うつ、顎関節症を治そう

~患者(私)の体験記と克服法について~

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【うつ病の問診】上司の言動に対して過度に敏感になってしまう

   

拒絶過敏とどう向き合うか

こんにちは、青年A(@seinen1234)です。

今回は、精神科の先生との問診ストーリーです。
【問診】うつ、顎関節症の問診記録

挫折に対する考え方や拒絶過敏との向き合い方を先生にお聞きしたお話です。

よろしくお願いします。

うつ病の問診

先生

どうですか?

青年A

大きく変わった事としては、今まで会社でWEBの仕事をしてましたが、その業務から一旦離れることになりました。

上司との相性の悪さから「大変だ」「苦しいだ」といった話を前からしてたと思うんですが、その上司から告げられました。
【うつ病の問診】理不尽さを味わい尽くす

自分としてはWEBの仕事ですごく結果が出ていたと思ってたんですが、認めてくれませんでした。

僕がWEBだけに特化し、現場の部分(実際に物がどのように入庫されて売れていくのか等)に携わってこなかったら全体が見えないのだろうという事で、そっち(現場)の方をやってくれへんかと言われました。

なので僕の方も全体を学ぶ必要があると思うので、今までやってきたWEBを離れて現場業務をする事になりました。

これがこの一ヶ月で最も大きな変化です。

先生

そうですか。

お気持ちとしてはどうですか?

青年A

僕としては一番大事にしていたWEBの仕事を離れるのは苦しかったんですけど、少しホッとした部分もあったんです。

どうしてもあの状況だと苦しかったんで。

業務を変えて他のチームの一員となってまだ1週間ですけど、今のところは順調に仕事をしています。

頭使うより体使う業務が多いですね。

商品棚から商品をピッキングして梱包したり、配送会社に商品を運んだりとかです。

以前より頭を使わないので、精神的な疲労って部分では軽減されました。

先生

そうですね…まあこれで良かったですね。

今やられてる現場の仕事もプラスになりそうですし。

青年A

そうですね。

腐ってしまうのが一番良くないので、与えられた業務で学べることはないかといった視点で取り組んで自分自身の成長にもつなげたいです。

先生

その通りですね。

あのままいってるとエライ事になってたわけなので。

今いい経験を積めてますし、多分何年もしたら、あの時の経験が活きてるわと思うでしょうし。

まあまたおそらくWEBの仕事に戻られるだろうけど、こういう時期があってもいいんです。

青年A

そうですね。

長い目で人生を見ないといけないなと思います。

自分が最悪だと思っていたことが、あとから振り返ると最良だと思える事もあるんで。

先生

そうですよね。

皆さんどの業界の人もおっしゃるんですけど、スランプの時が一番成長できるんです。

順調な時って意外と学んでないんです。

それは経験しないと分からないんで。

ご自分が人間として成長する時にこういう経験はすごく大きいと思います。

何事もなく順調に登っていった人ほど脆いですよ。

何回も挫折を経験してはったら、それはそれですごく大きな成長につながってるわけです。

いい経験させてもらってると思いましょう。

青年A

分かりました。

あと1つ相談がありまして、それは立場が上の人との関わり方についてです。

僕は利害関係のある直接の上司に対して過度に敏感になる傾向があると思ってます。

そういった方のささいな言動とか表情とかに一喜一憂してしまうんです。

「怒られるんじゃないか」とか「嫌われるんじゃないか」とか思ってしまうんです。

今まで普通に接していた人が直接の上司となったとたん、気になってしまうんです。

それは年齢が上でも下でも関係なくです。

そういうのを拒絶過敏性というらしいですけど、そういう症状への対処法はありますか?

先生

ダイレクトに対人関係の問題を扱う治療法として対人関係療法がありまして、その標準的なやり方を一通り学ぶというのもひとつの手です。

それで対人拒絶過敏について自覚できると思うんで。

青年A

なるほど。

今までは体の症状ばかり訴えてきましたが、最近は緩和されてきた気がします。
「鉛様麻痺(鉛様疲労)=体が重い」は非定型うつだけじゃない!│定型うつの症状でもある

もちろん身体症状はあるんですけど、体よりも精神症状の方に意識が向くようになってきました。

こういう感覚は初めてです。

先生

そうですね。

特に対人交流の問題です。

一言でいうと、”適切な自己主張”が出来るようになったらいいんです。

上司に対して「これ困ってます」とか「これなんとかしたいです」とかを適切に言えないといけないわけです。

怖がってると言えないんで。

逆に攻撃的になってしまうとそれはそれで問題なわけです。

そうではなく、適切に自己主張ができる状態…これが一番良好な関係なので、そこにつまずくとどうしていいか分からず混乱してしまうわけです。

こちらの提案としては、適切な自己主張ができるテクニックを学びはったらいいと思います。

青年A

今までは体の症状がメインで、精神症状はその裏に隠れていましたが、体の症状が和らいでくると、隠れていた精神症状が前面に出てきた気がします。

先生

それはええことです。

感情に気づけてるって事は成長できてるって事です。

体の症状が出てる時は感情に気づけないので。

クルマを運転してたらガタガタと音が鳴ってきたとします。

エンジンおかしいなと思うけど、そういう事を考えたくないからラジオの音を上げるような感じです。

今の青年Aさんはエンジンが悪いと分かっていて進歩してるわけです。

体の症状は自然と落ち着いてくるんです。

さらによくしようと思ったら、今の段階やと対人関係を学びはったらいいと思います。

アサーションというテクニックで1回か2回で学べます。

青年A

それ一度受講したいと思います!

ありがとうございました。

おわりに

お読みいただき、ありがとうございました。

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