仕事探しで人材紹介を使う4つのメリット:元転職エージェントがすべて教えます
2017/08/26
目次
人材紹介
こんにちは、元人材紹介エージェントの青年Aです。
本日は「転職で人材紹介を使うメリット」をお伝えしていきます。
僕は「元」人材エージェントですので、損得無しでご紹介できますので晴れ晴れとした気分です(笑)
・転職したいけど、どうやって転職すればいいの?
・人材紹介って何?派遣と違うの?
・人材紹介を使うメリットは何?
といった疑問を解決できれば幸いです。
よろしくお願い致します。
人材紹介とは?
人材紹介の仕組みは「元エージェントが語る人材紹介とは?:人材紹介の苦労とおすすめ紹介会社を大公開!」で詳しく解説していますので、またお読みいただければと存じます。
仕組みのポイントは、
・人材紹介会社は求人企業からお金を貰っている
・そのため求職者は無料で人材サービスを受けられる
・人材紹介会社は正社員のマッチングを目的としているので派遣とは異なる
といったところでしょうか?
図にすると、こんな感じです。
派遣では派遣元(派遣会社)と派遣社員が雇用契約をします。
対して人材紹介は求人企業と求職者が雇用契約を結びます。
つまり人材紹介会社と求職者が雇用契約を結ぶわけではないのです。
通常の新入社員や転職と同じく、求人企業と雇用契約を結ぶものということです。
転職したい人が人材紹介会社を使うメリット
1.仕事を探す手間が省ける(仕事を紹介してもらえる)
仕事をしながらの転職活動は大変です。
平日は朝から晩まで仕事。
帰宅すると疲れでいっぱい。
休日に求人票を見ようと思っても家族サービスが…といった方が少なくありません。
しかも転職のプロでない限り、自分に向いた仕事を探すのは難しいでしょう。
・仕事を探す時間がない
・どんな仕事が向いてるか分からない
・むしろ自分に合った仕事を教えてほしい…
そういった思いを叶えてくれるのが人材サービスです。
人材紹介会社に登録すると、転職のプロから”こんな仕事が向いてますよ”と求人票をメールで見せてくれたりします。
日本には420万社も会社があるので、知らない仕事に出合えるチャンスが広がると言っても過言ではありません。
2.プロのカウンセリングが無料で受けられる(自分の適性を教えてくれる)
自分には何が向いているのでしょうか?
意外と自分自身では気づかないものです。
「○○君は他の人が困ってることによく気づくね」とか「△△さんはすっごく聞き上手だね」みたいに、他人から言われて初めて自分の強みや適性に気づくという事が少なくありません。
転職も同じです。
おまけにカウンセリングをしてくれるのは、この道のプロです。
事前にあなたが提示する職務経歴書や仕事内容、会話からあなたの適性や強みを最大限に引き出してくれるのです。
そのカウンセリングによって新たな自分に出合い、仕事探しの幅が広がるでしょう。
もちろん無料です。
3.職務経歴書の書き方を教えてくれる
新卒だとそもそも職務がないので企業に提出する書類はシンプルです。
しかし転職となると職務経歴書が必要となります。
職務経歴書を作成するには職務の「棚卸し」が必要になります。
・自分はどんな仕事を何年してきたのか?
・どのタイミングで転勤、異動になったのか?
・どんな成果を上げたのか?
を細かく整理して書き上げなければなりません。
この資料が企業にアピールする材料となるためです。
この職務経歴書をきちんと書いてあなた自身をアピールしないと「1次審査の書類選考」に通らないのです。
それは面接どころの話ではありませんね。
ではどうやって職務経歴書を書けば良いのでしょうか?
・そもそも書き方が分からない
・文字を書くのが苦手…
そんな方は多いです。
そんな問題をキャリアアドバイザーは解決してくれます。
キャリアアドバイザーが職務経歴書の書き方やポイントを丁寧に教えてくれるからです。
以前勤めていた会社では、個別ブースで丁寧に求職者の求人票を添削していました。
プロに教えてもらう事で、人材紹介会社で教えてもらっていない人の職歴書に差をつける事ができるでしょう。
4.面接対策をしてくれる
こちらもありがたいサービスです。
面接シミュレーションや面接のコツ、アドバイスを教えてくれます。
面接なんて普段しないので、緊張して何を話していいか分からないという人が少なくありません。
実際、僕が人材紹介会社に勤めていた時も「面接官を見ると頭が真っ白になって、自分でも何言ってるか分からない内容を話してしまうんです。その結果不採用が続いています」といった悩みを何度お聞きしたことか。
面接で悩んでいる求職者の方は本当に多いのです。
そこで人材紹介会社では面接対策を実施しています。
来社していただいての面接対策や(お忙しい場合は)電話での面接対策も実施しています。
(人材会社によってスタイルは異なります。僕の前職では両方していました)
面接対策を重ねる事で、企業の特徴や担当人事の性格、ご自身の志望理由や強みが整理され、より良い状態で面接に臨むことができるのです。
面接対策をしていない人との差は歴然です。
ちなみに本番の面接に同席する事もあります。
企業と求職者の同意が得られれば、人材エージェントが面接に同席することも可能だったりします。
(僕は面接の雰囲気を確かめるためにもよく同席しました^^)
もちろんこのサービスも無料です。
5.推薦状を書いてもらえる
通常、転職活動で求人企業に送る資料は「履歴書」と「職務経歴書」の2枚が一般的です。
しかし人材紹介会社から求人企業に送る資料は、それらに加えて「推薦状」も送ります。
人材会社から求人企業に一押ししてもらえるわけです。
最終面接後、2名のどちらを採用するか迷った社長が、推薦状のある方を採用したという事例も聞いています。
おすすめの人材紹介会社
おすすめ人材紹介会社はこちらにまとめていますので、良ければご覧くださいませ。
(元エージェントが語る人材紹介とは?:人材紹介の苦労とおすすめ紹介会社を大公開!)
今回の記事では上記から重要な部分を抜粋してご紹介します。
1.マイナビエージェント
首都圏の~と書いていますが、全国規模で展開されています。
マイナビさんの評価は高く、まずはおすすめしたいエージェントです。
案件もめっちゃ多いので、まず見つからないことはないでしょう。
2.株式会社ギークリー
今アツい業界といえば「IT,WEB,ソシャゲ」でしょう。
どこも人手不足です。
もっとスキルを高めたい!とか働きやすい職場に転職したい!といった方にはギークリーをおすすめします。
特化しているだけあって、案件&ノウハウが豊富で業界人なら満足できると思います。
3.株式会社MS-Japan
プレミアムな転職をサポート|管理部門特化型エージェントNo.1【MS-Japan】
管理部門に特化した人材紹介会社で非常に満足度と実績が高いエージェントです。
僕がいた頃、ここの会社と闘ってよく負けました(笑)
管理部門とは、経理・人事・法務、弁護士・公認会計士・税理士といったバックオフィス全般のことです。
こういった部門の方、こういった部門に転職したい方におすすめしたいエージェントです。
4.株式会社リクルートメディカルキャリア
☆薬剤師限定☆80%以上の方が希望条件で転職!あなたのご希望は?
薬剤師限定の人材エージェントです。
そして、超大手のリクルートが運営している抜群の安定感!
薬剤師さんならここ一択でしょう。
バナー画像か文字をクリックすると、紹介会社のサイトにつながります。
まずは気軽にサイトをチェックしてみることをおすすめします。
まずは登録してみよう
まずは登録だけすることを強くおすすめします。
登録するだけで(現段階での)おすすめ求人を見せてくれるからです。
「ほうほう、こんな仕事があるんだな~」とか「うわっ!今と同じ仕事でこっちのが年収高いやん!」といった発見が少なくありません。
僕も転職するとき登録しましたし、そのように感じました(笑)
人材エージェントが選んで送ってくださったものを見るだけでも企業&職種理解につながります。
自分で探す時間がなかったり探すのが億劫な人でも、送られてくるなら電車の中でチェックできたりしますので^^
また、登録してカウンセリングや面接対策を受けるのも良いでしょう。
あまり大きな声では言えませんが、カウンセリングや面接対策を受けるだけでも良いじゃないですか(笑)
僕が今でも人材会社に勤めているならそんな事は言えません。
「ぜひ(うちの)人材会社から転職してください」と言うでしょう。
しかし、退職しているので大丈夫です。
求職者にぴったりの求人がどこに転がっているかは分かりません。
他の人材紹介会社がその求人を持っているかもしれませんし、人材紹介ではなく求人サイトに載ってるかもしれません。
僕の立場からすると、求職者の転職成功が一番の望みです。
ですので人材紹介会社を上手に使っていきましょう。
上記「転職したい人が人材紹介会社を使うメリット」で述べた通り、職務経歴書の指導や面接対策など、本当に良質なサービスが無料で受けられるのです。
一度登録してサービスを受けてみることをオススメ致します。
おわりに~自分に紹介してもらえる仕事なんてないと思っていませんか?~
2017年4月の有効求人倍率は1.48で求職者1人に対して1.48個の仕事がある状況です。
いわゆる「売り手」市場で求職者が有利な状況です。
企業が人材を求めています。
しかし求職者が足りない状況です。
・私はたいした能力はない
・年齢も年齢だし…
そんな風に思っていませんか?
大丈夫です。
そう思っている方がほとんどなのです。
実際50歳の方が転職成功した事例を何度も見ましたし、能力がないけどワークライフバランスを保ちたいという女性の方が、営業アシスタントとしてご入社してくださるケースを経験しました。
今ほど売り手市場ではなかった頃の話です。
何事も一歩踏み出さないと始まりません。
そして、その一歩が最もエネルギーが必要で大変な事も僕は知っています。
ですので「登録」からまずは始めてみませんか?
皆さまの転職活動が成功することを願って、本日も終了とさせていただきます。
ありがとうございました。
青年A