくれています。
こんなことでお悩みの方にはぴったりだと思います。
・仕事で成果を出したいのになかなか結果が出ない
・努力してるつもりなのに上達している気がしない
・正しい頑張り方が分からない
いつものように、本書の一部をご紹介していきたいと思います。
本日もよろしくお願い致します。
練習量と成長は必ずしも比例しない
こなすだけの練習は時間の無駄であり、練習効率が悪い練習はやるべきではない。
それは強くなるための練習なのだろうか。
まず考えるべきは、練習効果なのだ。
集中力のある練習は効果が高いわけで、その練習効果のある状態をいかに作るかに注意を払ってほしい。
水谷選手は、「なぜ今のボールはミスしたんだろう」「今のボールのとらえ方は良かった」と1本1本考えながら行う練習と、言われたことをただこなす練習では雲泥の差があると言っています。
これは自分の仕事でも当てはまります。
・毎日考えることなくエクセル表に昨日の実績を記入している
・毎日考えることなくマウスを使ってPCを操作している…などでしょうか。
いわゆる”思考停止”の状態ですね。
これらは、ただこなしているだけの仕事です。
仕事を覚えたての頃はこれで良いですが、しばらくすると成長が止まってしまいます。
楽ですが、知らない間に後輩やライバルに差をつけられているかもしれません。
しかし次のような意識を持てば、昨日の自分より確実に成長するでしょう。
・毎日考えることなくエクセル表に昨日の実績を記入している
→実績を見て、なぜ昨日は数字が良くなかったのか原因を考える。
(競合企業のキャッチコピーが良かったのかもしれない)
・毎日考えることなくマウスを使ってPCを操作している
→PCのショートカットキーを新しく覚えて使ってみる。
考えて次に活かすことの大切さを水谷さんは強調されています。
自分で考えない選手は伸びない
長く選手をやっていると、練習をやればやるほど、試合をやればやるほど調子が落ちていく時期がある。
ところがアドバイスをもらうことでいろいろ見えてくるし、解決方法がわかったのだ。
自分でいろいろ試行錯誤しながら悩み、それでもわからなくて、最後の最後で他人にアドバイスを求める。
自分でやらずに安易に他人に聞いても、その技術や思考は身につかない。
「これ以上自分はやれません」というところまで自分で徹底的にしてやってみて、もがき苦しみながら答えを見つけようとする。
そのプロセスが重要なのだと思う。
スポーツ選手にスランプがあるように、仕事をするビジネスマンにもスランプがあります。
・改善しているつもりが、むしろ改悪になっている
・どうすれば売上が上がるのか全くイメージできない
・上司に提案してもOKしてくれない…など。
誰でも一度はこういった経験があるかと思います。
そういった時には自分の頭だけで考えるんじゃなくて、周りにアドバイスを求めることも大切です。
「三人寄れば文殊の知恵」という諺があるように、自分だけでは考えつかなかった解決策を教えてくれるかもしれません。
しかし、自分で考えずにアドバイスを求めるのはNGです。
きちんと自分の中で考え尽くして整理して、それでも答えが分からない時に教えてもらうようにしましょう。
「まず考える→徹底的に考え尽くす→アドバイスをもらう」という手順です。
絶対に勝つという強い気持ちー執念があるかどうか
勝負事で、勝てる人と勝てない人がいる。
勝てる人の思考と勝てない人の思考には、それぞれの傾向があるように思う。
その違いはメンタル。
「何が何でも勝ってやる、ここで倒してこいつの未来を奪う」くらいに思える人が勝てる。
勝敗を分けるのはそこの決意と執念の差だと思う。
結局、一番勝ちたいと思った人が勝つと水谷選手は語っています。
世界的ベストセラー『思考は現実化する』という事ですね。
勝てたらいいな~、売上あがればいいな~程度の想いの人は、絶対に勝ってやる、絶対売上を上げてみせると思ってる人に勝てないという事ですね。
ひとりでできることは、少ない
改めて思うのは、人としてひとりでできることは少ないこと。
小さい頃から「ひとりでは何もできないよ」と言われてきたけれど、心のどこかでは「いや、オレは他の人とは違うよ、他人の助けなんかいらない」と思っていた。
でも、実際はひとりでは何もできないことに気づいた。
そして、二人だったらもっと多くのことができる。
普段から気に懸けてくれて、自分の見えない部分を客観的に、しっかり分析して評価してくれる人が必要なのだ。
これは仕事でも同じ事が言えます。
1人で出来る仕事もありますが、大きな仕事は1人では出来ません。
多くの人を巻き込んでいくから大きな業績がつくられるんです。
(『斎藤一人の人を動かす』(永松茂久):人が自然と動きたくなる心理と方法が書かれた本)
就職試験では例外なくコミュニケーション能力が問われますが、これは色んな人と協力して仕事が出来るか知りたいからなのです。
プロは結果がすべて
プロスポーツは結果を残さなければいけない。
ところが「頑張った」という評価をもらって、満足してしまう部分が日本人にはある。
極論であり、真実を言ってしまえば「練習しようがしまいが、勝てばそれで良い」とも言える。
その代わり、負けたら責任をとり、批判を受ける。
それがプロフェッショナルだ。
プロは結果がすべて…。
厳しいお言葉ですが、確かにそうです。
ビジネスの世界でも、高収入になればなるほど、役職が上がれば上がるほど結果が問われます。
そして、結果を出すのではなく、出し「続ける」ことが求められます。
本当に厳しいですが、それが現実です。
なので、心と体を健康に保ち、日々考えながら仕事をすることが大切なんですね。
(『脳を鍛えるには運動しかない』│今すぐ走りたくなる最高の運動科学本)
壁はぶつかって当たり前
世界的なレベルで戦う選手は必ず一度は壁にぶつかる。
何度も痛い目に遭いながら、競り合いになるけれど自分より格上の選手に勝てない時期が続く。
成長は今の自分を超える(ジャンプする)行為です。
なので、そこに壁があるのは当然ですね。
僕の場合は、「考えて→実行→検証、考えて→実行→検証」をくり返すことで、いつの間にか壁を超えていましたといった印象です。
追い込まれたとき、成長する
人間は追い詰められた時にこそ本性が出る。
追い詰められて、そこから何とかしようとした時に人間は進化し、改善されると思う。
だから追い詰められることは悪いことではない。
だから今でももっと追い詰められて、ライバルがもっと出現して、厳しいところに追い込まれたほうがいいと思っている。
「もうダメだ」とあきらめることではなく、何か勝つ方法があるはずだ、と必死に考えることだ。
ピンチはチャンスです。
イチローも同じことを言ってた気がしますね。
僕自身の経験からしてもそうでした。
会社で僕が運営していた2つのサイトのうち1つのサイトの収益性が低く、閉鎖となりました。
僕としてはどちらも思い入れのあるサイトで最大限がんばってきたつもりでした。
しかし、売れなかった。
閉鎖となって自分の力のなさに落ち込みましたが、残り1つのサイトに専念することで、結果的に大成功したのです。
人間万事塞翁が馬ですね。
何が起こるか最後まで分かりません。
人の幸不幸も最後まで分からないということです。
(うつの人にかける言葉~人間万事塞翁が馬~)
今を生きましょう。
おわりに
明日8月11日 松山市総合コミュニティセンターでイベントします😆👏🏼
今回相方はダブルスパートナーの吉田です🏓
非常に嬉しいことに会場満員ということで、みなさんをトークとプレーで満足して帰っていただけるように頑張ります😝💪
※入場の申し込みは既に終了しています(>_<) pic.twitter.com/KgRlozm1gS— 水谷隼 (@Mizutani__Jun) 2017年8月10日
本書『負ける人は無駄な練習をする―卓球王 勝者のメンタリティー』はスポーツ選手が書いた本ですが、ぜひ社会人の人に読んでほしいなと思ってご紹介しました。
仕事に対する意識の違いが、結果の違いとなるからです。
もちろん、意識が高いだけでは成功しません。
色々試してみる行動力も必要です。
考えて→行動する、という「考動力」をつけるには本書がぴったりだと思います。
自分自身の戒めとしても胸に刻みたいと思っています。
本日もありがとうございました。
青年A